【S32 最終24位 最終レート2024】壁イベルネクロ詰めサイクル

今回はランクマッチS32で使用し最終24位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,日食ネクロズマ@ゴツゴツメット

 2.イベルタル@アッキのみ

 3,オーロンゲ@光の粘土

 4,サンダー@命の珠

 5,ガマゲロゲ@食べ残し

 6,メタモン@こだわりスカーフ

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます)  

 

○各ポケモン実数値、努力値

f:id:csunny:20220220055343j:plain日食ネクロズマ

204(252)-177-194(236)-134(4)-130(4)-89(12) 

イベルタル

223(172)-x-155(204)-151-118-136(132) 

オーロンゲ

201(244)-140-111(204)-x-113(60)-80 

サンダー※特性プレッシャー

165-x-106(4)-194(252)-110-152(252) 

ガマゲロゲ※特性貯水

205(196)-135(60)-95-x-127(252)-94 

f:id:csunny:20220220061133j:plainメタモン

155(252)-x-88(156)-x-89(100)-47 

 

【構築コンセプト】

①壁展開からの サイクルで相手を詰ませる

 サイクルを突破してくる相手をf:id:csunny:20220220061133j:plainで切り返す

 

【構築経緯】 

①軸の選択:オーロンゲ始動の壁展開からの瞑想日食ネクロズマによる詰め、全抜き

現在の環境で自然に禁止伝説2体の選出を出来る組み合わせを考えた時に、非ダイマックス状態でも最低限のクッション性能を維持出来、環境トップのザシアンに強いHBベースの日食ネクロズマを採用すると相方の禁止伝説の自由度が上がると考え、軸として固定してS32は対戦していきました。

型としては詰めと全抜き性能を両立出来る瞑想型とし、相手の積み展開を悪戯心挑発で阻害できる両壁オーロンゲからの壁展開で補助することとしました。

瞑想日食ネクロズマが苦手とするポケモンとしては主に以下のようになるため、これらを対策出来るポケモンとなるよう意識して周りを固めて行きました。

等の搦手を用いるポケモン

の特殊高火力ポケモン

 

②相方の禁止伝説の選択:搦手に強いアッキイベルタル

相方の禁止伝説としてはムゲンダイナも試していましたが、最終的には日食ネクロズマの苦手なバドレックス(黒馬)に強く、地面の一貫も切れるイベルタルに落ちつきました。

型としては、ジガルデ、テッカグヤ等の搦手対策となれる挑発を入れることができ、ジガルデが命の珠のアタッカーだった場合にも対応出来るアッキのみ型としました。

 

③補完枠1:積み展開への切り返しのためのメタモン

瞑想ネクロズマ、アッキイベルタル共に一度展開を作ってしまえば、突破するために相手に積み技を強要させられるケースが多いので、それを逆手に取って切り返すスカーフメタモンを採用しました。HBベースの日食ネクロズマだと隙を見せると対処が難しいゼルネアスや、イベルタルが唯一苦手な物理アタッカーのザシアンにも強く、イベルネクロとの相性は良好でした。

 

④補完枠2:カイオーガ対策HDベースガマゲロゲ

イベルネクロを軸として使用する際の最大の障害となるカイオーガ対策については、身代わり瞑想持ちのカイオーガが一定数存在したため、HB特化のカイオーガの身代わりを地震で破壊できるところまでAに割いたHDベースの貯水ガマゲロゲを今回は採用しました。単体でカイオーガ対策となれるので、壁を絡めた選出を強要されず、選出の幅が広がりました。

 

⑤補完枠3:イベルタル軸に通すエースのサンダー

最後にここまでで重めのイベルタル軸に通すエースとなり、瞑想日食ネクロズマで突破が難しいルギアをアタッカーであっても後出しから対策することの出来る命の珠プレッシャーサンダーを採用し、構築が完成しました。

 

【個体紹介】 

1,日食ネクロズマf:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物ゴツゴツメット

技構成:メテオドライブ/アシストパワー/瞑想/月の光

性格:呑気(B↑S↓)

実数値:204-177-194-134-130-89

努力値:252-0-236-4-4-12

 

⭐︎調整意図

HB→A特化f:id:csunny:20211001133347p:plainのA+1インファイト確定3発

CD→余り振り分け/瞑想での効率意識の偶数

S→4振り抜き

 

⭐︎持ち物について

イベルタルとサイクルを回していく際に、ザシアンをサイクル下で削れるゴツゴツメットとしました。全抜き性能の上がる弱点保険とは入れ替えながら使っていました。

 

⭐︎技構成について

ザシアン軸に対してサイクルを形成するための回復技として月の光、積み技は特殊耐久も同時に上げることの出来る瞑想、攻撃技は範囲よりも火力重視でタイプ一致の2つとしました。ダイスチル媒体となる鋼技は特性貫通効果も強力なメテオドライブとして、エスパー技は瞑想と合わせてラッキー、ナットレイを突破出来るアシストパワーとしました。

今回は他のポケモンでのコスモパワームゲンダイナの突破が難しいので、ネクロズマで突破出来るよう積み技はコスモパワーではなく瞑想としました。

 

⭐︎採用理由

ザシアン受け兼全抜きエースとしての採用です。

今回は相方のイベルタルが特殊方面に厚い型ではないため、特殊耐久をダイマックス無しで上げることの出来る瞑想型としました。

ナットレイテッカグヤ等の身代わり持ちの宿り木勢や、とぐろを巻くジガルデ、吹き飛ばしルギア等不利を取るポケモンは多いですが、それらのポケモンには今回採用のイベルタルが強いので、自然と禁止伝説2体選出を出来るところが相性良好でした。

龍の舞型でないため素早さを上げられないことから被弾回数は増えがちで、急所のリスクは高くなりがちですが、壁と合わせることで詰ませを行える範囲が異常に広いので、そのリスクを差し引いてもこの型を採用する価値はあると考えています。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:アッキのみ

技構成:悪の波動/デスウイング/挑発/羽休め

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:223-x-155-151-118-136

努力値:172-0-204-0-0-132

 

⭐︎調整意図

H→16n-1最大値

B→A特化のダイバーン乱数2発(1.2%)

S→余り振り切り/S+1で準速抜き

 

⭐︎持ち物について

物理アタッカーに対して詰ませを行えるアッキのみを持たせました。この持ち物により立ち回り次第で羽休めと合わせて抜群技であっても受け切れるようになります。

 

⭐︎技構成について

攻撃技は一致技の悪の波動とデスウイングとして、補助技は搦手を防ぐための挑発、体力管理のための羽休めで確定です。構築全体で特殊アタッカーが重めなので、悪の波動→バークアウトで使っていた時期はありましたが、流石に火力が低過ぎたので最終的には悪の波動となりました。

 

⭐︎採用理由

バドレックス(黒馬)対策は勿論のこと、ジガルデ、ルギア等の搦手を用いるポケモンと、ザシアン以外の全物理アタッカーが役割対象です。ホウオウに対しても出して行って、挑発と合わせて削って後続の圏内に入れて行きます。

S32では主にラッキーへの対策としてイベルタルに挑発を入れることは決めていて、命の珠や弱点保険等様々な持ち物を試していましたが、ジガルデのとぐろ型と龍の舞型の両方に対応出来る点を評価してアッキのみに落ちつきました。ジガルデの型を読み違えて命の珠持ちに龍の舞をされた場合でも、ダイジェット→ダイウォール→ダイジェットと入れば切り返せます。

ザシアン以外の全物理アタッカーが役割対象というのは決して誇張ではなく、択を合わせればゼクロムにも抗えます。実際に最終日にはゼクロムを2回討伐する活躍を見せてくれた、今回のMVP枠です。

 

3,オーロンゲf:id:csunny:20220401153000p:plain

特性:悪戯心

持ち物:光の粘土

技構成:ソウルクラッシュ/挑発/リフレクター/光の壁

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:201-140-111-x-113-80

努力値:244-0-204-0-60-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→A特化f:id:csunny:20220220060950j:plain命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

D→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット確定耐え

 

⭐︎持ち物について

壁ターンを8ターンに延長する光の粘土を持たせました。この持ち物でないと、特に日食ネクロズマイベルタルのサイクルを回す際に壁ターンが足りなくなりがちです。

 

⭐︎技構成について

構築コンセプトの両壁、積み展開を阻害する挑発までは確定として、攻撃技には今回はイベルタルへの打点としてソウルクラッシュを採用しました。

 

⭐︎採用理由

壁張り要員としてS28-31より引き続き採用しました。もう完全に信頼し切ってます。

①特性の悪戯心による先制での壁貼りでダイジェットのS上昇関係なく壁展開可能(ダイジェットに対し後出しして壁展開で切り返せる)

②挑発での積み展開の阻害が可能

③タイプ上バドレックス(黒馬)に後出しが可能

となる点が他の壁張り要員と比較してのメリットとなります。

特に②が非常に重要で、他の壁要員と異なり加速バトンのような素早さ上昇が絡んだギミック構築にも展開を許しません。

欠点としては壁展開が読まれやすいくらいで、このポケモンの壁要員としての性能は頭一つ抜けていると考えています。

 

4,サンダー

特性:プレッシャー

持ち物:命の珠

技構成:放電/暴風/身代わり/羽休め

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:165-x-106-194-110-152

努力値:0-0-4-252-0-252

 

⭐︎調整意図

B→余り/からの被ダメを少しでも減らす目的

C→特化

S→意識の準速

 

⭐︎持ち物について

ダイマックス時の火力を底上げする命の珠を持たせました。ダイジェット+ダイサンダーでザシアンを落とすためにはこの持ち物を持たせる必要があります。

 

⭐︎技構成について

麻痺の追加効果が強力な放電、ダイジェット媒体の暴風は確定として、残りの技はPP枯らしの動きが強力な身代わり+羽休めとしました。熱風が欲しい場面はそれなりにありましたが、それ以上にダイマックス終了後に身代わり連打で相手のダイマックスターンを枯らす動きが取れるようになるのが優秀過ぎました。

 

⭐︎採用理由

主にイベルタル軸に出すエースとして採用しました。構築単位で対処が難しいアタッカールギアも飛行+地面の範囲であることが多く、瞑想を積みきられてもエアロブラストのPPを身代わり+羽休めで枯らせるので、基本的には有利を取れます。

今期は役割対象のイベルタル軸がサイクルというよりは対面気味に組まれていることが多く、相手のダイマックスを上手くかわせば後発ダイマックスサンダーの通りが良かったのは追い風でした。

S32ではサンダー受けとしてはラッキー、バンギラスが採用されていることが多く、構築内にイベルタルもいることからこの2体がいる場合にはほぼ確定で選出されていましたが、その2体をイベルタルで強引に削ってサンダーの圏内に入れる役割集中のような立ち回りをすることが多かったです。

日食ネクロズマが苦手なテッカグヤにも明確に強く、構築の穴を上手く埋めてくれました。

 

5,ガマゲロゲ

特性:貯水

持ち物:食べ残し

技構成:アクアブレイク/地震/守る/毒毒

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:205-135-95-x-127-94

努力値:196-60-0-0-252-0

 

⭐︎調整意図

HD→C特化のダイアイス天候ダメージ込み乱数2発(14.8%)

A→HB特化の身代わりを地震で確定破壊

 

⭐︎持ち物について

体力管理のしやすい食べ残しとしました。守るとの相性も良好です。

 

⭐︎技構成について

攻撃技は一致技としてアクアブレイク地震を採用し、補助技は崩しのための毒毒と、毒毒と相性が良く、相手のダイマックスターン枯らしにも使える守るを採用しました。ステルスロックも欲しかったですが、技スペースがありませんでした。

 

⭐︎採用理由

カイオーガ対策としての採用です。食べ残し身代わり瞑想型まで考えると一番安定すると考えています。他にも毒毒によりルギア、ラッキー等の耐久ポケモン相手の崩しも担えることが他の水地面タイプの水無効勢と比較して優秀でした。

Aにもそれなりに割いているのでダイマックス適正も高く、日食ネクロズマと組み合わせることでダイマックスサンダーの誤魔化しも出来るといったように構築内の他のポケモンとの相性も良いため、カイオーガのピンポイントな対策枠に見えて、選出して腐ることは少なかったです。

 

6,メタモン

特性:変わり者

持ち物こだわりスカーフ

技構成:変身

性格:生意気(D↑S↓)

実数値:155-x-88-x-89-47

努力値:252-0-156-0-100-0

 

⭐︎調整意図

H→振り切り

BD→D>Bとなる範囲でなるべくBが高くなるよう調整

S→最遅

ミラー意識で最遅とし、相手のメタモンにコピーされた場合に悪あがきのダメージを抑えられるようDL調整を崩さない範囲でBを伸ばしました。本当はA0まで粘るべきですがそこまでの気力はありませんでした。

 

⭐︎持ち物について

変身時の同速勝負を最低限にするためのこだわりスカーフを持たせました。

 

⭐︎技構成について

変身しか覚えません。

 

⭐︎採用理由

軸のサイクル選出を崩しにくる、積み構築への汎用性のある対策枠としての採用です。このポケモンを入れるだけで、相手のザシアン+禁止伝説アタッカー+対面駒という一番パワーのある選出を咎める事が出来、相手に受け駒の選出を強要出来るところが特に優秀です。

欠点であるHPの低さを補えるため壁展開とのシナジーも高く、日食ネクロズマイベルタルに次ぐ第三のエースとしても活躍してくれました。

 

【選出パターン】

サイクル選出の日食ネクロズマイベルタルをメインとして、壁で補助するためのオーロンゲか、積み展開を切り返すメタモンを残りの1体として選出するケースが多かったです。

以下に代表的な並びへの選出と簡単な立ち回りを記載していきます。全部書き出していくとキリがないので基本選出から外れがちなものメインです。

 

vsザシアン+バドレックス(黒馬)軸

こちらの選出 or 

基本的にはイベルネクロでサイクルを回して行きます。

オーロンゲの壁張りでサイクルを補助して回し切るのが基本ですが、メタモンが重く見える構築相手にはメタモンを選出して行き、サイクルで削った後でイベルかネクロのどちらかを切って、コピーザシアンもしくはコピーバドレックス(黒馬)を通す動きをすることもありました。

今期はメタモンを舐め気味のザシバド構築が多く、メタモンの選出機会は多かったです。

 

②vsザシアン+カイオーガ

こちらの選出: 

初手はザシアン警戒で日食ネクロズマメタモンから入ります。カイオーガにはガマゲロゲ後出しがある程度安定するので、そこを起点に攻撃技や毒毒で相手に負荷をかけて行き、最終的にコピーメタモンを通していくイメージで立ち回ってました。

雨下だと月の光の回復量が落ちるので、この構築に対しては日食ネクロズマはザシアンに対するクッションにしかならないことには注意が必要です。

 

③vsザシアン+イベルタル

こちらの選出

壁下でダイマックスサンダーを通す、もしくは先にイベルタルダイマックスを切らせて後発でサンダーを通すことを目指します。

サンダー、日食ネクロズマとオーロンゲの組み合わせで悪技と飛行技の一貫は切れていて、イベルタル側に一貫する打点がないため、択を上手く合わせればギリギリサイクルは成立します。

 

④vsホウオウ軸

こちらの選出:

イベルネクロでサイクルを回して削って行き、最終的にサンダーを通すことを狙います。ホウオウも技構成次第ではアッキイベルタルで突破可能ですが、突撃チョッキのマジカルフレイム持ちも多かったので、選出段階ではサンダーを通すのを目標としていました。

 

【対処の難しいポケモン

メタモンを入れてはいるものの、明確な受けを入れていないので不利対面を作ると挽回が難しく、苦しい立ち回りを強いられていました。

数的有利を取って日食ネクロズマで詰め切るか、イベルタルを展開して雷撃と龍舞の択に持ち込んでいました。

メタモンの圧力で相手は電気技と積み技を容易には選択出来ない点は意識して立ち回っていきます。

 

【最終結果と振り返り】 

S32は最終順位24位、最終レートは2024でした。

 

最終日の朝5時時点でこのレートまで上げられていたので久しぶりに上位を目指して潜って行きましたが、1勝した後で相性不利のゼクロム入り構築に負けて、そこから2連勝して順位を戻したところで集中力の限界を感じて終了としました。明確に厳しい構築が有る状態で1ロム特攻するのは精神が持たなかったです。

 

S33は禁止伝説2体ルールの最後のシーズンとなるので、後悔のないよう、構築を仕上げてどんな結果になろうとも最後まで潜り続けようと思います。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

(構築メモ)【S31 最終105位 最終レート1963】日食ダイナポリ2サイクル

今回はランクマッチS31での使用構築のメモとなります。何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

○使用構築

○構築経緯

○最終結果と反省

 

【使用構築】

並びはこちらとなります。

 

○各ポケモン実数値、努力値

f:id:csunny:20220220055343j:plain日食ネクロズマ

204(252)-178(4)-194(236)-x-130(4)-99(12) 

○A特化ザシアンのインファイト確定3発

ムゲンダイナ

247(252)-x-144(228)-166(4)-116(4)-168(20) 

○A特化ザシアンの巨獣斬を壁なし→壁下で被弾で生存確率93.36%

○臆病サンダーのC-1命の珠ダイジェット乱数2発(1.2%)

ポリゴン2

192(252)-100-112(12)-125-160(244)-72 

○陽気霊獣ランドロスのA+1命の珠ダイジェット乱数1発(18.8%)

○C特化サンダーの命の珠ダイジェット乱数2発(6.3%)

f:id:csunny:20220220061133j:plainメタモン

155(252)-x-88(156)-x-89(100)-47 

メタモンミラー意識の最遅

オーロンゲ

201(244)-140-111(204)-x-113(60)-80 

○A特化イベルタルの命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

○C特化イベルタルの命の珠ダイジェット確定2発

ガマゲロゲ

180-147(252)-95-x-96(4)-138(252) 

○最速/スカーフ黒バドレックスをすいすい発動時に抜かせる/ジガルデの上からダイアイスを打てる

 

【構築経緯】

初手に置いて出し負けすることが少ないマジカルフレイム+リフレクタームゲンダイナから構築を組み始めました。カイオーガやジガルデ軸にこのポケモンを選出出来ないと苦しい立ち回りを強いられていたので、持ち物はゴチルゼル入りにも臆することなく選出出来るよう綺麗な抜け殻としました。

次に、このムゲンダイナは剣の舞ザシアンに対応出来ないので、リフレクター下で後出しが可能なHBネクロズマを相方の禁止伝説として採用しました。ダイナネクロの組み合わせではネクロズマミラーと黒バドレックスの対処が課題となるので、どちらにも対応可能な剣の舞+シャドークロー型としました。

そして、ダイナネクロでは霊獣ランドロスの対処が難しいこと、サンダーに対してムゲンダイナの後出しは不可となることから、そのどちらにも後出しが可能なHDトレースポリゴン2を採用し、ここまでの3体を基本選出としました。

ここまでの3体の基本選出は、ルールは違いますが、S25で使用していたネクロズマ+リフレクターカプ・レヒレ+ラッキーと使用感がほぼ同じだったので、個人的には扱いやすかったです。(S25の記事は下記参照)

 

ここからは補完枠です。

まず、悪技が基本選出に一貫しているので、イベルタルの対策が最優先事項でした。また、ディアルガ、レシラム等特殊龍が珠の場合にもポリゴン2では受け切れないので、これらの禁止伝説には使い慣れたオーロンゲからの壁展開で基本選出の耐久値を底上げすることで対処することにしました。

次に、ここまでの受け寄りの駒では崩すことが難しい鋼飛行絡みの受け崩しと、ムゲンダイナのサポートを受けてカイオーガ軸に通すエースとしてすいすいガマゲロゲを採用しました。

最後にここまでで対処の難しいゼクロム対策として、ザシオーガ、ザシバド軸に通すエースにもなれるメタモンを採用して構築が完成しました。(一番採用理由が曖昧なので確実に要改善枠)

 

【最終結果と反省】  

S31は最終順位105位、最終レート1963でした。

最終日終了2時間前にはレート1998までは行っていて、レート2000を目指しましたが勝ち切ることが出来ませんでした。

 

勝ち切れなかった理由としては以下を考えています。

①構築が受けに寄り過ぎて下振れを引きやすかった

②ムゲンダイナが明確に不利を取る歌うラッキーの処理ルートが限られていた(ネクロズマの剣の舞、ガマゲロゲダイマックスでのゴリ押し)

イベルタルの対処法が曖昧、特にムゲンダイナとイベルタルの対面で物理特殊を読み間違えると挽回が難しい

④レシラムの対処法が物理と特殊の場合で異なるため安定しない(物理→メタモン、特殊→ポリゴン2

 

上記を踏まえて構築を改善して、S32では心機一転頑張ります。

【S30 最終34位/36位 最終レート2024】サイクルイベルネクロ+ポットデスバトン展開

今回はランクマッチS30で使用し最終34,36位の結果を残せた構築の記事となります。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)のDMもしくは下ツイートのリプ欄までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,日食ネクロズマ@万能傘

 2.イベルタル@突撃チョッキ

 3,エルフーン@食べ残し

 4,オーロンゲ@光の粘土

 5,ウオノラゴン@こだわりスカーフ

 6,ポットデス@白いハーブ

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます)  

 

【構築コンセプト】

サイクルパーツとして採用し をバトンタッチ展開のアンカーとして運用することで、枠を圧縮して対応範囲を広げる

 

【構築経緯】 

①軸の選択:オーロンゲ始動の壁展開からの日食ネクロズマイベルタルのサイクル

現在の環境で自然に禁止伝説2体の選出を出来る組み合わせを考えた時に、非ダイマックス状態でも最低限のクッション性能を維持出来、環境トップのザシアンに強いHBベースの日食ネクロズマを採用すると相方の禁止伝説の自由度が上がると考え、軸として固定してS30は対戦していきました。

相方の禁止伝説としてはムゲンダイナ、ホウオウ、グラードン等を試していましたが、最終的には日食ネクロズマの苦手なバドレックス(黒馬)に強く、イベルタル、日食ネクロズマとのミラーマッチに強く出れる突撃ョッキイベルタルに落ち着きました。

この2体はサイクルパーツとしては攻撃性能をある程度有する分、耐久が通常の受け駒よりも劣るため、壁展開を基本選出に組み込むことにより耐久値の底上げを図ることとしました。壁要員としては相手の積み展開を悪戯心挑発で阻害できるオーロンゲを採用し、ここまでの3体を基本選出としました。

 

②対ザシアン+カイオーガ軸:壁+スカーフウオノラゴンによるカイオーガ対策

ザシアン+カイオーガ軸は攻めの補完は優秀ですがタイプ相性上の補完はそこまでないため、対面的な構築になりやすく、龍の舞日食ネクロズマの通りが良いケースが多かったことから、壁展開で補助して通す展開を目指しました。

ただ、カイオーガは壁込みでも日食ネクロズマで起点にすることは難しいため、別の対策枠を用意し最低でも引かせる必要があります。

その対策枠として、絶対零度や瞑想持ちのカイオーガを考えると攻撃性能も維持した対策とする必要があるため、雨下のエラがみで相手に強烈な負担をかけることが出来、水技を4分の1に抑える耐性を持つスカーフ頑丈顎ウオノラゴンを今回は採用することとしました。その際に課題となる耐久値の低さについては、壁展開と組み合わせることでカバーし、ウオノラゴンの行動回数を確保することとしました。

このカイオーガ軸に対して壁と合わせることでスカーフウオノラゴンの行動回数を増やし、ダメージレースを有利に進める」という考え方はめろーるさんの以下に示す構築記事を参考にさせてもらいました。禁止伝説1体環境での記事のためルールは違いますが、このように他ルールにも流用出来るように考え方が詳しく言語化されているので、非常に勉強になります。読んだことがない方は是非この記事も読んでみてください。

参考文献:【最終6位】紫冠バシャラージ - 華氏451度

 

③補完枠の選択:崩しのためのポットデスバトン

ここからは補完枠の2体の選択となります。

まず、ここまでの4体で不足する崩しの要素を求め、環境に多かったホウオウ軸のサイクルパに対して、殻を破るバトンからチョッキイベルタルに繋ぐ展開の通りが良かったので、白いハーブ持ちバトンタッチポットデスを採用しました。

最後の1体は最後まで迷走していましたが、ここまでで厳しいゼクロム、ジガルデに強く、オーロンゲが出せない場合の第二の起点作成要員となれる甘える持ちエルフーンを採用し、構築が完成しました。

 

④一般ポケモンの型の選択について

種族値を考えると禁止伝説ポケモンダイマックス権を使用するのが一番強い使い方となるため、一般ポケモンは以下のように非ダイマックス状態でも強い型とすることを意識しました。

:甘える持ちの起点作成型

f:id:csunny:20220401153000p:plain:壁張り要員

こだわりスカーフアタッカー

:殻を破るバトンタッチ型

 

⑤枠の圧縮について

壁構築は一体が攻撃性能ほぼ0の壁要員のポケモンになることから、通常の構築と比較して崩しの要素が不足しやすく、無理に崩しの要素を加えようとすると構築のバランスが崩れて無理なポケモンが発生しやすいです。そこで、今回は日食ネクロズマイベルタルという受け攻め両立出来るサイクルパーツに殻を破るバトンを繋ぐことで崩しの役割を兼任してもらいました。このことにより、本来であれば構築に組み込むことが難しい補完枠を採用出来る余裕が生まれました。(今回であればジガルデメタのエルフーン

 

【個体紹介】 

1,日食ネクロズマf:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物:万能傘

技構成:メテオドライブ/サイコファング/龍の舞/月の光

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:198-177-188-x-129-112

努力値:204-0-188-0-0-116

 

⭐︎調整意図

HB→A特化f:id:csunny:20211001133347p:plainのA+1インファイト乱数2発(18.4%)/A特化f:id:csunny:20220222124517j:plainの命の珠キョダイカキュウ壁下で乱数2発(7.4%)

HD→C特化f:id:csunny:20211227072846j:plainの命の珠威力140ダイサンダーのダメージ153〜183(壁下であれば月の光で受けきれる)

A→無振り/A+1ダイサイコでB4振りf:id:csunny:20211225221910j:plain確定1発、HBf:id:csunny:20211227091109j:plainをダイサイコ+フィールド下ダイサイコで乱数2発(2回とも最低乱数を引かなければ落とせる)

S→S+1で最速100族f:id:csunny:20211227072846j:plainf:id:csunny:20211227072902j:plain抜き

この構築記事の個体を流用しました。長いこと使用している個体なのでダメージ感覚を完全に把握してるところが大きいです。

 

⭐︎持ち物について

カイオーガ入りの構築に対しても選出出来るよう、雨下での水技の威力を低減し、月の光の回復量を確保出来る万能傘を持たせました。

 

⭐︎技構成について

ザシアン軸に対してサイクルを形成するための回復技として月の光、積み技は相手との素早さ関係を逆転させられる龍の舞、攻撃技は範囲よりも火力重視でタイプ一致の2つとしました。ダイスチル媒体となる鋼技は特性貫通効果も強力なメテオドライブとして、エスパー技は壁展開に強くなり、物理ダイサイコとしても強力なサイコファングを採用しました。

 

⭐︎採用理由

ザシアンをある程度受け流しつつ、攻め駒としても運用出来るのはこのポケモンの唯一無二の性能だと考え、採用しています。構築経緯にも記載の通り、ザシアン+カイオーガはこのポケモンとウオノラゴンを組み合わせて対処していきます。

止まる相手も多いので構築次第ではありますが、ポットデスのバトンタッチのアンカーにもなれます。

壁下のこのポケモンの耐久は異常の一言で、A特化エースバーンの命の珠キョダイカキュウを高確率で2耐えするので後出しが成立します。

また、万能傘の効果でダイバーンが晴れ状態でも火力が上がらないため、壁下であれば命の珠サンダーの全ての攻撃を受け切る事が出来ます。

ただ、最終日の上位環境からザシアン+カイオーガ軸が減っていて、万能傘が腐る場面が多かったのが悩みどころでした。持ち物はゴツメやラムにすべきだったかもしれません。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:突撃チョッキ

技構成:悪の波動/デスウイング/熱風/鋼の翼

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:201-135-115-170-148-150

努力値:0-0-0-28-236-244

 

⭐︎調整意図

HD→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット乱数2発(3.1%)/C特化のダイフェアリー乱数1発(18.8%)

A→無振り/H252振りをA+2ダイスチル+火傷ダメージ一回で乱数1発(75%)/無振りをA+2ダイスチルで確定1発

C→残り振り切り/H252振りf:id:csunny:20220401165919j:plainをダイアークで乱数1発(81.3%)

S→準速抜き/S+1で最速抜き

Hには努力値を振らずにDに振り切ることで、デスウイングの打ち合い時に有利に働きます。

※vsイベルタルミラー

①特化珠デスウイング被ダメ:55〜64

②無補正C252振り珠デスウイング被ダメ:51〜60

③無振りイベルタルへの与ダメ:66〜78 ※回復量49〜58

→無補正C252振り珠デスウイングにはほぼ回復が追いつき、特化だと少しずつ体力が減っていくものの、ダメージレースには打ち勝てます。

※vsメタモン

①C+2デスウイング被ダメ:69~82

②C+2デスウイング与ダメ:103~123 ※回復量77〜92

→乱数は絡みますがデスウイング連打で回復は追いつくため、体力を半分程度確保しておけば基本的に打ち勝てます。

 

⭐︎持ち物について

特殊耐久を底上げする突撃チョッキを持たせました。この持ち物でないとイベルタルへの後出しは厳しいです。

 

⭐︎技構成について

一致技の悪の波動とデスウイング、ザシアンへの打点として熱風までは確定で、最後の一枠にはバンギラスへの打点となり、ダイスチル媒体として優秀な鋼の翼を採用しました。この技は殻を破るバトンした時に真価を発揮します。

 

⭐︎採用理由

特殊受け兼特殊全抜きエースとしての採用です。突撃チョッキを持ちながらデスウイングにより擬似的な回復技を持てるのはこのポケモンにしかない特徴となります。

相手のイベルタルに対してダイマックス無しでは基本的に突破されないので、イベルタル対面でデスウイングから入って相手のダイマックスを見てからこちらの行動を決めることが出来ます。裏のポケモンを切ってからこちらのダイマックスイベルタルを通すか、そのままこちらのイベルタルを切って裏のポケモンを通しにいくかは展開次第で決めます。

ポットデスのバトンタッチのアンカーとしては基本的にこのポケモンを選択します。調整意図に記載のように体力を半分程度確保しておけばメタモンとの打ち合いにも負けないため、メタモンに臆することなく選出出来ます。

ダイスチルによる物理耐久上昇が強力で、壁ターンを枯らしてからの物理アタッカーのダイマックスによる切り返しに耐性をつけることが出来ます。また、ポットデスが威嚇等で白いハーブを消費させられた場合に引き継ぐことになるBダウンを補うような使い方も可能です。

壁と殻を破るバトンタッチを上手く繋いでやれば本来苦手なゼルネアスにも打ち勝てる等、展開次第で全ての構築に対応出来るスペックを持っていました。今期のMVP枠(S28から3ヶ月連続)。

 

3,エルフーン

特性:悪戯心

持ち物:食べ残し

技構成:ムーンフォース/宿り木の種/身代わり/甘える

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:167-x-146-97-100-136

努力値:252-0-220-0-36-0

 

⭐︎調整意図

H→振り切り

B→余り振り切り

D→C特化ムーンフォース乱数1発(6.3%)

 

⭐︎持ち物について

宿り木の種+身代わりで嵌めを成立させるために食べ残しを持たせました。

 

⭐︎技構成について

相手のダイマックスターン枯らしにも使える身代わり、後続のサポートになり、展開次第で身代わりと合わせて相手を嵌めることも出来る宿り木の種、物理型に対する起点回避+後続の起点作りのために甘えるを採用しています。

攻撃技は50%ジガルデの身代わりを破壊できるようムーンフォースとしました。

 

⭐︎採用理由

他のポケモンでは対処の難しいゼクロム、ジガルデ対策が主な採用理由です。ゼクロムに対しては後出しからの甘えるで、ジガルデに対しては対面で身代わりを残して後続を宿り木の種でまとめて嵌めて行き対処していきます。壁展開の天敵のウーラオスに強く、サイコファング持ちが多い日食ネクロズマに対しても甘えるで起点作成を行えるので、オーロンゲの選出が難しい場合の第二の起点作成要員にもなってくれました。

ただ、最終日は役割対象のゼクロム、ジガルデにほとんどマッチングせず、マッチングした構築にも基本的にナットレイが入っていたため、選出率がガタ落ちしてしまいました。変えるならこの枠からだと思います。

 

4,オーロンゲf:id:csunny:20220401153000p:plain

特性:悪戯心

持ち物:光の粘土

技構成:イカサマ/挑発/リフレクター/ひかりのかべ

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:201-140-111-x-113-80

努力値:244-0-204-0-60-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→A特化f:id:csunny:20220220060950j:plain命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

D→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット確定耐え

 

⭐︎持ち物について

壁ターンを8ターンに延長する光の粘土を持たせました。この持ち物でないと、特に日食ネクロズマイベルタルのサイクルを回す際に壁ターンが足りなくなりがちです。

 

⭐︎技構成について

構築コンセプトの両壁、積み展開を阻害する挑発までは確定として、攻撃技には今回はイカサマを採用しました。構築単位で重めな霊獣ランドロス+ザシアン+バドレックス(黒馬)へ一貫する打点となります。

 

⭐︎採用理由

壁張り要員としてS28,29より引き続き採用しました。

①特性の悪戯心による先制での壁貼りでダイジェットのS上昇関係なく壁展開可能(ダイジェットに対し後出しして壁展開で切り返せる)

②挑発での積み展開の阻害が可能

③タイプ上f:id:csunny:20220401181044j:plainに有利なため後出しが可能

となる点が他の壁貼り要員と比較してのメリットとなります。

特に②が非常に重要で、他の壁要員と異なり加速バトンのような素早さ上昇が絡んだギミック構築にも展開を許しません。

攻撃技のイカサマですが、相手の対面龍の舞や剣の舞を咎められたり、挑発読みのザシアンバックに対して4割程度入りイベルタルのダイバーン圏内に入れられる等のメリットがあり使用感は良かったです。

欠点としては壁展開が読まれやすいくらいで、このポケモンの壁要員としての性能は頭一つ抜けていると考えています。

 

5,ウオノラゴン

特性:頑丈顎

持ち物こだわりスカーフ

技構成:エラがみ/逆鱗/ロックブラスト/寝言

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:165-142-120-x-101-139

努力値:0-252-0-0-4-252

 

⭐︎調整意図

A→振り切り

D→残り/f:id:csunny:20220401181436j:plain意識

S→最速/意地f:id:csunny:20220220055155j:plainの上からエラがみを打てる

 

⭐︎持ち物について

先行時に威力の上がるエラがみと相性の良いこだわりスカーフを持たせました。

 

⭐︎技構成について

最高火力のエラがみは確定として、サブウェポンとしてはAダウン効果によりダイマックス時の撃ち合いで有利になるダイドラグーン媒体になる逆鱗、ヌケニンへの打点となりタスキも貫通できる連続技のロックブラストを採用しました。

ダイウォール媒体の補助技としては今回は寝言を採用しました。カバルドン入りに対してこのポケモンを眠らせる展開を取ることが多かったので、打つ機会は思いの外ありました。

 

⭐︎採用理由

カイオーガへの対策枠としての採用です。構築経緯にも記載の通り、壁と組み合わせてダメージレースを優位に進めていきます。

日食ネクロズマと組み合わせることで、エースバーンに対して安定した対処が可能となる点も優秀でした。(日食ネクロズマを倒すためにはキョダイカキュウを打つ必要があり、その場合にはスカーフエラがみで上から縛れる)

日食ネクロズマの展開を阻害してくるカバルドン等の地面タイプにも総じて強く、上手く構築の穴を埋めてくれました。

 

6,ポットデス

特性:のろわれボディ

持ち物:白いハーブ

技構成:鬼火/身代わり/バトンタッチ/殻を破る

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:167-63-125-155-136-92

努力値:252-0-228-4-12-12

 

⭐︎調整意図

H→振り切り

A→イカサマのダメージを減らすために個体値最低

B→火傷状態のA252振りの鉢巻あんこくきょうだ乱数1発(31.3%)

D→C特化f:id:csunny:20211227072846j:plainの命の珠ダイジェット乱数1発(25%)

S→S+2で準速抜き(メガネ持ち意識)

 

⭐︎持ち物について

殻を破るを使用した際のBDダウンを打ち消すために白いハーブ一択です。

 

⭐︎技構成について

コンセプトの殻を破る、バトンタッチは確定として、宿り木の種と電磁波を透かすための身代わりと、バンギラスポリゴン2等のイカサマのダメージ低減を目的として鬼火を持たせたノーウェポン型としました。鬼火はリフレクター、力を吸い取るにする案もありますが、ウーラオスに対して無力となるので鬼火で良かったと考えています。

 

⭐︎採用理由

殻を破るバトンを用いた崩し枠としての採用です。日食ネクロズマイベルタルにバトンを繋いで全抜きを狙います。

最終日環境に多かったホウオウ+ムゲンダイナorバドレックス(黒馬)はこのポケモンの殻を破るバトンをイベルタルに繋いで全て破壊していました。

壁+ポットデス+アンカーの選出は通常であるとメタモンが選出画面にいるだけで選択肢から外れがちですが、今回の構築ではアンカーにHB日食ネクロズマとチョッキイベルタルというメタモン耐性の高いポケモンを採用しているので、問題なく選出していくことが出来ました。

鬼火が役割遂行のために非常に重要で、このポケモンに対して後出しされるバンギラスに対して火傷を入れることで、バンギラス対面のポットデス→イベルタルへのバトンタッチを強引に成立させ、火傷ダメージによりバンギラスイベルタルのダイスチル圏内に入れていきます。後続のエースに電磁波を入れる動きをするプレイヤーが多かったので身代わりも必須級でした。

ノーウェポンのため出す構築は選びますが、出した試合では想定通りの活躍をしてくれました。

 

【選出パターン】

サイクル選出の壁オーロンゲ+日食ネクロズマイベルタルか積み展開の壁オーロンゲorエルフーン+ポットデス+日食ネクロズマorイベルタルのどちらかを相手に合わせて選出して行きます。カイオーガ入りに対してはウオノラゴンを選出になるべく絡めます。

以下に代表的な並びへの基本的な選出と簡単な立ち回りを記載していきます。ただし、全部書き出していくとキリがないので一部だけです。

 

 ①vsザシアン+イベルタル

 vsザシアン+バドレックス(黒馬)軸

こちらの選出f:id:csunny:20220401183336p:plainf:id:csunny:20220401183355j:plain

壁下で日食ネクロズマイベルタルでサイクルを回していき、最終的に龍の舞日食ネクロズマダイマックスイベルタルのどちらかで全抜きを狙っていきます。日食ネクロズマに対してイベルタル、バドレックス(黒馬)を釣り交換で合わされてもオーロンゲ後出しから壁展開への移行が可能です。ステルスロックがきついのでカバルドンラグラージの展開をなるべくオーロンゲで阻止するよう意識していました。

 

②vsザシアン+カイオーガ

こちらの選出:f:id:csunny:20220401183336p:plainf:id:csunny:20220401183355j:plain

ザシアン対面はリフレクターから日食ネクロズマに、カイオーガ対面は光の壁からウオノラゴンに繋いでいき、そこからサイクルを回して日食ネクロズマによる全抜きを狙っていきます。

ウオノラゴンはカイオーガダイマックスを切られてしまうと対面負けてしまいますが、今回は日食ネクロズマに万能傘を持たせているので、ダイマックスさえ枯らせば壁込みでカイオーガを起点に全抜きを狙える事は意識して立ち回っていました。

 

③vsホウオウ軸

こちらの選出:

壁展開からの殻を破るバトンタッチで全抜きを狙っていきます。

ホウオウは日食ネクロズマを止めることが出来るポリゴン2ナットレイと組まれていることが多かったので、基本的にはアンカーはイベルタルとしていました。

ホウオウの再生力を絡めてこちらのダイマックスターン、壁ターンを枯らし、ホウオウダイマックスで切り返すというパターンを取られることが多かったので、その立ち回りをされた場合にはダイスチルでBを上げて相手のダイマックスに備えていきます。

 

【対処の難しいポケモン

と組んでいる

結局日食ネクロズマ軸はどう組んで行ってもテッカグヤナットレイが課題となります。今回の構築ではこの2体は殻を破るバトンで対処していきますが、日食ネクロズマを殻を破るバトンのアンカーにしても突破出来ないので、アンカーをイベルタルにせざるをえず、この2体がイベルタルに強いザシアン、ゼルネアスと組まれている構築には苦しい立ち回りを強いられていました。

 

このパーティに対しては完全にイベルタルの上位互換でした。(悪巧みの出来る耐久の高いイベルタル

オーロンゲの挑発が効かないので、対面での悪巧みを阻止出来ません。攻撃技をソウルクラッシュ→イカサマにした最大の弊害でした。

対処法としては何とかして先に殻を破るバトンタッチをイベルタルに繋ぐしかありません、個体数が少なくて助かりました。

 

f:id:csunny:20210705114522p:plain

このポケモンを一発で倒せるポケモンがおらず、悪タイプのためオーロンゲの挑発が無効となることから欠伸ループに入ってしまいがちです。

バドレックス(黒馬)対策として入れられていることから、環境にいるブラッキーはほぼHDだったため、ポットデスで鬼火を入れてから日食ネクロズマ、ウオノラゴンに身代わりをバトンタッチで繋いで対処していました。(殻を破るはしない)

最終日は上位層がガオガエンを好んで使っていたこともあり、一回もマッチングしなかったので助かりました。

 

【最終結果と振り返り】 

S30は最終順位34,36位、最終レートはどちらも2024でした。

 

レート2000に乗せるのが6月1日の8時とシーズン終了ギリギリで、そこから連勝を重ねることは出来ましたが、レートを上げきる前に時間切れとなってしまいました。本調子となるのが遅かった...

 

今回の構築は当初はHB日食ネクロズマ+チョッキイベルタルでのサイクルが主軸で、殻を破るバトンはあくまでオプションとして考えていましたが、終盤になるにつれてホウオウ軸を始めとするサイクルパが増加し、バトンイベルの選出率が跳ね上がってしまいました。バトンイベルを主軸として構築を組み直すのが正解だったかもしれません。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

【S29 最終43位 最終レート2013】2軸展開壁イベルネクロ改

今回はランクマッチS29で使用し最終43位の結果を残せた構築の記事となります。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,日食ネクロズマ@命の珠

 2.イベルタル@突撃チョッキ

 3,ヌオー@ゴツゴツメット

 4,オーロンゲ@光の粘土

 5,ウオノラゴン@こだわりスカーフ

 6,霊獣ランドロス@食べ残し

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます)  

 

【構築コンセプト】

f:id:csunny:20220401153000p:plain始動の壁展開からf:id:csunny:20220220054917j:plainf:id:csunny:20220401115758j:plainのサイクルを回す/で積み全抜きを狙う

○壁+スカーフによる対策

f:id:csunny:20220220054917j:plainに優先してダイマックス権を使用するために他の一般ポケモンは非ダイマックス状態で強いポケモンで固める

 

【構築経緯】 

今回の構築のベースはS28の構築となります。

①軸の選択

まず、相手の禁止伝説への対処を考えた時に、ザシアン、ゼルネアス以外の禁止伝説に互角以上に渡り合え、明確にバドレックス(黒馬)に強い唯一の禁止伝説であるイベルタルと、ザシアン、ゼルネアスに強めの日食ネクロズマの組み合わせが一番対応範囲を広くする事が出来ると考えました。

次に、ザシアン+イベルタルザシアン+バドレックス(黒馬)軸に安定する壁オーロンゲ+チョッキイベルタル+ヌオーのサイクル選出と、ザシアン+カイオーガゼルネアス+日食ネクロズマのような上記のサイクル選出で受け回すのが厳しい並びを誤魔化せる壁オーロンゲ+命の珠日食ネクロズマの積み展開の2軸での対応範囲の広さに魅力を感じて、S28から引き続き軸として選択しました。

 

②対ザシアン+カイオーガ

ザシアン+カイオーガは攻めの補完は優秀ですがタイプ相性上の補完はそこまでないため、対面的な構築になりやすく、龍の舞日食ネクロズマの通りが良いケースが多かったことから、壁展開で補助して通す展開を目指しました。

ただ、カイオーガは壁込みでも日食ネクロズマで起点にすることは難しいため、別の対策枠を用意し最低でも引かせる必要があります。

その対策枠として、絶対零度や瞑想持ちのカイオーガを考えると攻撃性能も維持した対策とする必要があるため、雨下のエラがみで相手に強烈な負担をかけることが出来、水技を4分の1に抑える耐性を持つスカーフ頑丈顎ウオノラゴンを今回は採用することとしました。その際に課題となる耐久値の低さについては、壁展開と組み合わせることでカバーし、ウオノラゴンの行動回数を確保することとしました。

このカイオーガ軸に対して壁と合わせることでスカーフウオノラゴンの行動回数を増やし、ダメージレースを有利に進める」という考え方はめろーるさんの以下に示す構築記事を参考にさせてもらいました。禁止伝説1体環境での記事のためルールは違いますが、このように他ルールにも流用出来るように考え方が詳しく言語化されているので、非常に勉強になります。読んだことがない方は是非この記事も読んでみてください。

参考文献:【最終6位】紫冠バシャラージ - 華氏451度

 

③補完枠の選択

最後の1枠の補完枠に求めた性能は以下のようなものでした。

1,ここまでで厳しいホウオウ、ゼクロムグラードンに強い

2,他のポケモンと組み合わせてムゲンダイナ入りの受けループに対する回答となれる

3,日食ネクロズマ、ウオノラゴンで崩すのが難しいナットレイに対面から負けない

上記の要求を満たすポケモンとして身代わりビルドアップ霊獣ランドロスを採用し構築が完成しました。

 

④一般ポケモンの型の選択について

種族値を考えると禁止伝説ポケモンダイマックス権を使用するのが一番強い使い方となるため、一般ポケモンは以下のように非ダイマックス状態でも強い型とすることを意識しました。

f:id:csunny:20220401115758j:plain:蓄える搭載の物理受け

f:id:csunny:20220401153000p:plain:壁貼り要員

こだわりスカーフアタッカー

:身代わりビルドアップアタッカー

 

【個体紹介】 

1,日食ネクロズマf:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物:命の珠

技構成:メテオドライブ/サイコファング/地震/龍の舞

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:185-224-148-x-130-121

努力値:100-212-4-0-4-188

 

⭐︎調整意図

H→ダイマックス時C特化f:id:csunny:20220401181436j:plainの雨下命の珠威力150ダイストリーム+珠ダメージ2回を確定耐え

A→HBをA+1ダイサイコで確定1発

B,D→ダイスチル、ダイアースの効率意識の偶数

S→無振り抜き(アッキ、ゴツメ意識)/S+1で大体の耐久振りf:id:csunny:20220220055155j:plainの上を取れる

H調整は、龍の舞を積んだ状態でカイオーガが後出しされた際に、威嚇を入れるために裏の霊獣ランドロスに引く動きをされることが多かったので、そこまでケアしてダイサイコを打ってカイオーガに居座られた場合にも最低3ターン行動できるようにするという意図があります。(カイオーガ居座りに対して最善の行動は体力を確保するためにダイアースでD上げ)

 

⭐︎持ち物について

突破力を高めるために命の珠を持たせました。

 

⭐︎技構成について

積み技は素早さも上げることで全抜きを狙える龍の舞とし、攻撃技は物理耐久を上げるダイスチル媒体となる鋼一致技のメテオドライブ、ヌオー等の水タイプへの最大打点となり、壁構築へのメタにもなるサイコファング特殊耐久を上げるダイアース媒体となり、日食ネクロズマミラーの打点にもなる地震の3つとしました。

 

⭐︎採用理由

高火力の全抜きエースとしての採用です。耐久、火力共に優秀で、選出画面で厳しい構築は壁と合わせてこのポケモンで強引に突破していました。

構築経緯にも記載の通り、ザシアン+カイオーガはこのポケモンとウオノラゴンを組み合わせて対処していきます。

初手ダイマックスをさせても強く、相手の構築によってはこのポケモンの初手ダイマックスで数的有利を取ってから後続のイベルタル+ヌオーのサイクルで詰ませるという動きも出来ます。

ホウオウ軸を相手にする時だけはダイロック媒体の岩技が欲しくなりましたが、それ以上にダイサイコによるサイコフィールド展開が、火力の底上げや先制技無効の効果があり魅力的でした。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:突撃チョッキ

技構成:悪の波動/デスウイング/熱風/きあいだま

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:201-135-115-170-148-150

努力値:0-0-0-28-236-244

 

⭐︎調整意図

HD→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット乱数2発(3.1%)

C→残り振り切り/H252振りf:id:csunny:20220401165919j:plainをダイアークで乱数1発(81.3%)

S→準速抜き/S+1で最速抜き

体感C特化のイベルタルが増えていると感じたので、S28よりも特殊耐久を伸ばしました。Hには努力値を振らずにDに振り切ることで、デスウイングの打ち合い時に有利に働きます。

※vsイベルタルミラー

①特化珠デスウイング被ダメ:55〜64

②無補正C252振り珠デスウイング被ダメ:51〜60

③無振りイベルタルへの与ダメ:66〜78 ※回復量49〜58

→無補正C252振り珠デスウイングにはほぼ回復が追いつき、特化だと少しずつ体力が減っていくものの、ダメージレースには打ち勝てます。

 

⭐︎持ち物について

特殊耐久を底上げする突撃チョッキを持たせました。この持ち物でないとイベルタルへの後出しは厳しいです。

 

⭐︎技構成について

一致技の悪の波動とデスウイング、ザシアンへの打点として熱風までは確定で、最後の一枠には今回はバンギラスへの打点となるきあいだまを採用しました。命中率に難はありますが、このポケモンはバドレックス(黒馬)入りにはほぼ絶対選出となるため、対応範囲を広げるために必須級の技でした。

 

⭐︎採用理由

特殊受け兼特殊全抜きエースとしての採用です。対イベルタルの安定感を評価してS28から続投させました。突撃チョッキを持ちながらデスウイングにより擬似的な回復技を持てるのはこのポケモンにしかない特徴となります。

相手のイベルタルに対してダイマックス無しでは基本的に突破されないので、イベルタル対面でデスウイングから入って相手のダイマックスを見てからこちらの行動を決めることが出来ます。裏のポケモンを切ってからこちらのダイマックスイベルタルを通すか、そのままこちらのイベルタルを切って裏のポケモンを通しにいくかは展開次第で決めます。

きあいだまの命中率は不安要素ですが、このポケモンデスウイング、悪の波動、熱風の3ウェポンがあれば役割を十分果たせ、ラストの一枠の技はほとんど打つ機会が無いため、崩すのが難しいバンギラス絡みの受け寄りの構築との対戦を7割で拾えるようになる、この技の採用は間違っていなかったと考えています。

2000チャレチャレでは相手のウオノラゴンを熱風で火傷させ、2000チャレでは光の壁の補助を受けてダイマックス無しでダイマックスチョッキカイオーガに打ち勝つ文句なしの活躍を見せてくれました。間違いなく今期のMVP枠。

 

3,ヌオーf:id:csunny:20220401152814j:plain

特性:天然

持ち物ゴツゴツメット

技構成:冷凍ビーム/毒毒/蓄える/自己再生

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:201-81-147-85-90-55

努力値:244-0-228-0-36-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

A→イカサマのダメージ意識の個体値0

B→A特化f:id:csunny:20220401181810j:plainのじゃれつく確定2耐え

C→無振り/H252振りf:id:csunny:20220401181832j:plain、慎重H236D164振りf:id:csunny:20220401182022p:plainの身代わりを冷凍ビームで確定破壊

D→無補正C252振りf:id:csunny:20220401182116j:plainの命の珠ダイジェットD+0→D+1状態で確定2耐え(壁下で対面から蓄えるで起点に出来る)

調整はS28から変更していませんが、イベルタルバンギラスポリゴン2からイカサマを食らう機会が思ったよりも多かったのでA0個体に変更しました。

 

⭐︎持ち物について

受け出し時にザシアンを削るためにゴツゴツメットを持たせました。今回のヌオーはザシアンに打点を持たないためこの持ち物で確定です。

 

⭐︎技構成について

回復技の自己再生は確定として、壁下で要塞化を図るための蓄える、ザシアン対面で交代読みで打って負担をかける技として毒毒を採用しました。攻撃技としてはアッキサンダーの身代わりを破壊出来る冷凍ビームを採用しました。ジガルデ(パーフェクトフォルム)の身代わりも確定破壊出来るので、ジガルデ軸に対して数的不利を取ってもTODにより負けることがなくなります。(地震ワンウェポンだと身代わりを破壊できないのでTODが成立してしまう)

 

⭐︎採用理由

ザシアン受け兼壁と合わせての積みアタッカーの誤魔化し枠としての採用です。

基本的に物理受けとして運用し、相手の型が割れた段階で壁下で蓄えるを積んで要塞化を図る動きが取れる点が立ち回りに幅が出来て優秀でした。

冷凍ビームワンウェポンの使用感はかなり良かったです。ザシアン対面は特化じゃれつくを考えると基本的に自己再生しか押せず、交換を読める時は毒毒を打っていたので攻撃技を押すタイミングが元々ないからです。ヒードランへの打点がなくなること、ゼルネアスの身代わりを破壊出来なくなることの2点だけが問題でしたが、身代わりサンダーに詰まされるリスクを考えると地震への変更は出来ませんでした。

 

4,オーロンゲf:id:csunny:20220401153000p:plain

特性:悪戯心

持ち物:光の粘土

技構成:ソウルクラッシュ/挑発/リフレクター/ひかりのかべ

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:201-140-111-x-113-80

努力値:244-0-204-0-60-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→A特化f:id:csunny:20220220060950j:plain命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

D→C特化f:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット確定耐え

 

⭐︎持ち物について

壁ターンを8ターンに延長する光の粘土を持たせました。この持ち物でないと、特にイベルタル+ヌオーのサイクルを回す際に壁ターンが足りなくなりがちです。

 

⭐︎技構成について

構築コンセプトの両壁、積み展開を阻害する挑発までは確定として、攻撃技にはソウルクラッシュを採用しました。C下げの効果により、後続の積みのサポートが出来ます。

 

⭐︎採用理由

S28から引き続き壁貼り要員として採用しました。

①特性の悪戯心による先制での壁貼りでダイジェットのS上昇関係なく壁展開可能(ダイジェットに対し後出しして壁展開で切り返せる)

②挑発での積み展開の阻害が可能

③タイプ上f:id:csunny:20220401181044j:plainに有利なため後出しが可能

となる点が他の壁貼り要員と比較してのメリットとなります。

今期は身代わり搭載のイベルタルが増加傾向にあり、攻撃技にその身代わりを破壊できるソウルクラッシュを採用しています。

ザシアン+カイオーガカイオーガに瞑想する隙を見せてしまう点が大きな欠点でしたが、今期はその場合でも対処出来るようにウオノラゴンに岩石封じを搭載したため、安定して立ち回ることが出来ました。(詳しくは選出パターンの項で記載)

 

5,ウオノラゴン

特性:頑丈顎

持ち物こだわりスカーフ

技構成:エラがみ/逆鱗/岩石封じ/けたぐり

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:165-142-120-x-101-139

努力値:0-252-0-0-4-252

 

⭐︎調整意図

A→振り切り

D→残り/f:id:csunny:20220401181436j:plain意識

S→最速/意地f:id:csunny:20220220055155j:plainの上からエラがみを打てる

 

⭐︎持ち物について

先行時に威力の上がるエラがみと相性の良いこだわりスカーフを持たせました。

 

⭐︎技構成について

最高火力のエラがみは確定として、サブウェポンとしてはAダウン効果によりダイマックス時の撃ち合いで有利になるダイドラグーン媒体になる逆鱗、ヌケニンへの打点となり、対ザシアン+カイオーガで重要となる素早さ操作技の岩石封じ(詳しくは選出パターンの項で記載)、ダイナックル媒体となり、ナットレイ入りの構築を物理の役割集中で崩せるようになるけたぐりの3つを採用しました。

ダイウォール媒体の補助技も入れたかったですが、抜く技がありませんでした。

 

⭐︎採用理由

カイオーガへの対策枠としての採用です。構築経緯にも記載の通り、壁と組み合わせてダメージレースを優位に進めていきます。

日食ネクロズマで初手ダイマックスをする展開を取る際に裏に置くことで、エースバーンに対して安定した対処が可能となる点も優秀でした。(日食ネクロズマを倒すためにはキョダイカキュウを打つ必要があり、その場合にはスカーフエラがみで上から縛れる)

日食ネクロズマの展開を阻害してくるカバルドン等の地面タイプにも総じて強く、上手く構築の穴を埋めてくれました。

 

6,霊獣ランドロス

特性:威嚇

持ち物:食べ残し

技構成:地震/ストーンエッジ/身代わり/ビルドアップ

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:193-165-114-x-100-157

努力値:228-0-28-0-0-252

 

⭐︎調整意図

H→16n+1最大値

B→残り/B+1状態でのA特化つららばりの乱数がずれる

S→最速

ナットレイのボディプレスを身代わりが2耐えするHB配分も試しましたが、最終的にはゼクロムカイオーガの上から動ける最速個体に落ちつきました。

 

⭐︎持ち物について

ナットレイに打ち勝つために食べ残しを持たせました。オボンのみや混乱実であると鉄壁ボディプレス型ナットレイに対して回復量が足りなくなります。

 

⭐︎技構成について

対面からナットレイを起点にするための身代わり+ビルドアップを採用し、攻撃技は一致技の地震と、相性補完の良い岩技としました。岩技は鋼飛行の鉄壁持ち(アーマーガア、エアームド)に対してワンチャンスを残せるよう急所に当たりやすいストーンエッジとしました。

 

⭐︎採用理由

他のポケモンで対処が難しいホウオウ、ゼクロムグラードン対策が一番の採用理由です。

身代わりという技が本当に便利で、ナットレイの宿り木透かしが一番の採用理由ですが、有利対面で身代わりを残す事で裏から出てくるムゲンダイナのダイマックス砲で縛られなくなったり、壁構築の最大の弱点となる急所のリスクを低減出来るようになります。

ただ、日食ネクロズマ入りの構築にこのポケモンを入れてしまうと、テッカグヤがとんでもなく重くなってしまうのが悩みどころでした。禁止伝説への対策だけ考えると大正解でしたが、変えるとしたらこの枠からだと思います。

 

【選出パターン】

サイクル選出の壁オーロンゲ+イベルタル+ヌオーか積み展開の壁オーロンゲ+日食ネクロズマ(+霊獣ランドロスのどちらかを相手に合わせて選出して行きます。カイオーガ入りに対してはウオノラゴンを優先して選出します。

以下に代表的な並びへの基本的な選出と簡単な立ち回りを記載していきます。ただし、全部書き出していくとキリがないので一部だけです。

 

 ①vsザシアン+イベルタルザシアン+バドレックス(黒馬)軸

こちらの選出:f:id:csunny:20220401182652p:plainf:id:csunny:20220401182710j:plainf:id:csunny:20220401182726j:plain

ヌオーのゴツゴツメットでザシアン削ってイベルタルを通すのが基本方針です。ヌオーに対してイベルタル、バドレックス(黒馬)を釣り交換で合わされてもオーロンゲ後出しから壁展開への移行が可能です。ステルスロックがきついのでカバルドンラグラージの展開をなるべくオーロンゲで阻止するよう意識していました。

 

②vsザシアン+カイオーガ

こちらの選出:f:id:csunny:20220401183336p:plainf:id:csunny:20220401183355j:plain

ザシアン対面はリフレクターから日食ネクロズマに、カイオーガ対面は光の壁からウオノラゴンに繋いでいきます。初手の剣の舞ザシアン、瞑想カイオーガには挑発を合わせたいですが、再戦でもない限り難しいため、以下のように立ち回りを決めていました。

○対剣の舞ザシアン

1,両壁貼ってオーロンゲ切り

2,日食ネクロズマのダイアースでザシアンを処理

3,残りのダイマックスターンで相手を削ってウオノラゴンで締める

○対瞑想カイオーガ

1,両壁貼ってオーロンゲ切り

2,ウオノラゴンでカイオーガダイマックスを強制し岩石封じで素早さを下げる+相手のダイマックスターンを2ターン消費させる

3,日食ネクロズマのダイウォールでダイマックスターンを枯らしてから素早さの下がったカイオーガをダイサイコで処理し、両壁下で全抜きを狙う

 

③vsゼルネアス+日食ネクロズマ

こちらの選出:f:id:csunny:20220401184000j:plainf:id:csunny:20220401184012p:plain

壁展開から日食ネクロズマか霊獣ランドロスのどちらかを通しに行きます初手は大体ゼルネアスなのでオーロンゲからではなく日食ネクロズマから出します。

 

【対処の難しいポケモン

テッカグヤ

このポケモンの安定した対処ルートを確保出来なかったのがレートを伸ばしきれなかった一番大きい原因と考えています。

身代わり守るの宿り木型についてはイベルタル、ウオノラゴンを上手く合わせて崩すしかありません。

特に、日食ネクロズマがこのポケモンを突破出来ないため、ゼルネアス等のフェアリータイプと組み合わせてサイクルをされると不利なサイクルを強いられていました。一番の解決策は電気、炎タイプのポケモンを入れることですが、上手く構築内に組み込むことが出来ませんでした。

 

ガマゲロゲ

見せ合い画面で物理特殊のダイマアタッカー型か貯水型か区別がつかないため、安定した対処が難しいです。

A+1ダイサイコでダイマックスガマゲロゲを高乱数で落とすことが出来るので、日食ネクロズマを先に展開するのが一番安定した対処方法です。

オーロンゲがこのポケモンと対面した場合には物理瓦割り警戒でソウルクラッシュからのリフレクターと行動していました。

 

ブラッキー

このポケモンを一発で倒せるポケモンがおらず、悪タイプのためオーロンゲの挑発が無効となることから欠伸ループに入ってしまいがちです。

バドレックス(黒馬)対策として入れられていることから、環境にいるブラッキーはほぼHDだったため日食ネクロズマ、ウオノラゴンで倒しやすいのは助かりました。

霊獣ランドロスイカサマと欠伸の択に勝つことでも対処可能ですが、リフレクターを展開しておけば身代わりが壊れず安定となるのでその展開を目指したいです。

 

【最終結果と振り返り】 

S29は最終順位43位、最終レート2013でした。

 

今回の構築は対禁止伝説を考えると、全対応に近い形が取れており非常に使用感は良かったですが、一部一般ポケモンに厳しいポケモンがいたのが良くなかったです。特にテッカグヤについて身代わり守るの宿り木型に一手でも立ち回りを失敗すると詰まされてしまうのが致命的でした。霊獣ランドロスの投入が最終日となってしまい、考察期間が足りない感はあったので、もっと早くこの形にたどり着いて修正出来ていればもう少し上を目指せた感覚はあります。(栄冠ナインやってる場合じゃなかった...)

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

シングルルールでの壁構築について

剣盾のランクマッチシングルルールで壁構築を使い込んできて、自分なりの考え方がそれなりに固まってきたので、後で見直しも出来るよう壁構築についての考え方を書いた自分用のメモを記事化してみました。

そこは違うだろ、というところも多々あると思いますが、あくまで個人の感想として読んでいただけると助かります。

 

【目次】

○壁構築のメリット、デメリット

○壁貼り要員の選択

○代表的な戦術

 1,積み展開

 2.サイクル展開

 3,要塞化による詰ませ

○終わりに

 

【壁構築のメリット、デメリット】

壁構築とは、リフレクター、光の壁、オーロラベールを使用する事で、相手からのダメージを半減させてダメージレースを有利に進めていく構築となります。

メリット、デメリットはそれぞれ以下の通りと考えています。

 

○メリット

①体力が実質2倍になるので体力管理がしやすい

一番分かりやすいメリットです。積み技を使用した後の体力を高く保てたり、本来は受けきることの出来ない高火力技を回復技で受けきることが出来ます。

②対面構築との選出択を最低限に抑えられる

個人的に一番大きいと考えているメリットです。特に禁止伝説2体環境のような高火力の環境であると、対面構築に対しては相手の初手のポケモンをしっかり読んで合わせないと対処が難しいですが、壁構築であれば壁要員初手で基本的に問題ないので選出択とならず、壁展開から有利なポケモンを繰り出していくことで安定した対処が可能です。

③明確な対策が取られにくい

明確な対策としては壁を破壊できる瓦割り、サイコファングが挙げられますが、瓦割りは威力75と低火力であること、サイコファングは一致で撃てるエスパータイプポケモンが特殊技メインのポケモンが多いことから構築内に優先して入れることが難しく、使用ポケモンは限られます。

下に個人的な瓦割り、サイコファング所持ポケモンのTier表を貼り付けておきます。(私がランクマッチで一回でも打たれたことがあるポケモンで作りました。Rank Dに一匹やばいポケモンがいますが実話です。)RankBまでは可能な範囲で警戒していきます。RankC以下は正直事故と割り切った方が勝率が上がるレベルの採用率だと思ってます。

f:id:csunny:20220410165118p:plain

他には特性のすり抜けも対策として挙げられますが、これはf:id:csunny:20220410161321j:plainf:id:csunny:20220410161427p:plainの2体を警戒すればよく、瓦割りやサイコファングと違い見せ合い画面で分かるので、そこまで脅威ではないと考えています。(構築作りの段階で対策可能)

 

○デメリット

①被弾回数が多くなる

壁要員で壁を貼る、という工程が入る都合上、被弾回数は通常の構築と比べて多くなりがちで、どうしても急所や追加効果の状態異常が発生しやすいです。

ただ、まず急所については警戒し過ぎて早めに攻めに転じて、体力管理が疎かになり負けても意味がないので、当然被弾回数が極力少なくなるよう意識はしますが、私は5回の被弾までは急所に当たらないものと割り切って、壁要員以外の後続のポケモンに6回以上被弾させないよう意識して立ち回っています。「5回被弾して急所に当たらない確率は約80%=急所に一回でも当たる確率が約20%」なので、f:id:csunny:20220410161451j:plain絶対零度1発被弾と同じ確率と考えれば十分許容出来る範囲と考えています。また、タイミング次第では壁要員がすぐに退場できて後発に壁ターンを長く残せるなど、急所は悪いことだけでもないので、意識はするものの極度に気にし過ぎないのが壁構築を使うコツと言えると思います。

状態異常についても、後続の積みエースにラムのみを持たせたり、電気技での麻痺が無効の地面、電気タイプを優先的に採用するような一般的な対策しか出来ないので、ある程度は割り切る必要があります。例えば冷凍ビーム等の10%の追加効果を引く確率が一撃必殺技の30%を超えるのが4回被弾からなので、この場合は3回被弾の許容が立ち回りの一つの目安となると考えます。

これは壁構築に限った話ではないですが、立ち回りが大きくブレないように、どの程度の確率まで許容するか予め決めておくことは重要だと考えます。

②数的不利を取りやすい

後発のポケモンを受け出しできる状況は限られていて、壁要員をそのまま捨てる展開になりやすく、数的不利を取られてTODの展開になりやすいです。これについては後発に高火力の積みエースを置く、もしくは壁要員からの引き先を用意することである程度対策可能です。

③崩せない受けの並びが発生しやすい

最低でも1体は壁要員=攻撃性能ほぼ0のポケモンとなるため、通常の構築よりも崩しのルートが少なくなり、受け構築に対して弱くなりがちです。あくまで相対的にという話なので、環境の流行を見つつエースを選択していけば十分対処は可能です。

 

【壁貼り要員の選択】

壁貼り要員に必要な要素としては以下の通りと考えています。

 

①相手の上から壁を貼れる高い素早さor特性

相手の上から壁を貼れないと出落ちが発生しやすいので、一番重要な要素です。

個人的には素早さのラインの最低値としては準速f:id:csunny:20220410161519j:plain抜きの172です。これ以下の素早さのポケモンだと運用が難しいと思います。

②起点回避の挑発

これがないと壁貼りの前で積み技を積まれ続けて裏のポケモンごと破壊されてしまうので、起点回避技として重要です。この技がない壁要員と組み合わせる場合には裏に特性天然のポケモンを置くなどして相手の積み技をケアする必要があります。

代表的なポケモンf:id:csunny:20220410161553j:plainf:id:csunny:20220410161601p:plain

③自主退場技の大爆発、呪い等

壁貼りを落とさずに壁ターンを稼いでくるのも有効な対策の一つとなるので、特に積み展開を狙う時には壁貼りを瀕死の状態にして後発のポケモンに壁ターンを残す大爆発、呪い、置き土産も可能であれば入れておきたいです。

代表的なポケモンf:id:csunny:20220410161624j:plainf:id:csunny:20220410161634j:plain

 

他には撒菱を巻くことで後続の全抜きのサポートが出来るf:id:csunny:20220410161646p:plainや、零度や催眠術連打で起点回避を図るf:id:csunny:20220410161707p:plain等がいますが、相手の挑発で止められたり、命中率の関係で安定しないので個人的な評価は低めです。

 

【代表的な戦術】

以下に壁構築での代表的な戦術を3つ示していきます。 この3つの戦術を相手に合わせて選択出来るように組めると対応範囲の広い構築となります。

 

1,積み展開

壁展開でイメージする戦術としてはまずこの戦術となると思います。後続に積みエースのポケモンを置き、壁下で積みサイクルを展開します。この戦術で有名な並びとしてはf:id:csunny:20220410161754j:plainf:id:csunny:20220410161805j:plainが挙げられます。

本来積み展開は対面構築が苦手ですが、壁による耐久値の上昇により対面性能を向上させることでその関係を逆転させることが出来る、というところが壁構築にこの戦術を組み込む一番の理由であると考えています。

ただ、この戦術の時には基本的に後続の受け出しは難しいので、壁要員を捨て数的不利を取る展開になりやすいです。TODは難しくなるので、攻め切って勝つしか選択肢がありません。これは相手からも見えやすい立ち回りとなり対策もされやすいので、相手の厳しいマークを乗り越えていく必要があります。

 

2,サイクル展開

個人的にはこの戦術を一番評価しています。壁下でサイクルを回すことで、本来成立しないサイクルを成立させていきます。下の2つの構築記事中のf:id:csunny:20220302123013j:plainf:id:csunny:20220302123140j:plainf:id:csunny:20220302123140j:plainf:id:csunny:20210902130418p:plainがこの考え方で組んでいるので参考になると思います。

【S27 最終21位 最終レート2070】イベルネクロ壁サイクル

【S28 最終51位 最終レート2033】2軸展開壁イベルネクロ

この戦術は特に禁止伝説2体の「高火力+対面寄りの環境」で生きると考えています。「対面構築に強いサイクル展開+壁による対面性能の向上」の組み合わせで対面構築に対して明確に有利を取れます。

一般的に壁展開と聞いてイメージする戦術が1の積み展開なので、相手からのマークが薄いのもメリットとなります。

この戦術を取る際には後続のポケモンでの後出しが可能な場合が多いので、壁要員をなるべく残して数的不利を取らないようにする立ち回りが重要です。

デメリットとしては、壁下でサイクルを回すため積み展開と比較して試合時間が長くなりがちで、壁ターンの管理が難しいということが挙げられます。壁要員を切るタイミングが展開によるため、慣れるまで時間が必要です。

 

3,要塞化による詰ませ

壁下で防御、特防を上げて要塞化し相手を詰ませていきます。使用されるポケモンとしては呪いど忘れf:id:csunny:20220410161853j:plain、コスモパワーf:id:csunny:20220410161908j:plainf:id:csunny:20220410161923j:plain等が有名です。

一度展開してしまえば相手の選出によっては突破不能となるケースもあり、対応範囲は非常に広いです。この戦術ではTODも視野に入るので、サイクル展開と同じく、壁要員をなるべく残して数的不利を取らないよう意識します。

ただ、当然被弾回数が増えるので、他の戦術と比較して急所のリスクは高くなります。基本的に要塞化を図るポケモンは遂行速度が遅いので相手に十分な試行回数を与えてしまいます。

対応範囲は広いので壁構築に積極的に入れていきたい戦術となりますが、主軸とするのはリスクが高いので、あくまで苦手構築の誤魔化し用として入れるのが無難だと思います。

 

【終わりに】 

ここまでお付き合い頂き有難うございました。

この記事を読んで壁構築に少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

壁構築は通常の構築の立ち回りに加えて壁ターンの管理が必要とされるため、使用難易度は高めで敬遠されがちな構築となりますが、しっかりと想定通りの動きが出来た時の爽快感はその分凄まじいので、少しでも多くの人に味わってもらいたいと思います。

自分用のメモを記事化しただけであり、分かりにくい箇所や説明不足の箇所もあると思いますので、質問事項等あれば私のツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)にDM下さい。可能な範囲で回答します!

【S28 最終51位 最終レート2033】2軸展開壁イベルネクロ

今回はランクマッチS28で使用し最終51位の結果を残せた構築の記事となります。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,ネクロズマ@命の珠

 2.イベルタル@突撃チョッキ

 3,ヌオー@ゴツゴツメット

 4,オーロンゲ@光の粘土

 5,ウォッシュロトム@ラムのみ

 6,カイリュー@弱点保険

○選出パターン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタルも貼り付けます) 

f:id:csunny:20220401121233p:plain

f:id:csunny:20220401115426j:plain 

 

【構築コンセプト】

○壁下でf:id:csunny:20220220054917j:plainf:id:csunny:20220401115758j:plainのサイクルを回す

f:id:csunny:20220401115844p:plainでの壁貼りからf:id:csunny:20220401115924j:plainf:id:csunny:20220401115938j:plainf:id:csunny:20220401115948j:plainでの積みサイクルを展開する

 

【構築経緯】 

①軸の選択

f:id:csunny:20220401181044j:plainf:id:csunny:20220401181057j:plainを始めとする特殊アタッカー全般に対して安定するDSチョッキf:id:csunny:20220220055240j:plainの使用感が良かったので、今回はこのポケモンを中心とするサイクルを軸として考えていきました。サイクルの相方としては、f:id:csunny:20220220055240j:plainを軸にするに当たって最大の障害となるf:id:csunny:20220220055155j:plainに明確に有利なf:id:csunny:20220401115758j:plainを選択しました。ただ、f:id:csunny:20220401115758j:plainは物理受けとして運用するには心許ない耐久値となるため、f:id:csunny:20220401115844p:plainによる壁貼りで補助することとしました。(f:id:csunny:20220401115844p:plainの採用理由は個体紹介で記載)

 

ネクロズマの型選択

①の軸にf:id:csunny:20220220055218j:plainが一貫しているので、もう1体の禁止伝説ポケモンとしてはその対策としてf:id:csunny:20220220055343j:plainを採用しました。当初はf:id:csunny:20220220055240j:plainと組ませることを考えてHBベースの回復技持ちで採用していましたが、f:id:csunny:20220401115758j:plainと役割が被ること、f:id:csunny:20220220055218j:plainの裏にいるポケモンf:id:csunny:20220220055343j:plain等)でこちらのf:id:csunny:20220220055343j:plainが止められてしまい、サイクル戦で不利を取る展開が多発したことから、突破力の高い3Wの命の珠持ち龍の舞型に変更しました。この時点でf:id:csunny:20220401115844p:plainf:id:csunny:20220220055240j:plainf:id:csunny:20220401115758j:plainのサイクル選出とf:id:csunny:20220401115844p:plainf:id:csunny:20220220055343j:plainの積み展開の2軸の構築となりました。

 

③対ザシアンオーガ軸の処理ルートの確保

ザシアンオーガ軸のf:id:csunny:20220222124920j:plain絶対零度や瞑想持ちの個体が増加しており、f:id:csunny:20220222124920j:plainを水無効勢で受け流しつつサイクルを回すという展開は通用しなくなっていたので、裏によくいたf:id:csunny:20220401181331j:plainf:id:csunny:20220401181345j:plainにも壁込みで強い駒として悪巧みf:id:csunny:20220401115938j:plainを採用し、f:id:csunny:20220220055343j:plainと合わせて受けに回るのではなく攻めて打ち勝つことを目指しました。

 

④補完枠の選択

最後の1枠の補完枠としては、ここまでで対処が難しいf:id:csunny:20220220060800j:plain入り受けループに対する回答となり、壁とも相性の良い両刀龍の舞f:id:csunny:20220401115948j:plainを採用し、構築が完成しました。

 

【個体紹介】 

1,ネクロズマ(黄昏の鬣)f:id:csunny:20210710111017p:plain

特性:プリズムアーマー

持ち物:命の珠

技構成:メテオドライブ/地震/ロックブラスト/龍の舞

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:199-201-147-x-129-129

努力値:212-44-0-0-0-252

 

⭐︎調整意図

H→10n-1最大値

A→H236B4f:id:csunny:20220401181418j:plainをA+1ダイスチルで乱数1発(68.8%)/A+1ダイロックでB4f:id:csunny:20220401181436j:plain乱数1発(93.8%)

S→準速/S+1で大体の耐久振りf:id:csunny:20220220055155j:plainの上を取れる

一般的な命の珠f:id:csunny:20210710111017p:plainダイマックス f:id:csunny:20220220055240j:plainを落とす確率を上げるためにA特化とする場合が多いですが、この構築ではf:id:csunny:20220220055240j:plain軸相手にこのポケモンを出すことがほとんどなかったのでHSベースの配分としています。

耐久、素早さともに明確な仮想敵がいる訳ではないですが、壁下で起点に出来る範囲が広がり、f:id:csunny:20210710111017p:plainミラーでも大体上を取れていたので使用感は良かったです。

 

⭐︎持ち物について

突破力を高めるために命の珠を持たせました。

 

⭐︎技構成について

積み技は素早さも上げることで全抜きを狙える龍の舞とし、攻撃技は物理耐久を上げるダイスチル媒体となる鋼一致技のメテオドライブ、特殊耐久を上げるダイアース媒体となり、f:id:csunny:20210710111017p:plainミラーの打点にもなる地震f:id:csunny:20220402033841j:plainへの打点のロックブラストの3つとしました。ロックブラストはf:id:csunny:20220401115758j:plainへの打点となるエスパー技のフォトンゲイザーサイコファングにすることも考えましたが、f:id:csunny:20220401182254j:plainへの最大打点になることもありS28中の変更には踏み切れませんでした。

 

⭐︎採用理由

高火力の全抜きエースとしての採用です。耐久、火力共に優秀で、選出画面で厳しい構築は壁と合わせてこのポケモンで強引に突破していました。

S27ではf:id:csunny:20220401181436j:plain入りの構築に対してHBベースの配分で万能傘を持たせて、水無効勢とある程度サイクルを回した後で全抜きを狙っていきましたが、構築経緯にも記載の通り絶対零度や瞑想でそのサイクルを崩してくる展開が多発したので、命の珠を持たせて突破力を高めることでサイクルを回すことなく一気に攻めきることとしました。

個人的にこのポケモンを採用して一番良かった点はHBベースf:id:csunny:20210710111017p:plainでは天敵となるf:id:csunny:20220401181418j:plain相手に一度展開してしまえば止まらないことでした。禁止伝説環境は今までずっとf:id:csunny:20220401181418j:plainに苦戦していたので、本当に有難かったです。

 

2,イベルタルf:id:csunny:20220220060950j:plain

特性:ダークオーラ

持ち物:突撃チョッキ

技構成:悪の波動/デスウイング/熱風/きあいだま

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:201-135-115-176-144-149

努力値:0-0-0-68-204-236

 

⭐︎調整意図

HD→無補正C252振りf:id:csunny:20220402033924j:plainの命の珠威力140ダイサンダー乱数1発(6.3%)/控えめC244振りf:id:csunny:20220220060950j:plainの命の珠ダイジェット乱数2発(10.9%)

C→残り振り切り/H252振りf:id:csunny:20220401165919j:plainをダイアークで確定

S→S+1で最速f:id:csunny:20220401181506j:plain抜き

Hには努力値を振らずにDに振り切ることで、デスウイングの打ち合い時に有利に働きます。

※vsf:id:csunny:20220401181707j:plainミラー

①特化珠デスウイング被ダメ:55〜66

②無補正C252振り珠デスウイング被ダメ:51〜60

③無振りf:id:csunny:20220401181614j:plainへの与ダメ:67〜81 ※回復量50〜60

→無補正C252振り珠デスウイングにはほぼ回復が追いつき、特化だと少しずつ体力が減っていくものの、ダメージレースには打ち勝てます。

 

⭐︎持ち物について

特殊耐久を底上げする突撃チョッキを持たせました。

 

⭐︎技構成について

一致技の悪の波動とデスウイングf:id:csunny:20220220055300j:plainの打点として熱風までは確定で、最後の一枠には今回はf:id:csunny:20220402101938j:plainへの打点となるきあいだまを採用しました。命中率に難はありますが、このポケモンf:id:csunny:20220401181506j:plain入りにはほぼ絶対選出となるため、対応範囲を広げるために必須級の技でした。

 

⭐︎採用理由

特殊受け兼特殊アタッカーとしての採用です。突撃チョッキを持ちながらデスウイングにより擬似的な回復技を持てるのはこのポケモンにしかない特徴となります。

調整意図に記載の通り、f:id:csunny:20220402040035j:plainの命の珠ダイサンダーを耐えるので、ダイマックスの切り合いを制することが出来ます。控えめダイサンダーは乱数不利ですが、控えめの場合には耐久振りでSを抑えていることが多く、今回のDS振りであれば基本的に上を取れていたため問題ありませんでした。

また、相手のf:id:csunny:20220401181614j:plainに対してダイマックス無しでは基本的に突破されないので、f:id:csunny:20220401181614j:plain対面でデスウイングから入って相手のダイマックスを見てからこちらの行動を決めることが出来ます。裏のポケモンを切ってからこちらのダイマックスf:id:csunny:20220401181614j:plainを通すか、そのままこちらのf:id:csunny:20220401181614j:plainを切って裏のポケモンを通しにいくかは展開次第で決めます。

 

3,ヌオーf:id:csunny:20220401152814j:plain

特性:天然

持ち物ゴツゴツメット

技構成:冷凍ビーム/毒毒/蓄える/自己再生

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:201-x-147-85-90-55

努力値:244-0-228-0-36-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→A特化f:id:csunny:20220401181810j:plainのじゃれつく確定2耐え

C→無振り/H252振りf:id:csunny:20220401181832j:plain、慎重H236D164振りf:id:csunny:20220401182022p:plainの身代わりを冷凍ビームで確定破壊

D→無補正C252振りf:id:csunny:20220401182116j:plainの命の珠ダイジェットD+0→D+1状態で確定2耐え(壁下で対面から蓄えるで起点に出来る)

 

⭐︎持ち物について

受け出し時にf:id:csunny:20220401181810j:plainを削るためにゴツゴツメットを持たせました。今回のf:id:csunny:20220401152814j:plainf:id:csunny:20220401181810j:plainに打点を持たないためこの持ち物で確定です。

 

⭐︎技構成について

回復技の自己再生は確定として、壁下で要塞化を図るための蓄える、f:id:csunny:20220401181810j:plain対面で交代読みで打って負担をかける技として毒毒を採用しました。攻撃技としてはアッキf:id:csunny:20220401182116j:plainの身代わりを破壊出来る冷凍ビームを採用しました。f:id:csunny:20220401182022p:plainの身代わりも確定破壊出来るので、f:id:csunny:20220401181418j:plain軸に対して数的不利を取る選択肢を取れるようになるという利点もあります。(地震ワンウェポンだと身代わりを破壊できないのでTODが成立してしまう)

 

⭐︎採用理由

f:id:csunny:20220401181810j:plain受け兼壁と合わせての積みアタッカーの誤魔化し枠としての採用です。当初は詰ませ性能の高い滝登り/呪い/ど忘れ/自己再生の型で使用してましたが、この型であるとf:id:csunny:20220401181810j:plain受けとして運用していく際に裏にかける負担が低すぎたので、毒毒で負担をかけていける蓄える型に落ち着きました。

冷凍ビームワンウェポンの使用感はかなり良かったです。f:id:csunny:20220401181810j:plain対面は特化じゃれつくを考えると基本的に自己再生しか押せず、交換を読める時は毒毒を打っていたので攻撃技を押すタイミングが元々ないからです。f:id:csunny:20220402102027j:plainへの打点がなくなること、f:id:csunny:20220402102041j:plainの身代わりを破壊出来なくなることの2点だけが問題でした。

 

4,オーロンゲf:id:csunny:20220401153000p:plain

特性:悪戯心

持ち物:光の粘土

技構成:パワーウィップ/挑発/リフレクター/ひかりのかべ

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:201-140-109-x-115-80

努力値:244-0-188-0-76-0

 

⭐︎調整意図

H→奇数最大値

B→無補正A252振りf:id:csunny:20220401182152j:plain命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

D→C特化f:id:csunny:20220401182209j:plainの命の珠ダイジェット乱数1発(6.3%)

 

⭐︎持ち物について

壁ターンを8ターンに延長する光の粘土を持たせました。

 

⭐︎技構成について

構築コンセプトの両壁、積み展開を阻害する挑発までは確定として、攻撃技にはパワーウィップを採用しました。初手から瓦割りで壁展開を防ぎにくる物理f:id:csunny:20220402034059j:plain咎められること、f:id:csunny:20220401183127j:plainf:id:csunny:20220401183139j:plainを大きく削ることが出来るのが優秀でした。

 

⭐︎採用理由

今回の壁貼り要員です。以下の性能を評価しての採用となります。

①特性の悪戯心による先制での壁貼りでダイジェットのS上昇関係なく壁展開出来る(ダイジェットに対し後出しして壁展開で切り返せる)

②挑発での積み展開の阻害が可能

③タイプ上f:id:csunny:20220401181044j:plainに有利なため後出しが可能

攻撃技のパワーウィップは範囲が狭くなりますが、f:id:csunny:20220401152814j:plainと同じくこのポケモンの攻撃技も飾りみたいな扱いなので、特に困ることはなかったです。(このポケモンの行動としては両壁貼って裏に引く、もしくは挑発で起点回避して退場して裏につなぐ、なので攻撃技を打つ機会がそもそも少ない)

使用感は非常に良かったですが、②の積み展開の阻害というのが曲者で、f:id:csunny:20220401183127j:plainでの展開後や、壁展開からであればある程度読めますが、情報がない初手からいきなり積み技をされると対処が難しいです。これは相手の構成依存なので基本安定しません。

特に対f:id:csunny:20220402034638j:plainへの立ち回りが不安定となってしまいます。今まで壁貼りとしてはf:id:csunny:20220402034702j:plainf:id:csunny:20220402034730j:plainのようにf:id:csunny:20220402034638j:plainに圧力をかけられるポケモンを使って来たので、壁貼りの前で瞑想を積まれる展開を経験したことがなかったのが仇となりました。本当に壁要員の選定は難しいです。

 

5,ウォッシュロトムf:id:csunny:20220401153253j:plain

特性:浮遊

持ち物:ラムのみ

技構成:放電/ハイドロポンプ/あくのはどう/悪巧み

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:157-x-139-151-128-114

努力値:252-0-92-100-4-60

 

⭐︎調整意図

HB→A特化f:id:csunny:20220401182236j:plainのじゃれつく乱数1発(6.3%)

C→残り振り切り

S→準速f:id:csunny:20220401182254j:plain抜き

 

⭐︎持ち物について

f:id:csunny:20220401183127j:plainf:id:csunny:20220401183139j:plainf:id:csunny:20220402034032j:plainのあくび展開への対策としてラムのみを持たせました。

 

⭐︎技構成について

積み技の悪巧み、一致技のハイドロポンプと電気技までは確定です。電気技はサイクル下で雑に打って麻痺を狙える放電としました。最後の一枠には水無効枠に対しても選出を渋らなくて良いようにあくのはどうを採用しました。

 

⭐︎採用理由

技範囲優秀な特殊の積みエースとしての採用です。f:id:csunny:20220401182319j:plainf:id:csunny:20220401182332j:plainf:id:csunny:20220401182351j:plainf:id:csunny:20220401182405j:plainの並びに壁込みで強い駒となり、f:id:csunny:20220402033841j:plainに対しても耐性上有利なので出していけます。

frontier優勝決定戦でアーモンドさんが使っていて使用感が良さそうだったので久々に採用しました。投入は最終日3日前からでしたが、元々壁+f:id:csunny:20220401153253j:plainは冠環境でずっと使い続けていた並びであったので、違和感なく運用していくことが出来ました。

ラムのみはf:id:csunny:20220401153000p:plainの挑発から展開する関係上、腐る場面が多かったので、オボンのみ等他の持ち物を持たせてみても良かったかもしれません。

 

6,カイリューf:id:csunny:20220401153420j:plain

特性:マルチスケイル

持ち物:弱点保険

技構成:ダブルウィング/逆鱗/大文字/龍の舞

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:173-202-116-108-121-127

努力値:52-236-4-0-4-212

 

⭐︎調整意図

HB→A特化f:id:csunny:20220401182437j:plainの鉢巻冷凍パンチ乱数1発(6.3%)

A→無振りf:id:csunny:20220401182459j:plainをA+1ダブルウイングで乱数2発(76.2%)

S→S+1で最速f:id:csunny:20220401182518j:plain抜き

 

⭐︎持ち物について

今回は弱点保険を持たせました。メジャーな持ち物ですが、最近は命の珠を持たせたf:id:csunny:20220401153420j:plainが多く、あまり警戒されることがなかったです。壁と合わせることで発動機会は多いです。

 

⭐︎技構成について

積み技の龍の舞と一致技のダブルウイング、逆鱗までは確定として、最後の一枠にf:id:csunny:20220402034136j:plainで止まらないよう特殊炎技の大文字を採用しました。

 

⭐︎採用理由

主にf:id:csunny:20220220060800j:plain軸に通していく物理の積みエースとしての採用です。この構築で壁無しでf:id:csunny:20220401182459j:plainに勝てる貴重な駒となるので、意外に選出率は高かったです。特性のマルチスケイルにより対面性能が高いので雑に出してもある程度活躍してくれます。

 

【選出パターン】

サイクル選出の「f:id:csunny:20220401182652p:plainf:id:csunny:20220401182710j:plainf:id:csunny:20220401182726j:plain」か積み展開の「f:id:csunny:20220401183336p:plainf:id:csunny:20220401183355j:plainf:id:csunny:20220401183416j:plainf:id:csunny:20220401184415j:plainから2体」のどちらかを相手に合わせて選出して行きます。

以下に代表的な並びへの選出と簡単な立ち回りを記載していきます。(全部書き出していくとキリがないので一部だけです)

 

 ①vsf:id:csunny:20220401182548j:plainf:id:csunny:20220401182558j:plain/f:id:csunny:20220401182625j:plainf:id:csunny:20220401182640j:plain

こちらの選出:f:id:csunny:20220401182652p:plainf:id:csunny:20220401182710j:plainf:id:csunny:20220401182726j:plain

f:id:csunny:20220401182855j:plainゴツゴツメットf:id:csunny:20220401182923j:plain削ってf:id:csunny:20220401182940j:plainを通すのが基本方針です。f:id:csunny:20220401183006j:plainに対してf:id:csunny:20220401183024j:plainf:id:csunny:20220401183039j:plainを釣り交換で合わされてもf:id:csunny:20220401183051p:plain後出しから壁展開への移行が可能です。ステルスロックがきついのでf:id:csunny:20220401183127j:plainf:id:csunny:20220401183139j:plainの展開をなるべくf:id:csunny:20220401183152p:plainで阻止するよう意識していました。

 

②vsf:id:csunny:20220401183251j:plainf:id:csunny:20220401183304j:plain

こちらの選出:f:id:csunny:20220401183336p:plainf:id:csunny:20220401183355j:plainf:id:csunny:20220401183416j:plain

f:id:csunny:20220401183453j:plain対面はリフレクターからf:id:csunny:20220401183520j:plainに、f:id:csunny:20220401183534j:plain対面は光の壁からf:id:csunny:20220401183601j:plainに繋いでいきます。剣の舞f:id:csunny:20220401183656j:plain、瞑想f:id:csunny:20220401183714j:plainには挑発を合わせたいです。(難しい)

 

③vsf:id:csunny:20220401183915j:plainf:id:csunny:20220401183935j:plain

こちらの選出:f:id:csunny:20220401184000j:plainf:id:csunny:20220401184012p:plainf:id:csunny:20220401184031j:plain

壁展開からf:id:csunny:20220401184056j:plainを通すかf:id:csunny:20220401184113j:plainで詰ませることを狙います。初手は大体f:id:csunny:20220401184131j:plainなのでf:id:csunny:20220401185133p:plainではなくf:id:csunny:20220401184147j:plainから出します。

 

【最終結果と振り返り】 

f:id:csunny:20220401153746j:plain

S28は最終順位51位、最終レート2033でした。

 

今回の構築の良かった点としては以下の通りです。

f:id:csunny:20220402034215j:plainf:id:csunny:20220402034226j:plainf:id:csunny:20220402034243j:plainf:id:csunny:20220402034256j:plainf:id:csunny:20220402034320p:plainf:id:csunny:20220402034335j:plainf:id:csunny:20220402034349j:plainで選出を固定化し安定感を出すことが出来た。

・珠f:id:csunny:20220402034417j:plainの採用でf:id:csunny:20220402034431j:plainミラーとf:id:csunny:20220402034453j:plain相手に有利を取れた。

・展開をサイクルと積みの2軸で用意しているため、柔軟な対応が可能だった。

・全ポケモンが壁とシナジーがあるので、壁展開を強く使えた。

 

逆に反省点としては以下の通りです。

f:id:csunny:20220402034514j:plainf:id:csunny:20220402034535j:plainが構築単位で重い。f:id:csunny:20220402034431j:plainを先に展開するしか勝ちルートがない。

・2軸の選出パターンがある=選出の難易度が高く、最終日の疲労の蓄積と共に選出が崩壊。前期のf:id:csunny:20220402034915j:plainf:id:csunny:20220402034928j:plainf:id:csunny:20220402034938j:plainのような対面選出を組み込むべきだった?(疲れた時に逃げとして使える選出として)

 

S29ではまず上記の反省点を修正していこうと考えます。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

Frontier Season3#15 使用構築、対戦内容振り返り

3/5開催のFrontier Season3#15にて挑戦者として参加し優勝することが出来たので、記念として使用構築、大会における試合前の選出や試合中の行動の意図を振り返って記載していきたいと思います。

 

放送のアーカイブはこちらです。

 

【目次】

○使用構築

○構築経緯

○各対戦について

 1,準々決勝戦vsモーガンさん

 2.準決勝戦vsUruさん

 3,決勝戦vsニコショさん

○終わりに

 

【使用構築】

並びはこちらとなります。

f:id:csunny:20220306100402j:plain

ベースはS27の構築です。(下リンクの構築記事参照)

○S27構築記事からの変更点

f:id:csunny:20220220055343j:plainf:id:csunny:20220220060453j:plainf:id:csunny:20220220060920j:plain→調整、技構成そのまま

f:id:csunny:20220222124552j:plain→タラプ型から命の珠のCSアタッカー型に変更

f:id:csunny:20220222073552j:plain→調整そのまま、技の10万ボルトをエレキネットに変更

f:id:csunny:20220220060819j:plain→最速f:id:csunny:20220306101255p:plainに変更

 

○各ポケモン実数値、努力値

f:id:csunny:20220220055343j:plain198(204)-177-188(188)-x-129-112(116) 

※S27構築記事と同じ

f:id:csunny:20220222124552j:plain202(4)-135-115-201(252)-118-151(252) 

※控えめCS/f:id:csunny:20220306120252j:plainへの打点の岩雪崩持ち

f:id:csunny:20220222073552j:plain177(252)-x-105-115-106(84)-189(172) 

※S27構築記事と同じ

f:id:csunny:20220220061042j:plain212(252)-116(4)-112(132)-x-121(116)-95(4) 

※S27構築記事と同じ

f:id:csunny:20220306101255p:plain199(188)-173(60)-151(4)-x-131(4)-90(252) 

※最速/f:id:csunny:20220222094723j:plainの命の珠ダイロック確定耐え

f:id:csunny:20220220061133j:plain155(252)-x-88(156)-x-89(100)-47 

※S27構築記事と同じ

 

【構築経緯】

構築を作成するに当たってまず考えていたことは、「S27で使用したタラプのみf:id:csunny:20220306101702j:plainを使うべきかどうか」でした。最終的には、タラプf:id:csunny:20220306101702j:plainの一番の強みはアタッカー想定の相手を崩せることにあり、S27の構築記事を出したばかりのこのタイミングでは刺さりが悪いと考え、通すルートを立てやすい命の珠アタッカーとしました。

次に、アタッカーf:id:csunny:20220306102415j:plainを採用するに当たって、一番懸念される問題としては対f:id:csunny:20220306102529j:plain性能の低下でした。f:id:csunny:20220306102616j:plainでは蛇睨みからの身代わり連打に対応出来ず、つらら落としが命中不安ということもあり分が悪いため、この枠の変更を検討していきました。f:id:csunny:20220306102806j:plainに変えるポケモンには対受け構築性能も求めていたので、ずっと考え続けた結果、最速挑発f:id:csunny:20220306102920p:plainが当てはまると考え採用しました。採用理由としては以下の通りです。

①連続技のつららばりによる対f:id:csunny:20220306103232j:plain性能

②S実値90により受け構築のf:id:csunny:20220306103355j:plainf:id:csunny:20220306103408j:plainf:id:csunny:20220306103420j:plainを上から殴れ、f:id:csunny:20220306103453j:plainに最悪同速勝負を仕掛けることが出来る

③挑発によりf:id:csunny:20220306103614j:plainf:id:csunny:20220306103631j:plain等の天然勢にも抗える

また、ダイマックスf:id:csunny:20220306104200j:plainf:id:csunny:20220306104218j:plainのダイアーク圏内に入れるためには少し削りを入れる必要がありますが、f:id:csunny:20220306104306j:plainf:id:csunny:20220306104318j:plain対面では挑発と龍の舞、攻撃の択になってしまい安定しなかったので、f:id:csunny:20220306104521j:plainの攻撃技を10万ボルトから安定行動となるエレキネットに変更しました。

最後に、ザシアンオーガ軸相手に安定するf:id:csunny:20220220055343j:plainf:id:csunny:20220220060453j:plainと、積み構築対策+相手の選出を歪ませるf:id:csunny:20220220060920j:plainはそのまま採用し構築が完成しました。

 

【各対戦について】 

1,準々決勝戦vsモーガンさん

①相手の構築f:id:csunny:20220306112050j:plainf:id:csunny:20220306112104j:plainf:id:csunny:20220306112116j:plainf:id:csunny:20220306112133j:plainf:id:csunny:20220306112147j:plainf:id:csunny:20220306112202j:plain

②相手の選出f:id:csunny:20220306112228j:plainf:id:csunny:20220306112241j:plainf:id:csunny:20220306112301j:plain

③自分の選出f:id:csunny:20220306112315j:plainf:id:csunny:20220306112331j:plainf:id:csunny:20220306112347j:plain

 

○選出時

相手の構築にいるf:id:csunny:20220306112455j:plainのマルチスケイルをはがし、f:id:csunny:20220306112551j:plainf:id:csunny:20220306112824j:plainダイバーン圏内に入れるためf:id:csunny:20220306112929j:plainによるステルスロック展開で本来は行きたかったですが、相手の構築にf:id:csunny:20220306113155j:plainがいたため怖くて出せませんでした。f:id:csunny:20220306113237j:plainはこちらのf:id:csunny:20220306113308j:plainピンポイント(しかもアタッカーであれば無理)のため普通に考えれば出てくるはずはなかったですが、せっかくのFrontier参戦の思い出がf:id:csunny:20220306113532j:plainと20分見つめ合っただけになるのが嫌すぎました…

結局選出は一番信頼している壁からの禁止伝説2体選出としました。

 

○対戦中

1ターン目:初手f:id:csunny:20220306114032j:plainf:id:csunny:20220306114051j:plain対面で光の壁から入るとトライアタックで一番まずい氷状態を引いてしまいます。

ただ、対戦後の感想戦でもモーガンさんと話しましたが、実はこの氷はモーガンさんにとっても想定外で、本来であればこの対面で壁ターンを稼いでから裏の禁止伝説対決を迎えるはずだったので、試合展開が相当変わりました。

2ターン目:相手が1ターン凍るだけでアドを取れるf:id:csunny:20220306114623j:plain引きを選択すると気合いで氷を溶かしてリフレクター展開する理想的な展開となりました。

3〜7ターン目:f:id:csunny:20220306114907j:plainを受け出して龍の舞メテオドライブf:id:csunny:20220306114852j:plain突破+f:id:csunny:20220306114949j:plainを回復が追いつかない圏内まで削ってくれます。この間に急所も痺れも引かないのが偉すぎました。

8,9ターン目:ダイアースでf:id:csunny:20220306115249j:plainを突破されて、f:id:csunny:20220306115318j:plainで光の壁を再展開すると相手のダイアースを耐えてくれ、ここでD振りの調整が活きました。

10ターン目〜:無事リフレクターまで展開出来、最後はHDf:id:csunny:20220306115514j:plainでも落とすことが出来るダイジェット+ダイバーンを選択することで勝つことが出来ました。

 

2,準決勝戦vsUruさん

①相手の構築f:id:csunny:20220306122031j:plainf:id:csunny:20220306122051j:plainf:id:csunny:20220306122106j:plainf:id:csunny:20220306122127j:plainf:id:csunny:20220306122142j:plainf:id:csunny:20220306122202j:plain

②相手の選出f:id:csunny:20220306122234j:plainf:id:csunny:20220306122249j:plainf:id:csunny:20220306122302j:plain

③自分の選出f:id:csunny:20220306122320j:plainf:id:csunny:20220306122334j:plainf:id:csunny:20220306122342p:plain

 

○選出時

こちらのf:id:csunny:20220306122451j:plainf:id:csunny:20220306122503j:plainf:id:csunny:20220306122537j:plainに有利を取れるf:id:csunny:20220306122623j:plainf:id:csunny:20220306122637j:plainを止めることの出来るf:id:csunny:20220306122709j:plain+禁止伝説のどちらかという選出で来ると考え、f:id:csunny:20220306122758p:plainを通しに行くしかないと考えました。裏には鉄壁f:id:csunny:20220306122904j:plainを流すことが出来、ダイロックでf:id:csunny:20220306123118j:plainを処理できるf:id:csunny:20220306122939j:plainと、ステルスロックでサイクルの補助が出来るようf:id:csunny:20220306123022j:plainを選択しました。

 

○対戦中

1ターン目:初手f:id:csunny:20220306123220j:plainf:id:csunny:20220306123233j:plain対面で電気玉投げつけるを選択するとf:id:csunny:20220306123307j:plainが後出しされます。一番きついポケモンに麻痺が入ったので、最悪痺れワンチャンが狙えると考えて美味しかったです。

2ターン目:草技は飛んでこないと考え構わずステルスロックを選択し裏の全抜き体制を整えていきます。

3,4ターン目:一度f:id:csunny:20220306123542j:plainを流すためにf:id:csunny:20220306123608j:plainを後出しし、裏はf:id:csunny:20220306123641j:plainと考えていたため宿り木解除も兼ねてf:id:csunny:20220306123721j:plainを合わせようとすると裏がまさかのf:id:csunny:20220306123748j:plainステルスロックダメージが入らなかったので特性マジックガードも判明します。

5ターン目:要塞化されるとまずいので急いでf:id:csunny:20220306124006p:plainを後出しし挑発を入れに行こうとしましたが、相手もf:id:csunny:20220306124046j:plainに交換して予期せぬ有利対面が生まれます。ここのあたりの噛み合いが凄まじかったです。

6ターン目〜:f:id:csunny:20220306124251j:plainの特性が天然でないことは既に判明しているため、剣の舞連打から押し切って勝つことが出来ました。

対戦中は5ターン目のf:id:csunny:20220306124854j:plainf:id:csunny:20220306124916j:plainの交換の意図が分からなかったですが、対戦後の感想戦で、f:id:csunny:20220306124621j:plainf:id:csunny:20220306124639j:plainが打点を持っていなかったのでなんとかf:id:csunny:20220306124748j:plainで毒を入れようとした立ち回りだったということを聞いて納得しました。相手の構成と自分の選出が本当に上手く噛み合ってくれました。

 

3,決勝戦vsニコショさん

①相手の構築f:id:csunny:20220306125255j:plainf:id:csunny:20220306125308j:plainf:id:csunny:20220306125322j:plainf:id:csunny:20220306125335j:plainf:id:csunny:20220306125350j:plainf:id:csunny:20220306125542j:plain

②相手の選出f:id:csunny:20220306125601j:plainf:id:csunny:20220306125619j:plainf:id:csunny:20220306125634j:plain

③自分の選出f:id:csunny:20220306125642p:plainf:id:csunny:20220306125654j:plainf:id:csunny:20220306125752j:plain

 

○選出時

相手のパーティからの圧力がヤバ過ぎて今大会で一番選出に悩みました。f:id:csunny:20220306125955j:plainがいるので当然f:id:csunny:20220306130030j:plainから入りたいですが、それを読んでf:id:csunny:20220306130128j:plainf:id:csunny:20220306130142j:plainから入られるとその時点で不利を取ってしまいます。ただ、今回相手の構築はf:id:csunny:20220306125255j:plainf:id:csunny:20220306125322j:plainf:id:csunny:20220306125350j:plainf:id:csunny:20220306125542j:plain他にダイマックス適正の高いポケモンが揃っていることから、f:id:csunny:20220306130537j:plainダイマックス無しで一番強い型のスカーフであり、貯水f:id:csunny:20220306130621j:plain相手のサイクルで不利を取るため出てこないと考えて、半ば切り気味の選出としました。

上記の理由から、f:id:csunny:20220306131006j:plainf:id:csunny:20220306131021j:plainf:id:csunny:20220306131054j:plainf:id:csunny:20220306131108j:plainに有利を取れるf:id:csunny:20220306131124p:plainを初手に置き、f:id:csunny:20220306131151j:plainを対策するためのf:id:csunny:20220306131210j:plainf:id:csunny:20220306131224j:plainを裏に置く選出としました。f:id:csunny:20220306131255j:plainが万が一来てしまった場合には、f:id:csunny:20220306131313p:plainダイマックスを切ってダイアースで打ち合い、残りのポケモンとは壁下のf:id:csunny:20220306131418j:plainで戦っていくつもりでした。

 

○対戦中

1ターン目:初手のf:id:csunny:20220306131601j:plainf:id:csunny:20220306131607p:plain対面で鬼火を食らいつつ、つららばりで相手の化けの皮を剥がしていきます。

2ターン目:ここで火傷したf:id:csunny:20220306131833p:plainに対してf:id:csunny:20220306131718j:plainが来て龍の舞をされると試合が終わってしまうので、警戒してf:id:csunny:20220306131818j:plainを出すと相手は祟り目、予想外の技と火力で焦ります。

3ターン目:ここは挑発警戒で祟り目と考えて、エレキネットで削りに行くと鬼火でここまでは択負けです。

4ターン目:次に祟り目の火力低減とまだ捨てきれないf:id:csunny:20220306132217j:plain対策の光の壁を貼るとf:id:csunny:20220306132241j:plainが後出しされます。

5,6ターン目:相手は裏にf:id:csunny:20220306132321j:plainがいることを考えると地面技は打てないと考え、リフレクターを選択したところ想定通り岩石封じ、リフレクターを貼れたため万が一氷技を打たれてもデスウイングで回復出来ると考えf:id:csunny:20220306132456j:plainを後出ししたところ、上手く地震を透かせました。

7ターン目:ダイマックスは裏にいると予想されるf:id:csunny:20220306132818j:plainに取っておかないといけないので、ダイマックス無しで悪の波動を選択するとf:id:csunny:20220306133004j:plain怯みます。これがないとつららばりの回数次第では危なかったので本当に助かりました。

8,9ターン目:f:id:csunny:20220306133222j:plainを突破してf:id:csunny:20220306133245j:plainが出てきますが、今回のf:id:csunny:20220306133312j:plainは最速ではないのでf:id:csunny:20220306133358j:plain交代で電磁波を透かします。

10〜12ターン目:ここからはエレキネット連打でf:id:csunny:20220306133507j:plainを突破し、裏にいた龍の舞を選択したf:id:csunny:20220306133529j:plainも削って行きます。特に12ターン目はダイアース読みのf:id:csunny:20220306133753j:plain引きか龍の舞読みのエレキネットの択だったので、ここを制したのは大きかったです。

13ターン目:相手のf:id:csunny:20220306133659j:plainがダイアースを選択しDを上げてきます。今回のf:id:csunny:20220306133753j:plainにはダイウォールがなかったので非常にまずい選択でした。12ターン目と同様ここも読むべきだったかもしれません。

14ターン目〜:珠ダメで少しでも削るためにf:id:csunny:20220306133922p:plainを出して10万馬力を選択しますが、ここでS-1のf:id:csunny:20220306134016j:plainを最速f:id:csunny:20220306134029p:plainが抜くという想定外の事態が発生します。

相手の勝ち筋としてはダイウォールから龍の舞を2回積む、もしくはそれを読んでのf:id:csunny:20220306134202j:plain後出しに攻撃を当てることでしたが、上からの挑発でその勝ち筋を潰して勝つことが出来ました。

 

【終わりに】 

まさかの直前投入のf:id:csunny:20220306121128p:plainが大活躍という展開でした。想定外の刺さり方をしてくれて面白かったです。

構築コンセプトの壁からのイベルネクロ展開も見せられたので、個人的には大満足の大会となりました。

 

上位は現時点ではザシアン+オーガイベル黒バドが流行りですが、イベルネクロ軸でも使い方を考えれば戦って行けると、この大会を通じて少しでも感じて頂けたら嬉しいです。

 

最後となりましたが、参加者のあいまるさん、Uruさん、モーガンさん、なつもんさん、ニコショさん、そらまめさん、シグマさん、そして運営の皆様方、本当にありがとうございました!