
今回はポケモンチャンピオンズM-5で使用し最終13位の結果を残せた構築の記事となります。何か質問等あればツイッターアカウント(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。
【目次】
【並び】
並びはこちらとなります。

○各ポケモン実数値(努力値)
ハッサム![]()
メガ前:177(32)-150(0)-156(22)-x-112(12)-85
メガ後:177(32)-170(0)-200(22)-x-132(12)-95
ウォッシュロトム![]()
157(32)-76-141(14)-125-154(13)-113(7)
サーフゴー![]()
163(1)-72-116(1)-185(32)-111-149(32)
ミミッキュ![]()
147(17)-156(32)-116(16)-x-125-117(1)
ガブリアス![]()
215(32)-150-143(15)-x-124(19)-122
サザンドラ![]()
169(2)-112-110-177(32)-110-165(32)
【構築経緯】
★軸:呪い蜻蛉メガハッサム![]()
メガフラエッテが環境を席巻する現状で、軸としては最低限フェアリー半減のポケモンを据えていきたいと考えました。
そこで、高耐久の鋼タイプポケモンであり、高火力バレットパンチによるスイープ、呪い+羽休めによる物理方面への詰ませ、蜻蛉返りによる対面操作の3つの役割を併せ持ち柔軟な立ち回りが可能な呪い蜻蛉返りメガハッサムを軸として構築を考えていきました。
★サイクル相方:食べ残しウォッシュロトム
ハッサムの相方として炎耐性のある浮いているポケモンが欲しかったので食べ残しウォッシュロトムを採用。ハッサムの後攻蜻蛉返りからカバルドンをハイドロポンプで処理出来る、ハッサムが苦手とするアーマーガアギルガルドに強い、ハッサムが苦手寄りなアシレーヌに明確に有利を取れる、等々色々便利なので選出率はハッサムに次いで高かったです。
★スイーパー:スカーフサフゴ、珠ミミ![]()
![]()
ハッサムがスイーパーの役割を兼任出来るものの、一任では技範囲が足りずジリ貧になりがちなのでサイクル後のスイーパーを出来るポケモンもしっかり構築に入れていきます。
今回はハッサムでの処理が難しいマフォクシーに打点があり、ハッサムが勝てない鉄壁メタグロスに有利を取れ、パワージェムで炎タイプにも打点を持て、スカーフトリックでサイクルの補助も出来るスカーフサーフゴーと、化けの皮の行動保証で汎用性が高く、マフォクシーやラス一イダイトウ、メガルカリオへのストッパー兼スイーパーとなれるドレパン珠ミミッキュを採用。どちらもメガムクホークのインファイトを始めとする、ハッサムロトムに一貫する格闘技を透かせるゴーストタイプであるというところも評価しました。
★ステロ撒き:ハバンステロガブリアス![]()
ハッサムのスイープをサポートするという面、相手の交代に負荷をかけ、ここまでのサイクル思考の強い並びのサイクル数を少しでも減らすという面からもステルスロックは必要と考えました。
今回はステロ撒きとしてリザードンに有利を取れ、ハッサムの苦手なガルドサーフゴーに圧力をかけられる岩石封じ持ちステロガブリアスを採用。両リザードンに行動保証を持てるよう持ち物はハバンの実としました。
★崩し枠:ラム悪だくみサザンドラ![]()
ここまでの並びでは崩しの要素が不足していたので、構築で一貫するゴースト悪の一貫を切りつつ、ロトムと同じく浮いているためハッサムとサイクルを成立させやすいラムの実悪だくみサザンドラを崩し枠として採用。特に上位帯ではハッサムと組んでいるサザンドラはスカーフという先入観もあるため相手の考慮外から崩しを行うことが出来ました。
【個体紹介】
1,ハッサム
NN:パプリカ
特性:ライトメタル→テクニシャン(メガ)
持ち物:ハッサムナイト
技:バレットパンチ/とんぼ返り/呪い/羽休め
⭐︎調整
実数値(努力値):
メガ前:177(32)-150(0)-156(22)-x-112(12)-85
メガ後:177(32)-170(0)-200(22)-x-132(12)-95
性格:腕白(B↑C↓)
○B/A特化メガミミロップの飛び膝蹴り乱数2発(2.7%)
○D/C特化アシレーヌのアリア乱数2発(2.7%)/C特化メガフラエッテのムンフォ+破滅の乱数が変わるライン
○S/アシレーヌ意識で素早さ下降補正無し
⭐︎解説
構築経緯にも記載の通り、高火力バレットパンチによるスイープ、高耐久からの呪い+羽休めによる物理方面への詰ませ、蜻蛉返りによる対面操作の3つの役割を併せ持ち柔軟な立ち回りが可能な今回の主役です。
M-B環境ではメガフラエッテのスペックが頭一つ抜けているため、フェアリー技に耐性ある鋼タイプであり、フラエッテを縛る鋼タイプの先制技を打てるこのポケモンの刺さりが悪くなる日はありませんでした。
また、初手枠に本来安定しやすい高耐久水地面ポケモン達(アシレ、ロトム、カバ、…)に打点を持ち、高種族値ドラゴン達をトリプルアクセルでしばいてくる噛み合いの化身マスカーニャに明確に有利を取れるため安定した立ち回りが行えます。全部の技が命中安定なのも高評価。
技構成については体力管理のための羽休め、優秀な先制技のバレットパンチまでは確定として、残りの技は対面操作技の蜻蛉返りと火力耐久上昇、素早さダウンを両立させる積み技の呪いの組み合わせとしました。
蜻蛉返りと呪いはそれぞれ単体ではハッサムに採用されてきた技ではありますが、この2つを両立したハッサムは環境にはあまりおらず、再戦でなければ読まれることはありませんでした。呪いで素早さを下げてカバルドンの欠伸の下から蜻蛉返りしループを抜けて裏の特殊アタッカーの火力を押し付ける動きが、欠伸ループの切れ目で積みポケモンの後出しをしてくる動きにも対応できる強い立ち回りでした。
メガ前の特性は受け出し時にマスカーニャのけたぐりの威力を低減できるライトメタルとしています。一回だけ活きました。今回は1メガなのでメガ前でバレットパンチを打つ場面を想定してテクニシャンにする必要がありません。
調整については呪い後に下降補正カバルドンに抜かれるためにはこちらも下降補正をかける必要がありますが、それよりもアシレーヌのアクジェの上からバレットパンチを叩き込みたい場面が多かったので性格は腕白としています。
アシレーヌやゲッコウガ等の特殊アタッカーは基本的には避けますが、展開上どうしても避けられない場面は出て来てしまうので、両受け出来るよう呪いで補える物理耐久は最低限として残りは特殊耐久を高めています。ここまで振るとフラエッテにも安定します。この物理特殊耐久の両立が出来るところが非メガハッサムとの明確な差別化要素です。
今回は1メガということもあり余程のことがなければ基本選出していました。
2,ウォッシュロトム
NN:PANA
特性:浮遊
持ち物:食べ残し
技:10万ボルト/ハイドロポンプ/鬼火/痛み分け
⭐︎調整
実数値(努力値):157(32)-76-141(14)-125-154(13)-113(7)
性格:穏やか(A↓D↑)
○B/特化メガミミロップの猫だまし+飛び膝蹴り食べ残し回復込みで98%で生存
○D/11n/なるべく高く
○S/準速60族(アシレーヌ)抜き/最速50族(ドドゲザン)抜き
⭐︎解説
耐性優秀で便利なサイクルパーツ兼初手枠。ハッサムとの相性良好な炎耐性持ちの浮いてるやつ。他にも鬼火の定数ダメージをブリジュラスに入れたり、油断すると対策が薄くなりがちな雨パを対策したりと命中不安に目を瞑っても採用価値のあるポケモン。このデフレ環境だと種族値の低さはそこまで気になりません。
技構成はハイドロポンプはないと地面タイプを殴れないので確定、電気技はアシレーヌ相手に居座って殴れる命中安定で最大打点の10万ボルト、物理アタッカーを機能停止にし定数ダメージを入れるための鬼火、体力管理のための痛み分けとしました。
持ち物はミミロップの猫膝耐えを最低限のB振りで実現できる食べ残しです。メガカイリュー相手に痛み分けで粘る展開も多かったので、物理耐久を多少落としてでも可能な範囲で特殊耐久を高めたいという意図があります。食べ残しであると、オボンのみと異なりハッサムの後攻蜻蛉返りから回復する立ち回りも取れます。
一般的なウォッシュロトムは電気技をボルトチェンジとしていますが、全アシレーヌがボルトチェンジ前提で居座り後続に負荷をかける立ち回りをしてくるため居座れる10万ボルトを採用しました。
このポケモンを使う際にはマスカーニャが障害となりがちですが、そこはハッサムでケアできるため選出しやすく、どんな相手にも鬼火痛み分けにより最低限の仕事はしてくれるので非常に頼りにしていました。
3,サーフゴー
NN:レジスター
特性:黄金の体
持ち物:拘りスカーフ
技:シャドーボール/ゴールドラッシュ/パワージェム/トリック
⭐︎調整
実数値(努力値):163(1)-72-116(1)-185(32)-111-149(32)
性格:臆病(A↓S↑)
○B/特化メタグロスの地震乱数1発(12.5%)
○C/振り切り/メガリザードンYにパワージェムがダメージ168~
○S/最速/ミラー意識
⭐︎解説
スイーパー1。マフォクシーをステロや後続の先制技と合わせて縛ったり、ハッサムに次ぐ第二の鋼枠として機能することで対フラエッテでのハッサムの過労死を防いだり、炎タイプへの打点のパワージェムを持つことでハッサムとの同時選出を躊躇わなくて済んだりもします。この構築では鉄壁グロスの処理ルートが限られているので見た目での選出抑制にも一役買っています。
技構成については、一致打点のシャドーボールとゴールドラッシュ、リザードンを殴るためのパワージェム、ミミッキュに呪いがない都合上展開構築への対策が薄いのでそこに刺すトリックとしました。古代兵器ビルド挑発コノヨザルにトリックがないと勝てないので数は少ないとは言え必須級でした。
特性も言うまでもなく優秀で、ハッサム単体だと対処が難しいニンフィアの欠伸展開に耐性が出来るだけでなく、アマガハッサムの霧払いを無効化出来ます。(実はこれが一番の採用理由)
スカーフでの採用理由も、スイーパーとして運用するためというだけでなく、スカーフでない低速のサーフゴーを霧払い対策のためにリザードン入りへの選出に絡めるのが困難だったから、という消極的な理由もあります。
この構築はガブリアスのステルスロックにリザードン対策を一任しているので、このポケモンはどんな形であれ入れたいと思っており、上手く構築にハマってくれてよかったです。
4,ミミッキュ
NN:はんようせい
特性:化けの皮
持ち物:命の珠
技:じゃれつく/影打ち/ドレインパンチ/剣の舞
⭐︎調整
実数値(努力値):147(17)-156(32)-116(16)-x-125-117(1)
性格:意地っ張り(A↑C↓)
○B/珠ダメ込みメガルカリオの特化バレットパンチ最高乱数以外耐え
○A特化/メガルカリオにドレパン影打ちが150~/耐久振り想定で可能な限り高く
○S/余り/ミラー意識
⭐︎解説
スイーパー2。特性化けの皮による行動保障により汎用性ある半妖精。M-Aでは命の珠がなくストッパーとしてもスイーパーとしても今一つでしたが、M-Bでようやく本領発揮ですね。
技構成はじゃれつく影打ち剣の舞は確定として、最後の一枠に今回はドレインパンチを採用しました。この技によりマフォクシードドゲザンを一体で壊滅させられます。
また、対メガルカリオでドレインパンチの回復分でステロダメと皮ダメを回復でき、バレットパンチを耐えることが出来るので、ステロ展開後にもストッパーとして機能します。単純にハッサムロトムとサイクルを回す際に珠ダメ分を回収する技としても優秀。シャドクロや呪いが欲しい場面ももちろんありましたが、それを超えるメリットがありました。
バシャーモを安定して処理出来るポケモンがこいつしかいないので他にどんなに刺さっていなくとも絶対選出になるのがこの構築の隠された欠点でしたが、最終日は一回も当たらなかったので隠されたままで逃げきれました。
5,ガブリアス
NN:しっぽをふる
特性:サメ肌
持ち物:ハバンの実
技:地震/岩石封じ/ドラゴンテール/ステルスロック
⭐︎調整
実数値(努力値):215(32)-150-143(15)-x-124(19)-122
性格:腕白(B↑C↓)
○B/特化メガリザードンXのA+1逆鱗乱数1発(12.5%)
○D/特化メガリザードンYの龍の波動2発確定耐え
⭐︎解説
リザードンに強いステロ撒き。カバルドンと違って炎耐性があるのが偉い。
技構成は一致技でガルドサーフゴーを殴る地震、起点回避技のドラゴンテール、リザードンの交代を咎めるステルスロック、リザードンの居座りを咎める岩石封じとしました。
オボンステロドラテガブリアスが流行しすぎて、リザードン側の立ち回りが
Y…受け出しガブリアスが硬かったら岩技切って殴る(ガブリアス側がステロorドラテのため)
X…ニトロチャージで硬さ判別し硬かったらドラゴン技で処理
を主流としていたため、受け出しからでもYなら岩石封じ、Xならハバンで耐えてサメ肌ダメ込みで地震で倒すことが出来ました。リザードン側はステルスロックの圧力により様子を見る立ち回りをすることが難しいので、上位帯でも動き方はあまり変わりませんでした。それが当てはまらないのが霧払いアマガハッサム入りで、そこは前述の通りサーフゴー採用で対策してます。
両リザードンの龍技に行動保証を持つために持ち物は龍技半減のハバンの実です。タスキではニトチャ+ドラゴン技に対応出来ません。一般的なオボンガブリアスと比較して、リザードンだけでなくブリジュラスに対する行動保証を得て初手置き性能を高めた代わりにサイクル性能を減らしたポケモンのイメージです。
6,サザンドラ
NN:あくは1/5
特性:浮遊
持ち物:ラムの実
技:悪の波動/流星群/火炎放射/悪だくみ
⭐︎調整
実数値(努力値):169(2)-112-110-177(32)-110-165(32)
性格:臆病(A↓S↑)
○C/振り切り
○S/最速/準速メガカイリュー、ガブリアス辺り意識
○余り耐久
⭐︎解説
崩し枠。弱い者いじめが得意なポケモンが弱いものいじめに専念した姿。
技構成は崩しのために積み技の悪だくみ、一致打点の悪の波動+流星群とサブウェポンはアーマーガアをしっかり殴れる火炎放射としました。持ち物はブラッキー対面で欠伸を受けつつ積むためのラムの実です。
控え目でないとC+2流星群でブラッキーを落とせないくらい火力が足りないので本来は控え目にしたいですが、最速ブリジュラスと同速になることや準速メガカイリューに抜かれるのが嫌すぎて泣く泣く臆病としています。そのため通す前にサイクルして少し削っておく立ち回りは意識していました。
M-4で結果を残したハッサムと組んでいたサザンドラがスカーフということもあり、スカーフサザンドラは常に意識されていたので、そこも判断材料に入れるとスペック以上のものを出してくれました。
【選出パターン】
スタートで
とサイクルを回しつつスイーパーの
or
が基本選出です。特に理由が無ければストッパー性能高めで不測の事態に対応しやすい
を優先。
リザードンがいるときは
を絶対選出です。ライチュウがいる場合も可能な限り選出したいです。
崩しが必要な時は
を選出。特にスコヴィラン入りには優先して出してました。
★重いポケモン
諸々重いですが特に気になった奴らを書きます。
①サザンドラ
対面ロトムの鬼火痛み分けで削ってロトムの体力管理しつつハッサムのバレットパンチ圏内に入れに行く苦しい立ち回りとなります。あくは怯みはケアできていません。自分で使っておいて言うのもアレですが、打ち分けてくるサザンドラはいないものとして立ち回って、実際最終日は当たりませんでした。
②ラム剣舞炎の牙ガブ
止めるにはミミッキュの選出が必要です。最終日はステロばかりだったのと最悪スケショの命中と回数次第でなんとかなるので逃げきれました。
【最終結果と振り返り】

M-5は最終順位13位でした。最終レートは2570。
10時20分頃に2574から潜って、2500付近の相手に最後飛び膝急所以外勝ちの場面から当てられて負けたのが本当に惜しかったです。一桁チャレ+残り時間的にもう少し先まであったのであと少しだけ耐えて欲しかった…みんな強いので私の実力だとここから上に上がるのは運も必要です。
見せあいで無理だーとなる構築はほとんどなかったので、なかなか良い構築に仕上がったのではないかと考えています。M-4 26位、マンスリーチャレンジ17位と呪いハッサムを使い続けて対戦経験を積み上げていたことも良かったです。M-Bはプールが狭すぎてどうしても練度ゲー(というよりは対戦が脳内で完結しない)なところはありましたね。
あと一歩届きませんでしたが、M-5最終日は2500乗ってからは一度も溶かさず常に上位で戦い続けられたので、まだまだ上で戦える自信は取り戻せました。これからも仕事の隙を伺いつつ頑張っていきます。
ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。
おまけ
どちらもハッサムの技構成と調整は今回記事と同じ
○M-4 26位構築

○マンスリーチャレンジ 17位構築
