(構築メモ)【SVS14最終42位レート2138】灼熱サムホムラ積みサイクルリレー

今回はランクマッチSVS14での使用構築のメモとなります。何か質問等あればツイッターアカウント(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

○使用構築

○構築経緯、推しポイント

○最終結果と反省

 

【使用構築】

並びはこちらとなります。

○各ポケモン実数値、努力値

ウガツホムラ@厚底ブーツ フェアリーテラス

211(244)-135-188(236)-x-113-115(28)

カイリューの特化スケイルショットの乱数が変わるところまでB振り

※物理受けの役割遂行のためほぼHB特化

○ハバタクカミの臆病ムーンフォース乱数2発(1.1%)

○最速アカツキガチグマ抜き/S+1で準速トドロクツキ抜き/S+2でスカーフ準速100族抜き

○龍技無効、悪技半減のフェアリーテラス

ハッサム@オボンのみ 電気テラス

177(252)-150-121(4)-x-145(252)-85

○ハバタクカミの特化メガネシャドーボールオボン回復込み乱数2発(6.6%)

カイリューの特化地震オボン回復込み乱数3発(3.7%)

○電磁波無効かつ電気半減でタケルライコに耐性をつける電気テラス

キラフロル@気合いのタスキ 草テラス

159(4)-54-110-200(252)-101-138(252)

○C特化/H4振りイーユイをパワージェムで確定1発

○少しでも多くのウーラオス、サーフゴーの上から動けるように準速

○水流連打、地面技半減の草テラス

オーガポン@井戸の面 水テラス

165(76)-160(156)-105(4)-x-119(20)-178(252)

○テラス時アカツキガチグマの特化ノーマルテラスブラッドムーン+真空波を98%で耐え

○ミラー意識の最速

○残りA振り切り

ガチグマ(アカツキ)@アッキのみ 毒テラス

217(228)-68-165(76)-156(4)-90(36)-93(164)

○B11n/カイリューの特化地震テラス時A+1状態で乱数3発(8.1%)

○ハバタクカミの特化メガネムーンフォース確定耐え

○C+1ハイパーボイスでH197D121カイリューを確定2発

○S4振りチオンジェン+2

○フェアリー格闘両半減の毒テラス

トドロクツキ@ブーストエナジー 飛行テラス

193(100)-176(4)-123(252)-x-122(4)-158(148)

カイリューの陽気A+1スケイルショットをテラス時ほぼ確定で耐え(急所率込みの瀕死率11.9%)

※ホムラを選出出来ない時にカイリューのストッパーになれるよう可能な限りBを伸ばした

○A+1古代活性発動後飛行テラスアクロバットでB4振りウーラオスを等倍で確定1発

○最速霊獣ランドロス抜き

○地面無効で挑発と合わせてカバルドンに一方的に有利を取れる飛行テラス

 

【構築経緯、推しポイント】

構築コンセプト:毒菱始動のウガツホムラ軸積みサイクルリレー

 

キラフロルスタートの毒菱の対処がハバタクカミ、サーフゴー(S136)、ブリジュラス(S137)等々の特殊アタッカーで殴り毒化粧を発動させない、の人が多かったので、S138の準速フロルでそれらのポケモンを削り、毒化粧の特性に頼らず手動で毒菱を巻いて裏のサムホムラのサイクルに繋ぐ動きが強いと考え、毒菱キラフロル+HBウガツホムラ+HDハッサムを軸としました。

キラフロルは初手出し性能を上げるためタスキを持たせ、イーユイをパワージェムで落とすためのC特化、サフゴジュラスを抜かすための準速としました。

ウガツホムラはほぼHB特化とし、ステロ2倍の地に足ついてるポケモンなのでブーツを持たせました。他の持ち物を持たせたいところですがブーツ以外だと立ち回り、選出に制限が入りすぎるので我慢しました。特に今回の構築はキラフロルを初手に置きたいので毒菱回収が難しく、ほぼ必須レベルの持ち物でした。

ハッサムはハバタクカミ、アカツキガチグマ受けを成立させつつ、ウガツホムラから繋いだ際に積みリレーの形を取れるよう剣の舞を使えるHD特化+オボン型としました。

 

上記の基本選出で特に対処が難しい並びとしては、ドヒドディンルー、受けループ、チオンジェン入り辺りの並びだったので、ここら辺を崩していくポケモンとしてHSベースの挑発毒テラスガチグマを採用しました。

ウガツホムラのワイブレで起点作ってからアッキ発動→瞑想で詰ませの動きも出来るので通常の構築にも出していけます。不意にくるライドバトンやゴーリのようなポケモン対戦を放棄してくるポケモン達にも心眼挑発+ハイボが強いのでメンタル崩壊の恐れもなく安心です。

 

ここまでで、カバルドン絡み(特にカバラティの並び)、イダイトウ入り、裏から来るイーユイやサーフゴー辺りに苦戦させられていたので、ウガツホムラから繋ぐ積みリレーの形も取れるエースとしてブーストトドロクツキを採用しました。

回復技による粘りはウガツホムラの役割なので、役割を分散させるために羽休めは抜いて挑発+龍舞の型としました。

 

最後の枠に求める役割としては、鉢巻パオ眼鏡カミ+対面操作、キョジオーン入りへの対策枠でした。

この枠は最後まで悩んでいて、身代わり鉄壁ブリジュラス、マント渦潮アシレーヌ等々を試していましたが、最終的にはウーラオスやハバタクカミ、ランドロスといったメジャー処にも抗える汎用性を重視して身代わり井戸の面オーガポンを採用しました。

 

⭐︎毒菱キラフロル+ワイブレウガツホムラ

ワイブレホムラの物理に対する詰ませ性能は非常に高いですが、単体では相手に与える負荷が低く、ビルド連撃ウーラオスを削り切れずに勝てなかったりするので、定数ダメージとしての毒菱の補助は必須レベルでした。毒菱要員としてのキラフロルの採用理由は上記の通りですが、特殊アタッカーを初手に呼び削ることでホムラでの詰ませを成立させやすくする効果もあります。

⭐︎慎重電気テラスハッサム

チョッキハッサムでは月の光持ちのガチグマを突破できないので、剣の舞を持たせつつ特殊受けの役割を持たせる慎重HDオボン型。実はHAチョッキハッサムと同等レベルの特殊耐久を持つので、相手が勝手にチョッキハッサムと判断して剣の舞を切ってくれることもあり、そこで勝ちを拾えることも多かったです。

テラスの電気は基本選出で電磁波の一貫を切れていないのでそれを切る意味合いのほかに、電気耐性をつけることでタケルライコに抗う目的もあります。

⭐︎HSアッキガチグマ

受けループに圧倒的な強さを誇る挑発ガチグマ。毒菱+アッキで普通の構築に出していっても腐らないのがこの構築と噛み合っていました。ハピナスの素早さライン上昇を肌で感じてはいましたが、このガチグマのターゲットはそのはるか上のチオンジェンだったので終盤の不毛な素早さライン競争をぶち抜いて全受けループを破壊しました。

 

【最終結果と反省】  

S14は最終順位42位、最終レート2138、最終体温37.3℃でした。

最終日付近対戦動画→【SVS14最終42位】灼熱サムホムラ積みサイクルリレー 最終日付近対戦動画(※無音) (youtube.com)

今期は1/27に39℃の発熱があり、そこから3日間ほぼ寝込んでいたので構築の最終調整の時間がなく、完全な準備不足の状態で最終日に突入したのが本当につらかったです。そんな状況でも2桁前半を意地で奪い取ったのは我ながら頑張ったと自分をほめてあげたい。

 

ウガツホムラは本当に好みの性能をしていますが、SV環境では強くはないというのが率直な感想です。真っすぐ殴ってくる構築群には無類の強さを発揮しますが、アンコールをはじめとする行動制限をかけてくるポケモンが多すぎて動きづらい。特にアンコカイリュー+拘りサーフゴーの何の変哲もない組み合わせに毎回択になるのは本当にひどい。この2体バグで毒菱も通らないし。カイリューサーフゴーが消えない限り、SVでは自分のしたいポケモンは一生できないんだろうなあと痛感する1か月でした。

 

来月はみんなのレンタルを触りつつ、体調不良で今期不完全燃焼で終わってしまったのでもうしばらくウガツホムラの可能性は模索していこうと考えています。