改1:各試合の切り抜き動画を追加、準決勝の立ち回りについて若干追記しました(追記部分は青字、2021/12/22)
12/19開催の第53回葉桜杯にて優勝することが出来たので、記念として大会における試合前の選出や試合中の行動の意図を振り返って記載していきたいと思います。
運良く全試合配信卓だったので、試合内容は全部動画に残してもらっています。
下の埋め込み動画が生放送のアーカイブです。
各試合の切り抜き動画もそれぞれの対戦についての記載の前に載せています。
使用構築の並びはこんな感じでした。
日食ネクロズマ軸のサイクルパです。
①準々決勝 vsりたまりさん
⭐︎相手の構築
⭐︎切り抜き動画
○1戦目 負け
相手の選出?
自分の選出
の甘えるステルスロックの展開からを通す想定で上記の選出となりました。はが止まる対策です。
に対してを後出しされ、甘えるを入れて流した後ステルスロックを撒くまでは想定通りの動きでしたが、は後出しで大丈夫と思って悠長に蝶の舞を積ませていたら、まさかの甘えるで逆に起点にされてしまい、でTODをワンチャン狙うもC+6ダイソウゲンで押し切られて初戦負けてしまいました。媒体が高火力のリーフストームだったのもきつかったです。
○2戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
先ほどのTODは考える時間を稼ぐという意味合いもあって、必死にの対処法を考えていました。
が必須という結論に至りましたが、入りにをかわしつつを通すルートが思いつきませんでした。を通すのもに止められるので厳しいです。
の存在により、先に展開することが厳しいため、を非ダイマックスで動かしつつとが対面した場合に引き先を作る選出が求められていました。
そこでたどり着いた結論が上記の選出です。で負担をかけつつ、の電気技をで、竜技をですかし、ミストフィールド下のの地面技でを処理しようという選出です。(等の明確な受けがいないことによる苦肉の策です)
しかしがいないことによりフリーズドライの一貫がやばいことになっていました。(選出後に気づく)
こうして試合を開始しましたが、機材トラブルにより運営から対戦ストップの連絡があり、30分程度の待ち時間が発生しました。この待ち時間は自分の考えを整理する上で非常に有り難い時間となりました。
再開後の対戦自体はまさかのもも来ない予想外の選出で、が相手のムーンフォースでCダウンを引かず、こちらは相手のCを下げる活躍を見せて勝つことが出来ました。は後出しのタイミングでムーンフォースのCダウンを引いて運良く突破出来ましたが、この選出のままでは危険と感じていました。
○3戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
2戦目の選出だとフリーズドライの一貫がきつかったこと、でもギリギリの一貫を切れること、対面を作ると2戦目のように一貫するムーンフォースで裏に負担がかかってしまい、相手目線では出しにくいと考えたことから→に変更しました。
2戦目のダイフェアリーのダメージから、がかなりD振りの配分と判断し、いざとなったらで押し切れると考えたということもあります。
結果的にはこの選出で正解で、初手のをで削って龍の舞を通して勝ち、準々決勝を突破出来ました。
キョダイセンリツを打たれた場合にはサイコファングでベールを壊しを通すつもりでした。
特に2,3戦目は対戦としては比較的少ないターンで終わる内容で、対戦中の択も少なめでしたが、選出を少しでも間違うと詰んでしまう非常に怖い対戦でした。選出段階で勝負が決まっていたと言っても過言ではないと思います。
②準決勝 vsおろしぽんずさん
⭐︎相手の構築
⭐︎切り抜き動画
○1戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
水技半減のとの組み合わせでを牽制しつつ、この2体に一貫する対策としてを選出しました。
初手はメガネ潮吹き以外で裏目を引かない引きを選択すると相手も安定の引きで有利対面をつくることが出来ました。
が電磁波を受けてしまうものの、ステルスロックを撒き、相手のを甘えるで流すところまでは想定通りでした。
が出てきてメガネ潮吹きはまずいと思っていたらまさかの絶対零度、正直構築単位で切ってました。裏の2匹がに完全に受け切られてしまうので、ひたすら当たらないことをお祈りしていました。
その後途中でのダイマックス透かしを挟み、最終的には絶対零度を避け続けて勝つことが出来ました。
命中率20%とはいえ、流石に試行回数を与え過ぎたので運勝ちと言えると思います。
に絶対零度が当たった場合にはのA+2ダイアースで地球投げとステルスロックのダメージが入ったHBを乱数で落とせるので、それを狙いに行くつもりでした。
でのダイマックスを含めたTODについては、麻痺痺れ等の不確定要素があったので、狙いに行くのを躊躇してしまいました。
○2戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
1戦目を踏まえて、甘えるを突破するためにと、が暴れた後の詰め筋となるはほぼ確実に選出されると考えていました。
残り1体はにするとが重くなるため予想で、半ばを切り気味の選出をしましたが、それがはまりました。
のリフレクターからのの龍の舞を想定通り展開し、3タテを決めることが出来ました。
万が一を選出された場合には、との組み合わせで相手のダイマックスをかわし、後発のダイマックスで切り返していくつもりでした。
3戦目となるとの選出が十分予想されるため、1戦目と同じ選出をして絶対零度かわしお祈りしかないと考えていたので、2戦で決めることが出来て助かりました。
③決勝 vsばっどさん
⭐︎相手の構築
⭐︎切り抜き動画
○1戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
1戦目はの型を割り出せれば十分と考えたため、物理特殊のどちらのダイマックス技も耐える耐久力を持ち、型判別が出来るを初手に置きました。
技としては、挑発持ちの場合には不発に終わりますが、上記の通り最低でも型の判別が出来れば良かったので、決まった時に一番アドバンテージの取れるステルスロックを選択しました。
初手のダイアークのダメージで挑発のない物理型というのが分かり、この時点で2戦目にを出す算段がつきました。
本当はリフレクターを残した状態でを出したかったですが、上手く択を合わされて挑発にを出されてしまったので、体力管理のためにやむなく悪巧みを積まない状態でダイマックスを切らされました。
珠ダメージと毒ダメージのスリップでゴリゴリ削れていたので、最後にに引かれていたらトーチカと合わせて削り切られていましたが、そこは相手目線では確信が持てないことなので、択に見えていたと思います。
○2戦目 勝ち
相手の選出
自分の選出
1戦目での型が判明しているので、リフレクターが安定行動となるを初手に置き、タイミングを見てを後出しし、ステルスロックを撒いての全抜き準備を整えていきました。
に対してはミストフィールド下でを後出しすることで熱湯火傷に怯えなくてすみました。
黒い霧を見た時点で1戦目のトーチカと合わせて熱湯がないことが分かったので、しばらくは龍の舞安定でした。(折を見てに引いて挑発を入れに行くつもりでした)
龍の舞に合わせてが出てきましたが、物理型であればダイスチルでダイマックスの打ち合いにも勝つことが出来るため、安心してを通し切り、勝利しました。
1戦目での型が分かった時点で相当有利に試合を進めることが出来ました。
ただ、対戦の時には分かりませんでしたが、アーカイブを確認したところばっどさんのにはスピードスワップが入っていたため、に入れられてしまうと龍の舞を積んだがのイカサマに縛られるといった展開もあり得たかもしれません。
☆おわりに
まさか本戦初出場で優勝出来ると思ってなかったので、率直な感想としてはびっくりしています。本戦に出場が決まってから、3本勝負のイメージトレーニングをずっとしていたので、上手くはまってくれて良かったです。相手の選出に合わせて柔軟に選出を変えられるサイクルパを持っていったのは大正解でした。
今回使用した構築ですが、ランクマッチ上位を目指すにはまだまだ改善点が多いです。
今回は型バレが有効に働く3本勝負のため誤魔化しが効きましたが、基本的に1本勝負のランクマッチでは特にの対策を厚くしていかないと苦しいと考えています。
S25もまだ一週間ちょっとあるので、少しでも良い結果が残せるよう引き続き精進していきます。
最後となりましたが、予選、本選通じて対戦してくれた方、運営の皆様方、本当にありがとうございました!