【S33 最終14位 最終レート2055】イベルネクロ壁サイクル結

今回はランクマッチS33で使用し最終14位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,日食ネクロズマ@ラムのみ

 2.イベルタル@命の珠

 3,オーロンゲ@光の粘土

 4,霊獣ランドロス@食べ残し

 5,トリトドン@柔らかい砂

 6,メタモン@こだわりスカーフ

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます)  

 

○各ポケモン実数値(努力値

f:id:csunny:20220220055343j:plain日食ネクロズマ

198(204)-177-188(188)-x-129-112(116) 

イベルタル

217(124)-x-124(68)-187(148)-119(4)-140(164) 

オーロンゲ

201(244)-140-111(204)-x-113(60)-80 

霊獣ランドロス

196(252)-166(4)-146(180)-x-103(20)-118(52) 

トリトドン

217(244)-113(76)-89(4)-x-137(180)-60(4) 

f:id:csunny:20220220061133j:plainメタモン

155(252)-x-69(4)-68-110(252)-47 

 

【構築コンセプト】

対禁止伝説の対応範囲が広い サイクルに、壁による補助で一般枠への耐性を付け、選出択、ダイマックス択の少ない安定感のある構築を目指す

 

【構築経緯】 

①軸の選択:対禁止伝説の対応範囲の広いイベルネクロ軸

相手の禁止伝説枠への対処を考えた時に、ザシアン、ゼルネアス以外の禁止伝説に互角以上に渡り合える高火力エースのイベルタルと、ザシアン、ゼルネアスに強めのクッション枠の日食ネクロズマの組み合わせであるイベルネクロ軸が一番対応範囲を広くする事が出来ると考え、軸として選択しました。

イベルネクロ軸はイベルタル、日食ネクロズマのどちらにもダイマックスを使えるため、試合展開を見て柔軟に有効な方にダイマックスを使用できますが、その場合にはもう片方をダイマックス無しで運用することになるため、イベルタル、日食ネクロズマ共にダイマックス状態での性能を確保することは勿論のこと、非ダイマックス状態でもある程度の性能を持つ型にするのが望ましいです。

その条件を踏まえて考えていくと、非ダイマックス状態でもザシアン相手に最低限のクッション性能を維持出来るHBベースの回復技持ち日食ネクロズマがまず構築に入って来ました。

その相方となるイベルタルの型については、2W+挑発羽休めの命の珠持ちイベルタルダイマックス、非ダイマックス状態の性能を両立出来る型と気づき、中盤以降はずっと使用して練度を高めていきました。

 

エスサンダーランドへの対策:壁によるサイクル補助

イベルネクロ軸を使用する上で、一般枠でありながらイベルタルダイマックスの打ち合いで勝て、日食ネクロズマに高火力の打点を持つエースバーン、サンダー、霊獣ランドロスは最優先で対策すべきポケモンです。ただ、これらの一般枠とイベルネクロ相性関係はダイマックスのタイミングをずらせば対処出来るレベルの曖昧なものであるため、壁下で底上げした耐久値を盾に相手のダイマックスを凌ぎ、こちらの後発ダイマックスを通しに行くルートで対処しにいきました。このような対処ルートを取ることで、特定の一般枠に対策枠を強要されずにイベルネクロを選出出来るため、選出択が発生しにくいです。壁要員としてはサイクル構築を使用する上で対処が難しい相手の積み展開を悪戯心挑発で阻害できる両壁オーロンゲを選択しました。 

 

ここまでの3体が基本選出で残りが補完枠となります。

 

③補完枠1:積み展開対策のメタモン

今回のイベルネクロのサイクルは自身の耐久を上げる方法がダイマックスしかなく、相手に積み技を使われると壁込みであっても展開によっては突破されてしまうため、相手の積み展開を抑制する+逆手に取って切り返すこだわりスカーフ持ちメタモンを採用しました。HBベースの日食ネクロズマだと隙を見せると対処が難しいゼルネアスや、イベルタルが唯一苦手な物理アタッカーのザシアンにも強く、イベルネクロとの相性は良好でした。

 

④補完枠2:カイオーガ対策HDベーストリトドン

イベルネクロを軸として使用する際の最大の障害となるカイオーガ対策については、身代わり瞑想持ちのカイオーガが一定数存在したため、HB特化のカイオーガの身代わりを地震で破壊できるところまでAに割いたHDベースの柔らかい砂持ち呼び水トリトドンを今回は採用しました。また、ザシアン+カイオーガ軸に対してはサイクルを回すことが難しいので、呪いを持たせて、壁と合わせてトリトドン単体で詰ませる選択肢を取れるようにしました。

 

⑤補完枠3:不利禁止伝説に抗うビルドランド

ここまでで対処が難しい禁止伝説ポケモンとしてはホウオウ、グラードンゼクロム、ジガルデとなるため、最後の枠にはこの4体に強く、相手の裏の受け駒も崩せるポケモンを探していました。

この枠は最後まで迷走していて、パッチラゴンやガブリアスボーマンダ等様々なポケモンを試しましたが、最終的にはグラードンに明確に有利を取れる身代わりビルドアップ霊獣ランドロスを採用し、構築が完成しました。

 

【個体紹介】 

1,日食ネクロズマf:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物:ラムのみ

技構成:メテオドライブ/サイコファング/龍の舞/月の光

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:198-177-188-x-129-112

努力値:204-0-188-0-0-116

 

⭐︎調整意図

HB→A特化f:id:csunny:20211001133347p:plainのA+1インファイト乱数2発(18.4%)/A特化f:id:csunny:20220222124517j:plainの命の珠キョダイカキュウ壁下で乱数2発(7.4%)

HD→C特化f:id:csunny:20211227072846j:plainの命の珠威力140ダイサンダーのダメージ153〜183(壁下であれば月の光で受けきれる)

A→無振り/A+1ダイサイコでB4振りf:id:csunny:20211225221910j:plain確定1発、HBf:id:csunny:20211227091109j:plainをダイサイコ+フィールド下ダイサイコで乱数2発(2回とも最低乱数を引かなければ落とせる)

S→S+1で最速100族f:id:csunny:20211227072846j:plainf:id:csunny:20211227072902j:plain抜き

この構築記事の個体を流用しました。長いこと使用している個体なのでダメージ感覚を完全に把握してるところが大きいです。

 

⭐︎持ち物について

状態異常耐性を付けるラムのみとしました。主にカバルドンラグラージの欠伸展開、ホウオウの聖なる炎の火傷、サンダーの電磁波対策となり発動機会は多かったです。

 

⭐︎技構成について

ザシアン軸に対してサイクルを形成するための回復技として月の光、積み技は相手との素早さ関係を逆転させられる龍の舞、攻撃技は範囲よりも火力重視でタイプ一致の2つとしました。ダイスチル媒体となる鋼技は特性貫通効果も強力なメテオドライブとして、エスパー技は壁展開に強くなり、物理ダイサイコとしても強力なサイコファングを採用しました。

 

⭐︎採用理由

ザシアンをある程度受け流しつつ、攻め駒としても運用出来るのはこのポケモンの唯一無二の性能だと考え、採用しています。今回は構築全体で重めなザシアン+イベルタル、ホウオウ軸に対する抜きエースになれる龍舞型としました。

壁下のこのポケモンの耐久は異常の一言で、A特化エースバーンの命の珠キョダイカキュウを高確率で2耐えするので後出しが成立します。

ジカルデやルギア、テッカグヤ等の搦手を使うポケモンには弱いですが、それらのポケモンには相方の挑発イベルタルが強く、逆にイベルタルが苦手なザシアン等の真っ直ぐ殴ってくるポケモンに対しては日食ネクロズマが強いことが多いので、やはりイベルネクロは個人的な禁止伝説2体環境における最優秀バッテリーでした。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:命の珠

技構成:悪の波動/デスウイング/挑発/羽休め

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:217-x-124-187-119-140

努力値:124-0-68-148-4-164

 

⭐︎調整意図

HB→ダイマックス時命の珠ダメージ2回込みA特化f:id:csunny:20211001133347p:plainのA+1巨獣斬乱数1発(6.3%)

C→11n/ダイアークでの特化珠ダイジェット耐え(H252D140振り)を確定で落とす

S→最速抜き

ザシアンがダイアークに対して後出ししてきた際にそのまま突破しつつ生存して、数的有利を取れるよう物理耐久にかなり割いています。この耐久振りは対日食ネクロズマ等活きる場面は多かったです。

 

⭐︎持ち物について

ダイマックスエースとしても運用出来るよう命の珠を持たせました。通常の攻撃技の火力アップによりサイクル下で相手に与える負荷も上がります。

 

⭐︎技構成について

攻撃技は一致技の悪の波動とデスウイングの2Wとして、補助技は搦手を防ぐための挑発、体力管理のための羽休めとしました。

 

⭐︎採用理由

バドレックス(黒馬)対策は勿論のこと、ジガルデ、ルギア等の搦手を用いるポケモンの対策を意識して採用しました。

構築経緯に記載の通り、イベルタルの型はダイマックス時、非ダイマックス時の性能を両立した型を追い求めていました。非ダイマックス状態の性能が最も高い型は挑発羽休め持ちとなり、ダイマックス状態の性能が高い型は命の珠持ちのアタッカーとなると考えていたため、この型は両方の良いとこ取りを目指した型となります。

通常の珠の特殊イベルタルと異なり、熱風を持たないため、ザシアン入りに対して全抜き体制に入るためにはザシアンをダイアーク圏内まで削る必要がありますが、この構築は日食ネクロズマがザシアンの引き先として存在するためサイクルを回しやすく、立ち回りに窮屈さを感じることはほとんど有りませんでした。

構築に不足している崩しの要素も高火力のダイアークによるゴリ押しで担ってくれるなど、構築の歪みを一手に引き受けてくれる神ポケモンでした。

 

3,オーロンゲf:id:csunny:20220401153000p:plain

特性:悪戯心

持ち物:光の粘土

技構成:ソウルクラッシュ/挑発/リフレクター/光の壁

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:201-140-111-x-113-80

努力値:244-0-204-0-60-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→A特化f:id:csunny:20220220060950j:plain命の珠ダイジェット(威力130)乱数1発(6.3%)

D→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット(威力130)確定耐え

どちらもダブルウイング、デスウイングを想定しているのでゴッドバード、暴風媒体のダイジェットは怪しいです。50%で落ちます。

 

⭐︎持ち物について

壁ターンを8ターンに延長する光の粘土を持たせました。この持ち物でないと、特に日食ネクロズマイベルタルのサイクルを回す際に壁ターンが足りなくなりがちです。

 

⭐︎技構成について

構築コンセプトの両壁、積み展開を阻害する挑発までは確定として、攻撃技には今回はイベルタルへの打点としてソウルクラッシュを採用しました。

 

⭐︎採用理由

壁張り要員としてS28-32より引き続き採用しました。もう完全に信頼し切ってます。

①特性の悪戯心による先制での壁貼りでダイジェットのS上昇関係なく壁展開可能(ダイジェットに対し後出しして壁展開で切り返せる)

②挑発での積み展開の阻害が可能

③タイプ上バドレックス(黒馬)に後出しが可能

となる点が他の壁張り要員と比較してのメリットとなります。

特に②が非常に重要で、他の壁要員と異なり加速バトンのような素早さ上昇が絡んだギミック構築にも展開を許しません。

欠点としては壁展開が読まれやすいくらいで、このポケモンの壁要員としての性能は頭一つ抜けていると考えています。

 

4,霊獣ランドロス

特性:威嚇

持ち物:食べ残し

技構成:地震/岩石封じ/身代わり/ビルドアップ

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:196-166-146-x-103-118

努力値:252-4-180-0-20-52

 

⭐︎調整意図

H→振り切り

B→A4振りのサウザンアローを身代わりが乱数1発(18.8%)

D→C無振りの火炎放射を身代わりが乱数1発(18.8%)

S→余り振り切り/意識で可能な限り速く

 

⭐︎持ち物について

場に長く居座るため食べ残し一択です。オボンのみや混乱実であると鉄壁ボディプレス型ナットレイに対して回復量が足りなくなります。

 

⭐︎技構成について

対面からナットレイを起点にするための身代わり+ビルドアップを採用し、攻撃技は一致技の地震と、相性補完の良い岩技としました。岩技はジカルデ対面で素早さ操作をするために岩石封じとしました。

 

⭐︎採用理由

構築記事にも記載の通り、他のポケモンで対処が難しいホウオウ、グラードンゼクロム対策が一番の採用理由です。ナットレイに強いのも日食ネクロズマと組み合わせる上で重要です。

身代わりという技が本当に便利で、ナットレイの宿り木やジカルデの蛇睨みを透かすだけでなく、有利対面で身代わりを残す事で裏から出てくるムゲンダイナのダイマックス砲で縛られなくなったり、壁構築の最大の弱点となる急所のリスクを低減出来るようになります。

対ジカルデはオーロンゲで挑発をジカルデに入れてからランドロスに引き、岩石封じで相手の素早さを下げてから身代わりを置きビルドアップを積んでいきます。実は身代わりが上から乱数3つで壊れるので毎回サウザンアローのターンにお祈りしてました。

このポケモンだとポリゴン2を突破出来ないので崩しを考えると他にも適任はいそうですが、他の候補だとグラードンに負け続けたので変えることが出来ませんでした。(特にビルドアップグラードンが無理)

 

5,トリトドン

特性:呼び水

持ち物:柔らかい砂

技構成:滝登り/地震/呪い/自己再生

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:217-113-89-x-137-60

努力値:244-76-4-0-180-4

 

⭐︎調整意図

HD→C特化のダイアタック(威力150)確定2耐え

A→HB特化の身代わりを地震で確定1発

 

⭐︎持ち物について

地震でHB特化のカイオーガの身代わりを破壊出来るように柔らかい砂を持たせました。

 

⭐︎技構成について

攻撃技は一致技として滝登りと地震を採用し、補助技は全抜きのための積み技として呪いと、高速回復技の自己再生を採用しました。

 

⭐︎採用理由

カイオーガ対策としての採用です。呪いを持つことで、サイクルを回すことが難しいザシアン+カイオーガ軸に対して一匹で全抜きを狙う選択肢が生まれます。

柔らかい砂を持たせる事で瞑想カイオーガに対して安定します。当初はランドロスに食べ残しを取られた関係でお試し感覚で持たせた持ち物でしたが、ザシアンがA+1ダイアースで確定で落とせるようになる等思わぬところで上手くはまってくれました。

ただ、貯水ガマゲロゲと異なりラッキーに隙を見せるところが明確な弱点でした。S33はシャドボラッキーの増加で甘える切りの個体も増えており、呪いでなんとかなるケースが多かったのは追い風でしたが、一定数いた甘えるラッキーに詰まされることもそれなりにはありました。

 

6,メタモン

特性:変わり者

持ち物こだわりスカーフ

技構成:変身

性格:生意気(D↑S↓)

実数値:155-x-69-68-110-47

努力値:252-0-4-0-252-0

 

⭐︎調整意図

H→振り切り

D→振り切り/C無振りの暴風が82~97ダメージ

S→最遅

ミラー意識で最遅とし、身代わり持ちのアッキサンダーにTOD時のターン稼ぎで投げてメタモンの状態で攻撃を受けることがあったのでHD特化としました。

 

⭐︎持ち物について

変身時の同速勝負を最低限にするためのこだわりスカーフを持たせました。

 

⭐︎技構成について

変身しか覚えません。

 

⭐︎採用理由

軸のサイクル選出を崩しにくる、積み構築への汎用性のある対策枠としての採用です。このポケモンを入れるだけで、相手のザシアン+禁止伝説アタッカー+対面駒という一番パワーのある選出を咎める事が出来、相手に受け駒の選出を強要出来るところが特に優秀です。

今回補完枠として採用の霊獣ランドロストリトドンが共にビルド、呪いで要塞化の動きを取れるので相手に突破のために積みを強要させる場面も多く、こちらとも相性が良かったです。

欠点であるHPの低さを補えるため壁展開とのシナジーも高く、日食ネクロズマイベルタルに次ぐ第三のエースとしても活躍してくれました。

 

【選出パターン】

サイクル選出の日食ネクロズマイベルタルをメインとして、壁で補助するためのオーロンゲか、積み展開を切り返すメタモンを残りの1体として選出するケースが多かったです。

以下に代表的な並びへの選出と簡単な立ち回りを記載していきます。他に選出や立ち回りで気になる構築があれば先述のツイッターアカウントまで聞きに来て下さい。

 

vsザシアン+バドレックス(黒馬)軸

こちらの選出 or 

基本的にはイベルネクロでサイクルを回して行きます。

オーロンゲの壁張りでサイクルを補助して回し切るのが基本ですが、メタモンが重く見える構築相手にはメタモンを選出して行き、サイクルで削った後でイベルかネクロのどちらかを切って、コピーザシアンもしくはコピーバドレックス(黒馬)を通す動きをすることもありました。

 

②vsザシアン+カイオーガ

こちらの選出:  or 

初手はザシアン警戒で日食ネクロズマメタモンから入ります。カイオーガにはトリトドン後出しがある程度安定するので、そこを起点に呪いで一気に詰ませる、もしくは相手に負荷をかけて行き、最終的にコピーメタモンを通していくイメージで立ち回ってました。

呪いトリトドン一体で詰め切れそうな構築であれば、オーロンゲを選出し壁からの呪いで全抜きを狙うこともありました。

雨下だと月の光の回復量が落ちるので、この構築に対しては日食ネクロズマはザシアンに対するクッションにしかならないことには注意が必要です。

 

③vsザシアン+イベルタル

こちらの選出  

相手のイベルタルダイマックスをオーロンゲで枯らし、日食ネクロズマもしくはイベルタルを通しに行きます。

相手の選出としては、①ザシアン+コピーザシアン受け(ラグラージヒートロトム等)+イベルタルか、②イベルタル+ザシアン+@1のどちらかで、①の場合には日食ネクロズマを初手に、②の場合にはオーロンゲを初手に置かないとサイクルで不利を取るので選出択になります。一番の不利構築でしたが、最終盤のザシアン+カイオーガ軸の流行により上位で数を減らしていたので助かりました。

 

④vsホウオウ+バドレックス(黒馬)、ザシアン軸

こちらの選出:

ランドロスでホウオウの火力を下げつつサイクルを回していき、最終的にランドイベルネクロの3体のうちのどれかを通しに行きます。

黒バドホウオウの場合は選出はホウオウ+ポリゴン2バンギラスが多かったので、イベルタルで必死にバンギラスを削る、もしくは日食ネクロズマを強引に通しに行きました。(ポリゴン2に丸くなるが無ければ日食ネクロズマで突破可能)

ザシアンホウオウの場合は選出はランドロス+ホウオウ+トリトドンが多かったので、こちらにはランドロスの威嚇を交えつつ日食ネクロズマを通しに行きました。

 

【対処の難しいポケモン

○特殊

オーロンゲの壁展開しか対処法がなく、ホウオウ入りはランドロスで受け流しつつ対処することが多かったので初見ではまず対処不能。命の珠のダイマックスアタッカーも瞑想持ちもきつかったです。

 

○ラスカ、エアスラ持ち

この並びはビルドランドで崩すことを想定していたので、ランドの身代わりを破壊出来る一致特殊技持ちのテッカグヤがきつかったです。終盤はほぼ全てのテッカグヤにラスカ、エアスラが入っていたので、ランド展開を諦めて、イベルタルを強引に通しにいっていました。

具体的には砂が枯れるまでバンギラスの前で羽休めで粘る→ダイアークでDを下げてバンギラスを引かせる→裏のポケモンにダイアークを当てて数的or体力有利を取るという立ち回りで、全く安定しなかったのでキツかったです。ただ最終日は覚醒してて7割くらい拾えたので出来過ぎでした。

 

【最終結果と振り返り】 

S33は最終順位14位、最終レートは2055でした。

S33はレート2000に乗せるまでが遅かったものの、乗せてからは順調に2ロム体制でレートを上げていくことが出来ました。

朝の8時20分くらいにサブロムでその時6位のくろこさん(その時は当然分からず後からTNで判明)とマッチングし、TODで負けた時点で1桁順位には2勝が必要であり時間的に厳しいと判断+本シリーズ最高順位更新を優先して撤退としました。勝っていればワンチャン1桁順位チャレンジだったのであと一歩でしたが相手が悪かった...

 

来期からの幻ルールはまだ何にも考えてないですが、しばらく充電した後で懲りずに潜っていこうと思います。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。