【S34 没ポケ】壁張りザマゼンタ、弱保カイオーガ

このまま日の目を見ないのは不憫なので、強かったけど環境に負けて最終日の構築に入ってこなかった子達を紹介します。ハマった時の強さは確かに感じたので可能であれば活かしてあげてください。

①壁張りザマゼンタ

特性:不屈の盾

持ち物:朽ちた盾

技構成:巨獣弾/パワースワップ/リフレクター/光の壁

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:197-151-166-x-167-198

努力値:236-4-4-0-12-252

HB:A特化珠140ダイジェット乱2(0.4%)/無振りA+1インファイト壁無し→壁下で確定2耐え(最速想定)

HD:C特化雨下潮吹き乱1(6.3%)

S:最速/最速抜き抜き抜き抜き

⭐︎採用理由

・ザシアン、スカーフカイオーガの攻撃を耐える

ディアルガに格闘タイプの圧力からダイマックスを強制出来る

・対イベルタルで光の壁から入ることで物理、特殊に両対応出来る

初手出し安定する壁張りとしての採用です。ザマゼンタは相手の積み技に弱いため、これまではメタモンと同時に採用することが多かったですが、今回はパワースワップを持たせることで起点回避の役割も持たせました。

パワースワップは自分と相手の攻撃と特攻のランクを入れ替える技で、ザシアンの不当の剣+剣の舞でのA上昇や、ゼルネアスのジオコントロールでのC上昇を奪うことが出来ます。この技の一番優秀な点は身代わりを貫通出来るという点で、これにより身代わり剣の舞ザシアンにも対応出来ます。

対面寄りの構築相手には無類の強さを発揮してくれました。

⭐︎解雇理由

・初手のディアルガが電磁波ステロの起点要員であるケースが増え、壁が腐りがちになった

・中盤以降増加したホウオウ、ジガルデの後出しを容易に許し、聖なる炎や蛇睨みでテンポを取られた

・後出しイベルタルに羽休めで粘られて壁を枯らされた

序盤〜中盤の完全な対面環境では強かったですが、中盤以降のサイクル構築の増加には対応出来ませんでした。火力が無さ過ぎて相手にかける負担が低過ぎて無限にテンポを取られてました。なんとA特化ザシアンの火力はこのザマゼンタの2.42倍です。このパッケージ間格差は許してはいけない。

②弱保カイオーガ

特性:雨降らし

持ち物弱点保険

技構成:熱湯/雷/吹雪/地震

性格:呑気(B↑S↓)

実数値:205-120-145-183-160-99

努力値:236-0-172-100-0-0

HB:A特化珠130ダイアーク乱1(6.3%)

C:C+2エレキフィールド下ダイサンダーでH252D4振りダイマックスチョッキを確2(チョッキとのダイサンダーの打ち合いに勝てる)/ダイアイスでD4振りを霰ダメ込み乱1(81.3%)

S:下降補正無振り/対面で天候を取れる

⭐︎採用理由

・初手の出し負けの少ないダイマックスエース

・対策枠のディアルガをダイアースで返り討ちに出来る

地震を採用する事でAVカイオーガの使用が正当化される(A0オーガ持ってない)

弱点保険+B振りでチョッキオーガやゼクロム、物理イベルタルにも打ち勝てるので、出し負けの少ない初手ダイマックスエースとして活躍してくれました。ディアルガで受けにくる場合もダイアースで返り討ちに出来ます。弱点保険により積み技無しで火力を出せるので、前述のザマゼンタからの壁展開とも相性が良く、同時選出も頻繁にしました。(ザマゼンタは粘土を持てないので壁ターンが短く、積み技を使うターンを作りにくい)

⭐︎解雇理由

・中盤以降壁黒バドレックス、電磁波ステロディアルガ等の初手安定要員からの展開が増え、初手ダイマックスの刺さりがそもそも悪くなった

・火力が弱点保険頼りで相手依存となり安定しなかった

中盤以降初手ダイマックスは全員が意識して構築を組むようになっていたのでこのオーガの刺さりは悪くなり、終盤は非ダイマックスでの様子見性能に優れる電磁波持ちの出しオボンやソクノ持ちオーガを好んで使うようになっていきました。