【SVS7最終23位レート2065】逆張りドドドクガ

今回はポケットモンスターSVランクマッチS7で使用し最終23位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッターアカウント(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

 

【目次】

内部リンクをつけていますので適宜ご活用ください。

○並び

○構築経緯

○個体紹介

 1,ドドゲザン@食べ残し

 2,テツノドクガ@ブーストエナジー

 3,イダイナキバ@拘り鉢巻

 4,ミミッキュ@精霊プレート

 5,水ロトム@ゴツゴツメット

 6,ハバタクカミ@突撃チョッキ

○選出パターン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(ハバタクカミ→コノヨザルでも使用していましたが、最後に使用していたこの並びで記事は書きます)

 

○各ポケモン実数値(努力値

ドドゲザン

207(252)-177(44)-153(100)-x-119(108)-71(4) 

テツノドクガ

165(76)-67-104(188)-180(28)-131(4)-157(212)

イダイナキバ

191(4)-201(252)-152(4)-x-89(124)-123(124)

ミミッキュ

159(228)-136(108)-121(164)-x-126(4)-117(4)

ロトム

157(252)-63-171(228)-129(28)-127-106

ハバタクカミ

151(164)-54-79(28)-198(196)-156(4)-170(116)

 

【構築経緯】 

S7は甘えるハバタクカミに強く、パオジアンにもテラス込みの耐性で抗うことが出来る負けん気ドドゲザン+拘りムーンフォースの一貫を切れ、イーユイの炎技に対する引先にもなるテツノドクガ+この2体に一貫する地面を無効に出来るポケモンの並びで構築を組んでいきました。

地面無効枠としてはボーマンダカイリュー等色々なポケモンを試していましたが、最終的にはドドゲザンと組み合わせての対カイリュー性能、対ディンルーの安定感を評価してHB水ロトムとしました。

次に、ここまでの3体ではテツノツツミが重く、流行のイーユイ+ヘイラッシャの並びを崩すことが難しかったので、そこへのメタとしてチョッキハバタクカミを採用しました。

そして、ドドゲザンでは物理方面での崩し性能が不足していて、受けループを始めとする受け回しへの回答が無かったため、物理の崩し枠として、使い慣れた鉢巻イダイナキバを採用しました。

最後に、ここまでで低中速に固まってしまった構築の素早さを補い、ギミック構築全般へのメタにもなるトリックルーム呪いミミッキュを採用して構築が完成しました。

 

【個体紹介】 

1,ドドゲザン

テラスタイプ:

特性:負けん気

持ち物食べ残し

技:ドゲザン/アイアンヘッド/不意打ち/剣の舞

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

○臆病テツノツツミのハイドロポンプ食べ残し回復込み確定2耐え

○特化ハバタクカミのムーンフォース食べ残し回復込み乱数2発(1.9%)

○陽気鉢巻パオジアンの悪テラス噛み砕く食べ残し回復込み乱数3発(7.2%)

○B4振りテツノツツミをドゲザンで乱数2発(95.3%)

 

⭐︎解説

悪鋼複合の耐性を活かしたクッション兼エース枠としての採用です。技は非テラス時の性能が最も高くなるタイプ一致のドゲザン、アイアンヘッド+先制技の不意打ち+積み技の剣の舞としました。

テラスはフェアリー、炎技半減+鬼火無効の炎としました。地面抜群はマイナスポイントですが、水やフェアリーと比べて全く考慮されなくて強かったです。

持ち物は食べ残しです。調整に記載のように特殊物理両方で確定数がズレたり、不意打ちを透かされても回復していってアドを取れるので想像以上に使用感は良かったです。

テラスしたキバカミかドクガと合わせて拘りハバタクカミの一貫を切ったり、悪半減の耐性を活かしてイーユイをドクガ水ロトムと組み合わせて誤魔化したりと固有の耐性でなくてはならない存在でした。

 

2,テツノドクガ

テラスタイプ:水

特性:クォークチャージ

持ち物:ブーストエナジー

技:炎の舞/ヘドロウェーブ/テラバースト/身代わり

 

⭐︎調整

性格:控えめ(A↓C↑)

○一致イカサマを身代わりが最高乱数以外耐え

クォークチャージ効率最大のC10n

○最速コノヨザル抜き

 

⭐︎解説

ドドゲザンと組み合わせてハバタクカミ、イーユイの一貫を切れる特殊エースとしての採用です。技は宿り木や塩漬け回避で特に活きる身代わり、タイプ一致の2W(積み技にもなる炎の舞、毒タイプの最大打点のヘドロウェーブ)、地面タイプやミラーで打つ水テラバーストとしました。

当初は対特殊の安定感を重視して突撃チョッキ型で使っていましたが、終盤のチオンジェンやキョジオーンの増加を受けて身代わりを持てるブーストエナジー型に変更しました。

水テラスにより終盤流行気味だったビルドイルカマンに対しても強く(水タイプへの打点がフェアリーテラバしかないが、テラスするとヘドウェで落とせる)、変更、採用は大正解でした。

 

3,イダイナキバ

テラスタイプ:鋼

特性:古代活性

持ち物:拘り鉢巻

技:地震/インファイト/アイアンヘッド/諸刃の頭突き

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

○B4振りテツノツツミを地震で乱数1発(81.2%)

○無振りガブリアスインファイトで乱数1発(81.2%)

○鋼テラス時臆病テツノツツミの水テラスハイドロポンプ乱数1発(12.5%)

 

⭐︎解説

使い慣れた物理の崩し枠。トリックルームの補助も受けて高火力を押し付けていきます。タイプ一致の地面技は連打する場面が多かったので耐久低下のデメリットのない地震、格闘技は最大火力のインファイトとし、サブウェポンはテラス時に一致となるアイアンヘッドと、地面格闘と相性補完の良い岩技で、HBカイリューの受け出しを許さない諸刃の頭突きとしました。

地面格闘が一貫しにくい技のため技選択が難しいポケモンですが、鋼テラスアイアンヘッドは一貫性の高い技なので、この技の採用により使用感が格段によくなりました。

テツノツツミと対面した際に引けない選出をしていることが多かったので、最低限ブーストツツミには居座る選択肢を持てるようDに厚い調整としました。

 

4,ミミッキュ

テラスタイプ:フェアリー

特性:化けの皮

持ち物精霊プレート

技:じゃれつく/影うち/トリックルーム/呪い

 

⭐︎調整

性格:意地っ張り(A↑C↓)

○B109パオジアンをじゃれつくで乱数1発(93.7%)

○陽気珠パオジアンのつらら落としを皮ダメ込み最高乱数以外耐え

 

⭐︎解説

パーティ全体の素早さラインの低さを補うトリル要員としての採用です。技はコンセプトのトリックルーム、自主退場技兼ギミック対策の呪い、タイプ一致打点のじゃれつく、先制技の影うちとしました。テラスタイプは純粋な火力強化のフェアリーです。

持ち物の精霊プレートが珍しいですが、命の珠と異なり珠ダメで調整が崩れないので、じゃれつくでパオジアンを処理出来る火力と、珠パオジアンのつらら落としを耐える物理耐久を両立することが出来ます。

相方のトリルエースとしてはキバを選択することが多かったですが、他のポケモンも低中速で固まっているためトリルとシナジーがあり、ミミッキュの選出率は高かったです。

 

5,水ロトム

テラスタイプ:

特性:浮遊

持ち物ゴツゴツメット

技:ボルトチェンジ/ハイドロポンプ/イカサマ/鬼火

 

⭐︎調整

性格:図太い(A↓B↑)

○鉢巻パオジアンの特化悪テラス噛み砕く最高乱数以外耐え

○D4振りテツノツツミをボルトチェンジで乱数1発(87.5%)

 

⭐︎解説

ドドドクガと組ませる地面無効枠としての採用です。カイリューやディンルーが主な役割対象。技は対面操作技のボルトチェンジ、ディンルーに打つお祈り技のハイドロポンプ、物理を機能停止させる鬼火、龍の舞カイリューに対面負けないようにするイカサマとしました。

テラスタイプは草です。この構築全体で重めなキノガッサに対して、草テラスして後攻ボルトチェンジからキバドクガカミを着地させて縛る動きが出来ます。

環境トップのハバタクカミに隙を見せるのが弱いポイントですが、この構築ではドドドクガでカミをある程度厚めに対策出来ているので、臆することなく選出出来たのが良かったです。

 

6,ハバタクカミ

テラスタイプ:炎

特性:古代活性

持ち物:突撃チョッキ

技:ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/10万ボルト

 

⭐︎調整

性格:控えめ(A↓C↑)

○特化パオジアンの不意打ち確定耐え

○特化ハバタクカミのテラスムンフォ乱数2発(0.3%)

○C11n最大値/D4振りテツノツツミをムーンフォースで確定1発

○最速ガブリアス抜き

 

⭐︎解説

テツノツツミ対策、流行りのイーユイ+ヘイラッシャへのメタ枠としての採用です。技はタイプ一致の2Wとイーユイを始めとする炎タイプへの打点としてパワージェム、ヘイラッシャへの打点として10万ボルトとし、テラスタイプはミラーに強い+イーユイの炎技を半減に出来る炎としました。役割対象への遂行を意識した構成ですが、鋼タイプへの打点としてテラス時に一致となるマジカルフレイムが欲しい場面もあったので技構成は一考の余地ありです。

調整もスカーフの流用なので、チョッキ型では耐久や素早さが足りないと感じる場面がありました。少し火力が過剰と感じる場面が多かったので、ここから削ってBかSに回すべきだったかもしれません。(10万ボルト採用の時点でC198なくてもテツノツツミを落とせるので少し削れる)

 

【選出パターン】

+@1が多いですが、割と柔軟に変えてました。

テラスしたを組み合わせてハバタクカミの一貫を切ること、相手の構築にカイリューがいる場合にはストッパーとしてのどちらかを入れることは常に意識していました。

 

【最終結果と振り返り】 

※カクつきあり【SVS7最終23位】逆張りドドドクガ 最終日動画 https://youtu.be/4GB0lWwJgG0

S7は最終順位23位でした。(TNシェーン)

特に保存はせず潜り続けましたが、S5と同じ順位に収束しました。適正順位感。

 

構築内にドドドクガとキバミミの2軸が入ってしまい、まとめきれなかったのが敗因と考えてます。2軸の選出を合わせられれば全対応に近い形が取れましたが、時間経過+疲労と共に選出がブレていきゆるゆる落ちていきました。昔も同じ過ちを犯した記憶がありますが、どちらかに絞って特化すべきでした。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。