(構築メモ)【SVS19最終30位レート2110】ノマテラルギア軸

今回はランクマッチSVS19での使用構築のメモとなります。何か質問等あればツイッターアカウント(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

○使用構築

○構築経緯、推しポイント

○最終結果と反省

 

【使用構築】

並びはこちらとなります。

○各ポケモン実数値、努力値

ルギア@食べ残し ノーマルテラス

エアロブラスト/サイコノイズ/瞑想/自己再生

210(228)-x-184(140)-125(116)-175(4)-133(20)

・特化水テラス水流連打の乱数が変わるB184、残飯回復込み乱数2発(0.3%)

・余りC/C+1エアロブラストでH252D4オーガポンを乱数1発(81.2%)、D4振り黒バドレックスを確定2発/エアロブラストで無振りウーラオスを確定1発

・準速カイリュー抜き

・黒バド意識+耐性優秀なノーマルテラス

HBSを最低ライン確保してCに可能な範囲まで回しました、ここまで振ると無振りウーラオスを確定で倒せる等々色々な恩恵があります、正直BもSもなんならDももっと欲しいから正解は分かりません

カイリュー@弱点保険 ノーマルテラス

神速/地震/アンコール/羽休め

197(244)-204(252)-116(4)-x-121(4)-101(4)

・A特化

・H奇数最大値、残りBDS振り分け

・神速の威力を高めるノーマルテラス

持ち物以外は普通のカイリュー、意識されてない時の弱保は強い

連撃ウーラオス@パンチグローブ 毒テラス

水流連打/ドレインパンチ/挑発/ビルドアップ

207(252)-176(76)-143(180)-x-80-117

・A11n

・陽気ウーラオスインファイト確定2耐え

・臆病テツノツツミのフリーズドライ確定耐え

・フェアリー格闘両半減+毒無効の毒テラス

ルギアが苦手な物理高火力アタッカーに対抗するためのB振り+ビルドアップ持ち

ハバタクカミ@気合いのタスキ ステラテラス

ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/マジカルフレイム

131(4)-54-75-187(252)-155-205(252)

・CSぶっぱ/古代活性でSブーストかかる臆病

・火力増強のステラテラス

コライドンを雑に削る最速タスキカミ、コライが最速スカーフだと同速運ゲになるが、スカーフコライはルギアを突破出来ない

テツノカイナ@突撃チョッキ 炎テラス

ドレインパンチ/サンダーダイブ/冷凍パンチ/ボルトチェンジ

261(252)-160-129(4)-70-132(252)-54

・HD特化、余りB/臆病黒バドレックスのメガネアストラルビット乱数2発(1.9%)

・S個体値12+下降補正→キョジオーンの下からボルチェンが打てる

・フェアリー半減+竈門の面オーガポン対策の炎テラス

完全D特化チョッキだがこれでもミライドンは怪しいので受け切るのではなくあくまでルギアのお膳立てのために削るの優先

メタモン@拘りスカーフ フェアリーテラス

変身

155(252)-47-68-68-69(4)-110(252)

・H振り切り(必須)

・S最速→特性発動順で霊獣ランドロスカイオーガのスカーフ判別が出来る(そんな場面なかった)

・余りD/DL調整(いらん)

・A0個体(無駄、ボックスにいたフェアリーテラスがA0だった)

・耐性優秀+変身時にフェアリーテラバを打てるフェアリーテラス

 

【構築経緯、推しポイント】

構築コンセプト:禁伝の全試合選出を目指す

 

①禁伝環境で禁伝を選出出来ないことは選出パワーを落とす愚行と考えたので、絶対選出出来る禁伝とは何かを考えた時に、マルチスケイル込みの高耐久による安定感、高速再生技とサイコノイズによる受け崩し、毒菱無効の飛行タイプ、の要素を兼ね備えたルギアが相手の構築によらず禁伝の選出率を一番高められる、全対応に一番近いポケモンと考え軸としました。(他候補はムゲンダイナとテラパゴスでしたがムゲンダイナは崩しが毒依存になりがちで不意の毒テラスに弱いところ、テラパゴスはテラス依存度が高すぎるところがマイナス点)

全試合選出というコンセプトを考えた時に、黒バドを見たら出せませんだとお話にならないので、臆さず出していけるようにノーマルテラスとしました。

 

②ルギアが特にキツい一般ポケモンとしては、連撃ウーラオスと竈門の面オーガポンの連続技と特性でマルチスケイルを貫通してくるアタッカーコンビと、ディンルー等のルギアを流す手段を持つ耐久ポケモンだったので、そいつらに強いポケモンとしてアンコ持ち弱点保険カイリューを採用しました。(ラオスポンはカイリューにメインウェポンが両半減されるため弱点を付かないとカイリューを削り切れない)

こちらも最強特性のマルスケで腐りにくく、羽休めで体力管理しながらアンコールでディンルー等の耐久ポケモンの動きを制限しつつ立ち回れます。またルギアカイリューの並びは飛行タイプが被っているので、どちらをノーマルテラスさせても地面の一貫がどちらかでは切れるので展開に合わせて柔軟にテラスを切って行けます。

 

③ルギアをノーマルテラスとした影響で、毒テラスであれば本来有利なドヒドイデグライオン等々の毒撒き散らし勢をルギアで見ることが出来なくなっていたので、そいつらには物理アタッカーを毒テラスさせてルギアとサイクルして対抗する方針としました。当然物理アタッカーがグライオンにみがまもでハメられましたではお話にならないので、身代わり貫通の連続技水流連打持ちであり、ルギアが苦手な物理高火力アタッカーにも対応出来るB振りのビルドアップ持ち連撃ウーラオスとしました。

ルギアカイリューが苦手(というか無理)な白バドに強い点も評価ポイントです。

 

④ここまでではミライドンにメガネイナドラ連打されてるだけで崩壊しかねないので、次にその対策枠として地面枠を考えて行きましたが、ディンルーやテツノワダチのような地面タイプでは一緒に組まれているウーラオスとパオジアンにルギアと揃って弱く、選出がまとまらないケースが多かったので、ラオスパオに弱くないミライドンの対策枠としてチョッキテツノカイナを選択しました。

地面タイプでないため電気の一貫は切れませんが、Aブーストの火力でミライドンと裏から出てくるポケモンを削ってルギアを通す方針としました。

 

⑤ここまででコライドンには明確に不利を取るので、最後にここへの対策を考えていきました。当初はヘイラッシャやラウドボーンといった受け駒による対策で考えていきましたが、これらのポケモンがコライドンピンポ気味でありながらスケショ連打で普通に押されたり、特殊アタッカーを合わせられたりしてまともな対策にならないことに頭を悩ませていました。

ここは最後までまとまらなかったので最終的にはタスキハバタクカミ+スカーフメタモンによる対面的な処理を選択しました。ここが今期の最大の敗因です。対戦ありがとうごさいました。また来期。

ハバタクカミはタスキによる行動保証+S135のスピードでコライドン以外にも初手要員としてもスイーパーとしても運用出来、メタモンはルギアの技が通らないザシアンやルギアの超耐久を突破してくる他の積み禁伝にも汎用的に強いので、それぞれ個々としては強く、コライドンの増加に目をつぶって全体を通してみるならそこまで間違った選択ではなかったです。ただ、環境が...

 

⭐︎ノーマルテラスルギア

最初は毒テラスでしたが、ミライドンやらパオジアンやらでテラス強制した後で地面高打点をぶつけてくる、黒バドレックスのサイコショックで縛る、等の毒テラス前提の処理ルートを取る人が増えて来たのでノーマルテラスに変更。

毒テラス前提の人が多い=ルギアを毒で突破しようと考える人が少ない、なので選出画面でルギアの処理ルートに毒を絡めて考える人が少なく、意外と困らなかったです。

ノーマルテラスルギア+メタモンで黒バド構築には高い勝率をキープ出来ました。副産物としてルナアーラにも強くなります。

 

⭐︎挑発ビルドラオス

流行気味だった渦電磁波カイリューを完封し、裏の物理アタッカーを相手取れる挑発ビルド型。剣の舞型と違ってB上昇により神速地震アンコカイリューにも強く出られるところが良い。

身代わりだとアンコールで対策されてしまうので挑発を選択。身代わりなら裏から出てくる特殊アタッカーにも勝てるようになるので一長一短ではあります。

 

⭐︎フェアリーテラスメタモン

メタモンのテラスはアスビ無効のノーマルテラスかザシアン意識の鋼テラスが多く、それ読みでコライドンからは格闘技が飛んで来たりすることが多かったので格闘半減+耐性優秀で裏目になりにくいフェアリーテラスを選択。

ただ一番活きるのはテラバを採用してメタモン対策をしようとしている相手に一貫性の高いフェアリーテラバを打ち込めることだったりします。アスビテラバ2W黒バド+ディンルーの並びを何度も破壊しました。

 

⭐︎連撃ウーラオスは構築全体で対策

ルギア軸にとって連撃ウーラオスに隙を見せる=敗北を意味するので対策したいですが、明確な受けポケモンを採用するとルギアと合わせて受け寄り2枚のパワーが低い選出になるのが気になった+ウーラオスが見えただけでそのポケモンを選出しなくてはならないのが弱いと感じたので、6体全員非テラスで連撃ウーラオスに何かしらの仕事が出来るポケモンを選択しました。(テラスは極力ルギアに残したいのでテラス前提は好ましくない)

 

【最終結果と反省】  

S19は最終順位30位、最終レート2110でした。

最終日対戦動画→抜粋したのを後日ちょっとだけ上げます

 

コライドンが重すぎました、お話になりません。

コライドンを寝かしたところでルギアがコライドンを起きる前に倒せないので欠伸系統での対策が出来ず、付け焼き刃で苦し紛れの対面処理を試みて失敗しました。特にカミに強いチョッキ型の流行がキツかった。ルギアのノーマルテラスもコイツにだけは裏目。他禁伝の流行は読み切って五分以上で戦えてただけに悔やまれる結果となりました、環境を読み切るのは難しい。

 

それはそれとして、ルギア自体が常に上振れを押し付けられる性能をしているので通常の構築に対しても確率が絡みやすく、上位争いは出来ても最上位争いは出来ないんじゃないかなとはシーズン通して使って感じるところではありました。(上振れたら1桁後半はワンチャンあるかなーくらい)

勝ち筋は分かりやすいし、一番イベルネクロとやってることが近くて楽しかったので1シーズンは続けましたが自分ではもう使わないと思います。このメモを見て活かしてくれる人がいると嬉しいです。