【S34 最終3位レート2067/最終4位レート2065】雨天決行ネクロゼクロムサイクル

今回はランクマッチS34で使用し最終3,4位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,日食ネクロズマ@万能傘

 2,イベルタル@気合のタスキ

 3,ゼクロム@突撃チョッキ

 4,カイオーガ@ソクノのみ

 5,ザシアン@朽ちた剣

 6,グラードン@ラムのみ

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます)  

 

○各ポケモン実数値(努力値

f:id:csunny:20220220055343j:plain日食ネクロズマ

198(204)-177-188(188)-x-129-112(116) 

イベルタル

233(252)-135-116(4)-151-118-166(252) 

ゼクロム

207(252)-194(52)-143(20)-x-134(108)-120(76) 

カイオーガ

206(244)-x-142(252)-170-176-112(12) 

ザシアン

197(236)-210(4)-138(20)-x-152(132)-183(116) 

グラードン

181(44)-216(212)-160-108-110-142(252)

 

【構築コンセプト】

初手安定するorからのサイクルを回す

 

【構築経緯】 

①軸:対ザシオーガ性能優秀な万能傘ネクロズマ

S34の全解禁ルールでは採用に踏み込めるポケモンが限られているため、使用ポケモンに差は付けられず、いかに未開拓の自分に合った戦法を構築に組み込めるかの勝負になると考え、自身の過去の構築を参考に軸を考えていきました。

まず候補に上がったのが使い慣れた壁展開でしたが、これについては序盤から中盤にかけて壁バドレックス、ムゲンダイナからの展開構築が流行していたので、最後までは戦い切れないと判断しました。メタられた時の壁構築の弱さはよく知っているので。

ここで、開拓の自分に合った戦法=自身の評価と周囲の評価が一番乖離している戦法と考え振り返り、S27,30で使用し2桁順位を獲得したにも関わらず一向に評価が上がらなかった万能傘ネクロズマが当てはまると考えて採用したところ、環境トップのザシオーガ軸に強いことが追い風で非常に使用感が良かったため、このポケモンを軸とすることにしました。

 

②サイクルの相方:非ダイマ性能優秀なチョッキゼクロム

万能傘ネクロズマは一度積み技を積んでしまえばカイオーガに勝てますが、対面で勝てる訳ではないので、サイクルの相方にはカイオーガに明確に強いポケモンを置く必要があります。また、ダイアース無効の特殊アタッカーのイベルタルや、ホウオウ、ルギアのような高耐久ポケモンも苦手とするので、その崩しも担えるゼクロムを採用しました。ダイマックスはこの構築ではネクロズマに使いたいので、非ダイマックス時の性能が最も高い突撃チョッキ型としました。

 

③偵察要員:行動保証持ちのタスキイベル、ソクノオーガ

全解禁ルールでは禁止伝説軍団の高火力技に受け出しが難しく、初手の出し負けがそのまま負けに繋がりやすいので、安定した初手出しの偵察要員を用意することが重要と考え、軸のネクロゼクロムとの相性を考えて選択していきました。

ネクロゼクロムで苦手なポケモンとしては、地面枠(ランドロスカバルドン)、ディアルガ、黒バドレックス、ルナアーラとなるので、これらのポケモンに強い偵察要員として、バークアウト、挑発持ちのイベルタルを採用しました。持ち物は気合のタスキとして半ば強引に行動保証を持たせました。

ただ、このイベルタルではムゲンダイナ、ホウオウにテンポを取られがちで、黒バドレックスとムゲンダイナ、ホウオウが両立しているような構築相手に初手出しが安定しませんでした。

そこで、そのような構築に初手出しが安定するポケモンとして、同じく地面枠に強いB振りの電磁波持ちカイオーガを採用し、イベルタルと同じく行動保証を持たせるためにソクノのみを持たせました。

 

④補完枠1:崩し枠のラムグラードン

ゼクロムがチョッキを持っている関係上、幅広い相手に対する崩しの役割を担えないため、崩し枠を他に用意する必要がありました。ここまでで厳しいナットレイにも強い事が条件になっていたので、最終的には炎技を持てる剣の舞グラードンが当てはまると考えて採用しました。ここまでで欠伸ループを抜ける手段がないので持ち物はラムのみとしました。

 

⑤補完枠2:タイプ受けサイクルを破壊する4Wザシアン

ここまでの5体でイベルタルに明確に有利なポケモンがいないので、最後の一体には自然とザシアンが入って来ました。補完枠としての採用で積極的に出す気は無かったので、ネクロズマが突破することが難しいホウオウ+ナットレイ等のタイプ受けサイクルを崩せる様に技範囲優先の4Wとしました。

 

以上で構築が完成しました。

軸となるサイクルパーツ:f:id:csunny:20210710111017p:plain

初手出し偵察要員:f:id:csunny:20220220060950j:plain

崩し+補完枠:

 

【個体紹介】 

1,日食ネクロズマf:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物:万能傘

技構成:メテオドライブ/地震/龍の舞/月の光

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:198-177-188-x-129-112

努力値:204-0-188-0-0-116

 

⭐︎調整意図

HB:A特化f:id:csunny:20211001133347p:plainA+1インファイト乱2(18.4%)

S:S+1で最速100族抜き

この構築記事の個体を流用しました。長いこと使用している個体なのでダメージ感覚を完全に把握してるところが大きいです。

 

⭐︎持ち物について

雨下でもサイクルを回せるよう万能傘を持たせました。この構築ではこちらもカイオーガを初手にすることが多いため必須級でした。

 

⭐︎技構成について

ザシアン軸に対してサイクルを形成するための回復技として月の光、積み技は相手との素早さ関係を逆転させられる龍の舞、攻撃技はダイスチル媒体となる鋼技のメテオドライブ、ダイアース媒体となる地面技の地震としてダイマックス技で要塞化を図れるようにしました。

 

⭐︎採用理由

ザシアンをある程度受け流しつつ、攻め駒としても運用出来るのはこのポケモンの唯一無二の性能だと考え、採用しています。

対ザシオーガに対するダイスチル、ダイアースでの要塞化はゴツゴツメットや食べ残し等の持ち物を持たせても可能ですが、その場合には壁や電磁波によるサポートが必須となり、展開系の構築に組み込む必要があります。それに対して、万能傘であればネクロズマ-ザシアン対面を作って龍の舞を積むだけで裏のカイオーガに備える事が出来るので、サイクル構築に組み込むことが出来るようになるということが大きな特徴となると考えています。

従来環境で障害となっていたエースバーン、サンダー、テッカグヤ等の一般ポケモンが環境から消えていたため、ネクロズマの通りは非常に良く、ストレスフリーに対戦することが出来ました。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:気合のタスキ

技構成:イカサマ/バークアウト/挑発/羽休め

性格:臆病(A↓S↑)

実数値:233-135-116-151-118-166 

努力値:252-0-4-0-0-252

 

⭐︎調整意図

H:振り切り

B:A特化130ダイロック砂ダメ込み乱1(6.3%)

S:最速

気合いのタスキを持たせてはいますが、チョッキグラードンのダイロックで出落ちしないように耐久に振っています。

 

⭐︎持ち物について

行動保証を持たせるために気合のタスキとしました。

 

⭐︎技構成について

物理アタッカーに打つイカサマ、特殊アタッカーに打つバークアウト、ジガルデ、カバルドンラグラージ等の搦手、欠伸勢に打つ挑発、バークアウトを入れた後ディアルガ等の特殊アタッカーのダイマックスターン稼ぎが出来るよう高速再生技の羽休めとしました。デスウイングマーシャドーくらいしか打ちたい相手がいなかったので今回は不採用としました。

 

⭐︎採用理由

初手出し安定する偵察要員としての採用です。主に黒バドレックス、ディアルガ両採用の構築に出していきます。挑発+羽休めでネクロズマが苦手なジガルデ等の搦手を用いるポケモンの対策も担います。

気合のタスキですが、これはザシアン対面でイカサマを選択することで、最低でも1回イカサマを入れ、剣の舞をされた場合にはイカサマ2回で処理出来るように持たせています。ネクロズマを崩すためのザシアン側の行動としては、イベルタル対面で交換読み剣の舞→ネクロズマダイマックスを強要し裏の特殊アタッカーを着地させるもしくは②特殊アタッカーへの釣り交換を行うとなりますが、そのどちらの動きも咎めることが出来ます。イベルタルが普通に殴られて倒れた場合でも、剣の舞を積んでいない状態のザシアンとネクロズマ対面を作れれば裏ごと突破出来る見込みが立ち、イカサマを一回入れる事でザシアンがゼクロムの雷撃圏内に入るので詰め筋を考えやすいです。

物理アタッカーにはイカサマを、特殊アタッカーにはバークアウトを打てば最低限の仕事は出来るので出し負けと呼べる対面がほとんどなく、イベルタル自身のダイマックスアタッカーとしての圧力で相手にダイマックスを強制させられるので、初手出し要員として必要なものを全て備えていました。

 

3,ゼクロム

特性:テラボルテージ

持ち物:突撃チョッキ

技構成:雷撃/スケイルショット/ダブルウイング/シャドークロー

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:207-194-143-x-134-120

努力値:252-52-20-0-108-76

 

⭐︎調整意図

H:振り切り/16n-1

A:B4振りダイマをダイホロウで乱1(93.8%)

B:A特化珠130ダイアーク乱1(12.5%)

D:C特化眼鏡ダイマックス砲乱1(18.8%)/無補正C252振り雨下潮吹き+130ダイアイス+霰ダメ確定耐え

S:S+1で最速抜き(準速抜きを抜く)

参考元です(掲載許可貰ってます)。このチョッキゼクロムのAを少し削ってDとSを自分好みに伸ばしました。

 

⭐︎持ち物について

対特殊アタッカー性能を非ダイマックス状態でも確保するために突撃チョッキを持たせました。

 

⭐︎技構成について

タイプ一致技の電気技は雷撃、ドラゴン技は非接触かつ素早さ上昇の追加効果が強力なスケイルショットとしました。サブウェポンはダイジェット媒体としてダブルウイングと、ネクロズマが苦手な黒バドレックス、ルナアーラへの最大打点となり、ダイホロウのBダウンで崩しの選択肢も取れるようシャドークローとしました。

 

⭐︎採用理由

ネクロズマの苦手なホウオウ、ルギアの崩しを担えるカイオーガ対策枠としての採用です。黒バドレックス、イベルタルを相手にしても打ち合えるので、非常に対応範囲が広いです。

当初は命の珠を持たせたアタッカーで使用していましたが、イベルタルカイオーガダイマックスを切られるとダイアークやダイアイスで落とされるためダイマックス前提の立ち回りを強要され、一度ダイマックスを切ってしまうとザシアン+地面枠との不毛な択を制する必要があることにずっと悩まされていました。そんな時にかもねぎなべさんに突撃チョッキ持ちゼクロムの調整を教えて貰い、採用したところ本来求める役割(対カイオーガイベルタル、ホウオウ、ルギア)を非ダイマックスで遂行出来、立ち回りが安定したため、中盤以降はこの型で使用し続けました。

通常のゼクロムよりも遅いので、S+1で黒バドレックス、ザシアンを抜けないことが立ち回りを難しくすることはありましたが、それを補って余りある性能をしていました。間違いなく今回の構築のMVPです。

 

4,カイオーガ

特性:雨降らし

持ち物:ソクノのみ

技構成:熱湯/雷/凍える風/電磁波

性格:穏やか(A↓D↑)

実数値:206-x-142-170-176-112 

努力値:244-0-252-0-0-12

 

⭐︎調整意図

HB:A特化珠130ダイアーク乱1(18.8%)

HD:C特化珠潮吹き+雷ソクノのみ込み確定耐え/無補正C252振りアストラルビット+ダイホロウを85.6%で耐え

S:麻痺した最速抜き

 

⭐︎持ち物について

行動保証を持たせるために電気技半減のソクノのみを持たせました。

 

⭐︎技構成について

幅広い相手への起点回避技となり、出し負けを少なくすることが出来る電磁波、タイプ一致技は火傷の追加効果が優秀な熱湯を採用し、サブウェポンはカイオーガミラーでの打点として雷、ゼクロム等のドラゴンタイプに打つ氷技として素早さ操作効果が強力な凍える風としました。

 

⭐︎採用理由

イベルタルと同じく出し負けの少ない初手出しの偵察要員としての採用です。ムゲンダイナ、ホウオウが相手の構築にいる場合には優先して出していきます。電磁波が通らない地面タイプには相性上有利で、ゼクロムには凍える風で起点回避を行えるので、出し負けが起こりにくいです。

特防に性格補正をかけてソクノのみを持たせる事で、初手の雷撃等の電気技に対して行動保証を持てるだけでなく、調整意図に記載の通り珠カイオーガの潮吹き、黒バドレックスのアストラルビットに対する非常時の引先としても機能します。(カイオーガはダイサンダーを打たれると落ちること、黒バドレックスは若干乱数が怪しいことから積極的に狙う立ち回りではないです、あくまで非常時)

通常ネクロズマと組ませる場合には雨による月の光の回復量低下がネックとなりますが、今回のネクロズマは万能傘を持たせているので全く問題にならず、自然とオーガネクロの選出を出来るのが優秀でした。

 

5,ザシアン

特性:不当の剣

持ち物:朽ちた剣

技構成:巨獣斬/氷の牙/インファイト/ワイルドボルト

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:197-210-138-x-152-183

努力値:236-4-20-0-132-116

 

⭐︎調整意図

HB:A特化巨獣斬+電光石火を91.8%で耐え

HD:無補正C252振り雨下潮吹き乱1(6.3%)

A:残り/B4振りを巨獣斬で倒せるよう補正有

S:準速抜き

素早さはネクロズマで受け切ることが怪しいA高めのザシアンとのミラーに勝てる程度に設定しました。このザシアンより速いザシアンはAを削っているのでネクロズマの後出しが比較的安定します。

具体的には、今回のネクロズマがA229↓のザシアンのインファイトまで確定で耐えます。A231↑ザシアンがH252振りした余りをSに振った場合には実数値181となるため、このライン意識のS設定となります。(基本上位のザシアンは特化巨獣斬+電光石火意識でHは削らない想定)

 

⭐︎持ち物について

鋼タイプの耐性が欲しいので朽ちた剣一択です。

 

⭐︎技構成について

巨獣斬は確定として、軸のネクロゼクロムが苦手とするランドロスへの打点として氷の牙、構築全体で突破手段の少ないナットレイへの打点としてインファイト、ホウオウ、カイオーガへの打点としてワイルドボルトを採用しました。技範囲優先の4Wです。

 

⭐︎採用理由

明確なイベルタルへの圧力と、ネクロズマで突破の難しいタイプ受けサイクル(ホウオウ+ナットレイ等)の突破のために採用しました。カイオーガと合わせて、ネクロズマ展開の障害となる相手のイベルタルの選出を抑制する思惑もあります。

ネクロズマと同時選出する場合にカイオーガ受けの選出を強制されたくなかったので、潮吹き耐えまでDを伸ばしました。黒バドレックスのC+1ダイホロウを耐えるなど活きる場面は多かったです。

Aを大分落としてしまっているためザシアンとしての単体性能は低めですが、今回は軸ではなくあくまで補完枠としての採用で、相手を後続の圏内まで削ってくれれば良いと割り切っていたので、困る場面は少なかったです。ちゃんとこのポケモンを使うのは初めてでしたが、どう使っても強いのは流石剣盾環境のトップといった感じでした。

 

6,グラードン

特性:日照り

持ち物:ラムのみ

技構成:断崖の剣/岩石封じ/噴煙/剣の舞

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:181-216-160-108-110-142

努力値:44-212-0-0-0-252

 

⭐︎調整意図

HD:無補正C252振り晴下潮吹き乱1(6.3%)

A:残り/HB特化を断崖の剣で乱2(95.7%)

C:無振り/晴下噴煙でH252D4振りの身代わりを確定破壊

S:準速

 

⭐︎持ち物について

欠伸ループ、ホウオウの聖なる炎の火傷対策としてラムのみを持たせました。

 

⭐︎技構成について

タイプ一致の地面技はザシアンを一撃で倒すための断崖の剣、岩技はS操作の効果が優秀な岩石封じ、炎技はランドロスの身代わりを破壊出来、火傷の追加効果込みで後出しに負荷のかけられる特殊技の噴煙としました(ビルドアップランドロス意識)。積み技は速度重視で剣の舞です。

 

⭐︎採用理由

崩し枠兼電気無効枠としての採用です。当初はゼクロム意識でランドロスを採用していましたが、終盤に増加したナットレイに詰まされるケースが多かったので、最終的には炎技を使えるグラードンに落ち着きました。

素早さを上げる手段を持たないので、基本的にはカイオーガとセットで出していき、電磁波によるサポートを受けて通していきます。

素早さは準速としていますが、大体のとぐろを巻くジガルデやチョッキオーガの上から動ける等活きる場面は多かったです。

特性の日照りによる晴れでカイオーガに対するザシアンの後出しを可能とする等、他の地面枠にはない動きが出来るので、立ち回りに幅が出来る面白いポケモンでした。

 

【選出パターン】

基本選出その1。対応範囲が一番広いので迷ったらこの選出をします。タスキ黒バドレックス、ランドロスからの展開構築にはこの選出がベストです。アストラルビットの一貫があるため黒バドレックスがキツいので、カイオーガゼクロムどちらかの体力は満タンにしておく事は意識します。

基本選出その2。ディアルガ、黒バドレックス入りにはこの選出をしたいです。初手で相手のザシアンとイベルタルが対面した場合には、個体紹介でも記載の通りイカサマを選択します。

+@1

対イベルネクロはこの選出が多かったです。カイオーガの雨でネクロの回復を阻害しザシアンを通すイメージです。

+@1

ホウオウ絡みの受けサイクルにはこの選出をします。カイオーガの電磁波で相手のアタッカーの足を封じてグラードンを通しにいきます。

 

【対処の難しいポケモン

○コスモパワー

コスモパワーを一度積まれてしまうとムゲンダイナの突破手段がネクロズマの龍舞orグラードン剣舞積みしかないので裏から出て来るメタモンが厳しいです。当たった時はダイマックスで強引に数的有利を取ってネクロズマで粘る立ち回りを目指していました。

○裏から出てくるアタッカー

イベルタルを初手出し要員として雑に切りがちなのでいざ裏から出てくると厳しいです。裏にいそうな時はゼクロムの体力を大事にする必要があります。

○ビルドアップ

対抗出来るカイオーガを偵察要員として削らせがちなので裏から出てくるビルドアップグラードンが厳しかったです。初手にグラードンが出て来なかった場合には警戒してカイオーガの体力をなるべく温存するようにしていました。

 

【最終結果と振り返り】 

S34は最終順位3,4位、最終レート2067,2065でした。

今期は前日までに2ロム2000に載せるなど調子が良く、最後は離されてしまったものの、最終日に瞬間1位になり最後まで争う貴重な体験が出来ました。

偵察要員で相手の型を判別してからネクロゼクロムで安定したサイクルを回すことが出来ていたので、終始平常心で臨むことが出来たのが大きかったです。大きく溶かしても2桁順位は割らなかったので本当に安定感のある構築でした。

2ロム体制で上げていた影響で最後に時間が足りなくなってしまったことだけが心残りなので、来期はこの反省を踏まえてロムの動かし方を変えようと思います。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。