【SVS3最終7位レート2244】拘り牙富豪軸中速トリパ

今回はポケットモンスターSVランクマッチS3で使用し最終7位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッターアカウント(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築経緯

○個体紹介

 1,カイリュー@たべのこし

 2,サーフゴー@こだわりメガネ

 3,ミミッキュ@命の珠

 4,イダイナキバ@こだわり鉢巻

 5,テツノブジン@気合いのタスキ

 6,ハッサム@隠密マント

○選出パターン

○対処の難しいポケモン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。

 

○各ポケモン実数値(努力値

カイリュー

197(244)-170(4)-134(148)-x-121(4)-114(108) 

サーフゴー

189(212)-58-145(236)-176(52)-112(4)-105(4)

ミミッキュ

159(228)-154(236)-101(4)-x-130(36)-117(4)

イダイナキバ

215(196)-201(252)-152(4)-x-75(12)-113(44) 

テツノブジン

151(12)-179(228)-121(84)-145(36)-72-170(148)

ハッサム

177(252)-165-139(148)-x-114(108)-85 

 

【構築経緯】 

新シリーズとなり解禁されたパラドックスポケモンの中でも、A特化こだわり鉢巻イダイナキバの火力に魅了されてしまったので、S3では軸として考えていきました。S3ルールで対戦をしていったところ、パラドックスポケモンの素早さが軒並み速いこと、一定数いたクエスパトラ軸に有利を取れることからトリックルーム展開の刺さりが良かったので、トリル下でイダイナキバを動かす構築を組むことにしました。トリル起動役としては、全パラドックスポケモンに五分以上に戦え、持ち前の火力で自身もトリルエースとなれる命の珠ミミッキュとしました。

次に、この2体で不利を取るカバルドンやヘイラッシャ等の欠伸持ちの物理受けへの対策として、特性により欠伸耐性を付けられるこだわりメガネサーフゴーを第2のトリルエースに選択しました。

そして、トリルパの一番強い動きはエースで荒らした後スイーパーで一掃する動きとなるので、神速によるスイーパーと、特性と合わせた持ち前の耐久力でキバサフゴの拘り解除のためのクッションとしての役割も果たせるノーマルテラス神速カイリューと、主にそのカイリューが止められるキョジオーン入りに対する第2のスイーパーとして隠密マントハッサムを採用しました。

最後に、ここまで採用したポケモンが環境に多いセグレイブやハバタクカミ対面でテラスを半強制されることが立ち回りの幅を狭くしていると感じていたので、それらのポケモンに対してテラス依存無しで安定し、裏のヘイラッシャ等の物理受けにも負荷をかけられる対面駒を探していたところ、耐久振り両刀タスキテツノブジンが該当したので、採用して構築が完成しました。

 

【個体紹介】 

1,カイリュー

テラスタイプ:ノーマル

特性:マルチスケイル

持ち物:食べ残し

技:神速/炎のパンチ/龍の舞/羽休め

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

HB:陽気ガブリアスの逆鱗テラス時残飯回復込みで羽休めの回復が追いつく

A:性格補正有り/A+2炎のパンチでH4振りサーフゴーを確定

S:S+1で最速ガブリアス抜き

構築単位で重めなガブリアス意識の配分としています。

 

⭐︎技構成について

積み技の龍の舞と、クッションの役割を果たすための高速再生技の羽休めは確定として、攻撃技は優先度+2が優秀な神速と、鋼タイプへの打点として炎のパンチの2Wです。炎のパンチは地震と選択ですが、鋼テラスサザンドラやミミズズ、アーマーガアといった浮いている鋼への打点を優先しました。

 

⭐︎採用理由

キバサフゴの拘り解除のためのクッションと、エースで荒らした後の終盤を締めるスイーパーとしての採用です。持ち物は物理特殊両面の場持ちをよくする食べ残しとしました。

カイリューには様々な型がありますが、その中から特に対セグレイブ性能を評価して神速龍舞の型を選びました。一度龍舞を積めれば後出しからは止められず、削れたセグレイブを礫で削られることなく神速で処理出来ます。

テラスタイプはノーマルですが、神速の威力を上げる他に、構築のゴーストの一貫を切るという役割があります。特にサーフゴーと組み合わせて眼鏡ハバタクカミの一貫を切るのはこの環境において最重要です。

メタも厳しかったですが、型の匿名性の高さから一点読みはされないので、そこまで気にはなりませんでした。

 

2,サーフゴー

テラスタイプ:鋼

特性:黄金の体

持ち物:こだわりメガネ

技:シャドーボール/ゴールドラッシュ/自己再生/トリック

 

⭐︎調整

性格:控えめ(A↓C↑)

HB:特化カイリューの鉢巻地震確定耐え/特化テツノブジンのはたき落とす2連を69.9%で耐え

HD:特化サーフゴーのシャドーボール乱数1発(12.5%)

A:個体値0

C:H215D112カバルドン(特化サーフゴーの眼鏡ゴールドラッシュ最高乱数以外耐え調整)を鋼テラスゴールドラッシュで乱数1発(93.7%)

S:無振りFCロトム抜かれ

防御方面に厚くしたHBベースとしています。この配分により対面性能が非常に高いです。

 

⭐︎技構成について

タイプ一致技のシャドーボールとゴールドラッシュは確定として、残りの技は受け構築への崩しのためのトリックと、体力管理のための自己再生としました。

 

⭐︎採用理由

特殊のトリルエースとしての採用です。持ち物は火力を上げる拘り眼鏡です。

テラスタイプは構築上重いカバルドンをテラスゴールドラッシュで高確率で処理出来る鋼としました。テツノブジンが構築に入っている関係で、タスキを潰すためにカバルドンが初手に来やすいので、こちらも初手にこのポケモンを合わせて鋼テラスで処理をする展開が多かったです。

HBベースの配分は、対面性能の向上だけでなく、テツノブジンへの見えないメタとして機能します。テツノブジン対面ではたき落とすを打たれることにより自己再生を選択出来るようになるため、持ち物なしの状態のはたき落とすを受け切り、体力を半分以上確保した状態で突破出来ます。(眼鏡がなくなるので火力の低下と相談)

他にも拘りトリックによる受け崩しの補助等出来ることが多いので、悪タイプの増加は逆風ではあるものの、まだまだトップメタのポケモンと感じました。

 

3,ミミッキュ

テラスタイプ:鋼

特性:化けの皮

持ち物:命の珠

技:じゃれつく/かげうち/トリックルーム/呪い

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

HD:臆病クエスパトラのD-2ルミナコリジョン珠ダメ皮ダメ込み乱数1発(6.3%)

A:じゃれつく+かげうちでH212B121オボンコノヨザルを62.7%で撃破

このHD調整によりクエスパトラ対面でじゃれつく連打出来るので、ノーマルテラスタルとの択に怯えなくて良いのが使用感良かったです。

 

⭐︎技構成について

攻撃技はオボンコノヨザルを落としに行けるタイプ一致技のじゃれつく+先制技のかげうち、補助技は構築の軸となるトリックルームと、積み、ギミック構築対策となり自主退場も出来る呪いとしました。

 

⭐︎採用理由

トリル起動役兼対面駒という過労死枠としての採用です。「化けの皮による行動保証」+「トリル呪いの切り返し性能」+「高火力の命の珠持ちじゃれつくかげうちによる対面性能」を併せ持っていて、選出して腐ることはまずないです。

テラスタイプは飛行テラバカイリューやセグレイブ対面で緊急時に切るための鋼としました。

前期で一躍トップメタに躍り出たクエスパトラ展開に滅法強いのが環境に刺さりまくっていました。クエスパトラ始動のバトンパ、クエスパトラをエースとした構築のどちらにもトリル呪いで安定して対処出来ます。

全パラドックポケモンに行動保証を持てること、カイリューの積み展開のストッパーになれることもあり、本ルールでは使用しない理由はないのではないかと感じるレベルでした。今回もMVP。

 

4,イダイナキバ

テラスタイプ:鋼

特性:古代活性

持ち物:こだわり鉢巻

技:地震/インファイト/はたきおとす/ストーンエッジ

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

HB:鋼テラス時A+1陽気トドロクツキの古代活性発動時地震乱数1発(6.3%)

HD:特化サーフゴーのゴールドラッシュ乱数1発(6.3%)

A:特化/無振りガブリアスインファイトで乱数1発(81.2%)

S:準速60族(ジバコイル)抜き

ブースト発動時のトドロクツキに対して、アクロバット読みの鋼テラスを打った際にそれ読みの地震を打たれた場合でも耐えられるようHPに努力値を回しています。努力値の効率的にはDに振るのが最適ですが、物理ポケモンに対するストッパー性能を優先しました。

 

⭐︎技構成について

タイプ一致の地面技は連打する場面が多かったので耐久低下のデメリットのない地震、格闘技は最大火力のインファイトとしました。

サブウェポンは追加効果優秀で一貫しやすいはたき落とすと、地面格闘と相性補完の良い岩技のストーンエッジとしました。他の候補としては、反動が痛いもののHBカイリューの受け出しを許さない諸刃の頭突きや、ドオー+飛行タイプ等に一貫しやすいアイススピナーが挙げられます。

 

⭐︎採用理由

構築の組み始め。物理のトリルエースとしての採用です。持ち物は最大火力を出すための拘り鉢巻です。A特化鉢巻インファイトの火力は陽気ガブリアスの地面テラス鉢巻地震とほとんど同じで、テラスに依存せずに安定した高火力を出すことが出来ます。

テラスタイプは鋼ですが、主に対受けループ時に毒びし耐性を付けるために切ります。ハバタクカミとの偶発対面やアクロバットトドロクツキを止める時といった非常時にも役に立ちます。テラスインファイトでセグレイブを落とせる格闘も候補ですが、切る場面が少なくこのタイプに落ち着きました。

個人的には前期まで頭を悩ませていたドドゲザンにカイリュー以上に安定するのが最大の評価ポイントだったりします。S1,2では地面枠はしっくりくるポケモンがいなく構築に入れることが出来ませんでしたが、このポケモンのおかげで解決しました。

 

5,テツノブジン

テラスタイプ:ゴースト

特性:クォークチャージ

持ち物:気合いのタスキ

技:ムーンフォース/けたぐり/はたきおとす/かげうち

 

⭐︎調整

性格:無邪気(D↓S↑)

HB:陽気セグレイブのつららばり4発+氷の礫を98.6%で耐え/特化セグレイブのつららばり5発を99.8%で耐え

A:H217B112セグレイブをけたぐりで確定1発

C:H198D121カイリュームーンフォースでマルチスケイル込み確定2発

S:最速ガブリアス抜き

 

⭐︎技構成について

ゴツメカイリューへの非接触の打点としてムーンフォース、主にセグレイブに打つ格闘技として耐久低下のデメリットのないけたぐり、追加効果優秀でサーフゴーへの打点にもなるはたき落とす、先制技のかげうちとしました。

 

⭐︎採用理由

テラス依存の少ない対面駒としての採用です。耐久振りによりセグレイブ対面でつらら張りのヒット数に依存せず安定しやすいです。広い技範囲でハバタクカミ、テツノツツミ、トドロクツキといったパラドックスポケモンに対しても弱点を突いて攻撃していけます。持ち物は行動保証を持たせるための気合いのタスキです。

テラスタイプはカイリューの神速をかわせるゴーストとしました。正直なところあまり使う場面はなかったので火力強化のフェアリーや格闘でも良さそうです。

両刀の技構成によりヘイラッシャ等の物理受けにも最低限の仕事が出来るので初手出しが安定しやすく、出しどころを間違えなければ活躍してくれました。例として、ブーストテツノドクガやウルガモスにはほとんど仕事が出来ないので、相手の構築にいる場合には選出を避けた方が無難です。

 

6,ハッサム

テラスタイプ:水

特性:テクニシャン

持ち物:隠密マント

技:バレットパンチ/テラバースト/泥棒/剣の舞

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

HB:陽気ガブリアスの鉢巻地面テラス地震確定耐え

HD:臆病ハバタクカミのシャドーボール確定2耐え

A:11n/無振り性格補正有り/H145B76ハバタクカミをバレットパンチで確定に出来る程度

 

⭐︎技構成について

一致先制技のバレットパンチ、鋼半減の炎タイプへの打点として水テラバースト、主にサーフゴーへの打点として泥棒、スイーパーとしての性能を高める積み技の剣の舞としました。

 

⭐︎採用理由

第2のスイーパーとしての採用です。主にカイリューが止められるキョジオーン入りに出していきます。

最終日前日まではこの枠はコノヨザルで対戦していましたが、環境トップのハバタクカミにテラス前提の立ち回りとなるのが窮屈だったので、最終日にこのポケモンに変更しました。

当初は突撃チョッキ型で使用していましたが、最終日にキョジオーン入りに2戦連続で詰まされたことを受けて、急遽メタ枠として隠密マント型に変更したのがはまってくれました。突貫工事のため配分はチョッキの流用で、最適ではない可能性があります。具体的にはもう少し火力が欲しい場面が多かったです。

テラスタイプは炎テラスハバタクカミにも安定するよう水としました。テラバーストがイダイナキバや炎、地面テラスセグレイブへの打点となるなど、活きる場面は多かったです。

 

【選出パターン】

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トリルエースとトリル起動役+スイーパーの選出。トリルエースで荒らして最後にスイーパーで締め。この選出が構築の最大値なのでなるべく狙う。

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対面駒+トリル起動役とトリルエースの選出。テツノブジンで荒らして最後にトリルエースを通していくイメージ。セグレイブ入りにはこの選出が多め。

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対面駒2+スイーパーの選出。相手の構築にカイリューハッサムの通りが良く、単体で全抜きが狙えそうな場合には良くこの選出をしていました。テツノブジンで荒らして、ミミッキュの呪いからカイリューハッサムに繋ぎます。

トリル全賭け選出。受け寄りの構築にはこの選出をして鉢巻眼鏡の高火力を押し付けていきます。

 

全選出に絡めるミミッキュが偉大すぎるので困ったらとりあえず選出すれば良いです。イダイナカワ。

 

【対処の難しいポケモン

○鬼火ウルガモス

天敵。当たったらミミッキュの呪いで流してからカイリューの龍舞神速で縛りにいってました。トリル下でイダイナキバをぶつけても解決しますが、裏の物理受けでトリルターンを枯らされる展開になりがち。テツノブジンがエッジを覚えれば全て解決するのでアプデ期待。

○HBニンフィア

HBだと一撃で落とす手段がないので何かしらの仕事をされてしまいます。見せ合い時にチョッキと見分けがつかないのも辛いところ。炎テラスまで考えると比較的安定するのは鋼テラスイダイナキバくらいでした。

 

【最終結果と振り返り】 

※1桁チャレンジ動画:https://www.youtube.com/watch?v=qDf-wYy7HTo

S3は最終順位7位でした。

メインの1桁チャレは失敗しましたが、サブで通すことが出来ました。

イダイナキバ+トリルミミッキュの並び自体は2月の最初から使い続けていた思い入れのある並びだったので、SV初の一桁順位という結果に繋がり非常に嬉しいです。

S3では他にトリル展開を使用している方がほとんどいなかったので、上手くメタの隙間を潜り抜けられたかなという印象です。

今月は環境も分からなかったので自分のやりたい事を押し付けるこの構築を使用しましたが、来月は構築記事も出回ってある程度環境が固まる予感がしているので、サイクル構築を組んでより安定した立ち回りを目指したいと思います。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。