【単体記事】龍の舞コスモパワー日食ネクロズマ

上記構築で使用したf:id:csunny:20210903191459p:plainの単体記事となります。

構築記事に詳細を書くとただでさえ長い元記事がとんでもない文字数になってしまうことから、今回単体記事として投稿することにしました。

 

1,調整、技構成

f:id:csunny:20210710111017p:plainネクロズマ(黄昏の鬣)ゴツゴツメット

特性:プリズムアーマー

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:200-177-179-x-129-118

努力値:220-0-124-0-0-164

技構成:

メテオドライブ

タイプ一致打点、無効タイプのない鋼技

龍の舞

攻撃と素早さを同時に上げる積み技

コスモパワー

物理特殊両耐久を上げる積み技

月の光

高速回復技

調整:

HB→A特化f:id:csunny:20210901163855j:plainの鉢巻暗黒強打乱数1発(6.25%)

S→S+2で最速こだわりスカーフf:id:csunny:20210901164009p:plain抜き

 

2,採用経緯

S21当初はコスモパワーによる詰ませ性能を高く評価して、メテオドライブ/アシストパワー/コスモパワー/月の光の両刀型で使用していましたが、この型であると一撃f:id:csunny:20210901163855j:plainの後出しで容易に止まる事が気にかかっていました。

次にメテオドライブ/フォトンゲイザー/龍の舞/月の光の物理型に変更し、一撃f:id:csunny:20210901163855j:plainの後出しには対応出来るようになりましたが、この型ではコスモパワー採用の場合に勝てていたf:id:csunny:20210903220357p:plainなどの物理受けに容易に止められてしまうという問題が発生していました。

上記の2つの型を使用していた時に、アシストパワーは威力が出るのに時間がかかること、フォトンゲイザーは悪タイプの後出しを恐れて基本メテオドライブを打っていたことから、それぞれほとんど打つ機会がありませんでした。

そこで、思い切ってエスパー技を抜いて、この2つの型を合成したメテオドライブ/龍の舞/コスモパワー/月の光の今回の記事の構成としたところ、詰ませ性能と物理エースの性能を両立した対応範囲の広い運用が出来るようになったため、以降はこの型を使い続けていました。

 

3,この型のメリット、デメリット

○メリット

・要塞化による詰ませ、物理エースとしての運用を展開によって使い分け出来る

→龍の舞を積んでいる途中で麻痺を引いた場合に要塞化にシフトする等(f:id:csunny:20210903233607p:plain相手によくある展開)

・先制でコスモパワー、月の光が打てる

→体力管理が容易、不意の急所に強め

・物理耐久を上げることが出来るため、龍の舞採用にも関わらずイカサマで対策されない

f:id:csunny:20210903231046p:plainに勝てる可能性がある(4で記載)

○デメリット

・技範囲が鋼技のみで狭い

 

4,vs一撃f:id:csunny:20210901163855j:plainf:id:csunny:20210901162810p:plain

一撃f:id:csunny:20210901163855j:plainには龍の舞だけで勝てるため、今回の型の特徴が出るのはvsf:id:csunny:20210901162810p:plainです。

①vs一撃f:id:csunny:20210901163855j:plain

○ダメージ計算

被ダメージ

無補正A252振り暗黒強打:103~123(51.5~61.5%)

A特化暗黒強打:114~136(57~68%)

A特化鉢巻暗黒強打:171~202(85.5~101%、乱数1発)

与ダメージ

無振りf:id:csunny:20210901163855j:plainにA+1メテオドライブが126~(ゴツゴツメットダメージ2回後で確定)

○立ち回り

他のポケモンとの対面で龍の舞を1回積んでおくようにします。

また、タスキ、鉢巻かスカーフかで行動が変わるため、予めサイクルの中で型判別しておくのが望ましいです。

タスキ、鉢巻の場合は上からメテオドライブ2回で倒しに行けば良いですが、スカーフの場合、月の光から入る必要があります。ゴツゴツメットダメージを1回入れてからメテオドライブを打つ事で次のゴツゴツメットダメージと含めて確定となります。体力が4割くらい残ったAS+1のf:id:csunny:20210903224913p:plainを場に残せます。

②vsf:id:csunny:20210901162810p:plain

○ダメージ計算

被ダメージ

無補正C252振り悪の波動:D+1状態で87〜103(43.5~51.5%、乱数2発5.1%)

A+1状態イカサマ:B+1状態で105~126(52.5~63%)

与ダメージ

無振りf:id:csunny:20210901162810p:plainにA+1メテオドライブが130~(ゴツゴツメットダメージ2回後で乱数1発)

○立ち回り

こちらも他のポケモンとの対面で龍の舞を1回積んでおくようにします。

先制コスモパワーで悪の波動、イカサマをある程度受けることが出来ます。

イカサマは受け切れはしませんが、ゴツゴツメットのダメージが入っていくので、2回受ければA+1メテオドライブ圏内になり倒しに行けます。

相手の持ち物が火力アップ系(くろいメガネ、命の珠)であると厳しいため、あくまで最終手段です。

 

5,その他のポケモンのダメージ計算

被ダメージ

・無補正A252振りf:id:csunny:20210903220451p:plain地震:B+0状態で94~112(47~56%)、B+1状態で63~76(31.5~38%)→対面からコスモパワーで受け切れる

・無補正C252振りf:id:csunny:20210903220527p:plainの悪の波動:D+0状態で94~112(47~56%)、D+1状態で63~76(31.5~38%)→対面からコスモパワーで受け切れる

・無補正A252振りf:id:csunny:20210903220541p:plainのA+1インファイト:85~100(42.5~50%、乱数2発)

・無補正A252振りf:id:csunny:20210903220554p:plainのA+3インファイト:B+1状態で94~111(47~55.5%)、B+2状態で70~83(35~41.5%)→対面から剣の舞とコスモパワーの積み合いであれば受け切れる

・A特化f:id:csunny:20210903220608p:plainの火炎ボール:B+1状態で72~85(36~42.5%)

与ダメージ

○A+0メテオドライブ

・無振りf:id:csunny:20210905102043p:plain確定2発

○A+1メテオドライブ

・無振りf:id:csunny:20210905101737p:plain乱数1発(81.3%)

・無振りf:id:csunny:20210905101907p:plainステルスロックダメージ後で確定


コスモパワーを積んだこのポケモンは本当に固いので、他にもダメージ計算してみると楽しい気分になれます。

火力は足りないので、ステルスロックやサイクルで相手を削った後で通していくイメージです。

【S21 最終35位 最終レート2120】日食レヒレランドサイクル

今回はランクマッチS21で使用し、最終35位の結果を残せた構築の記事となります。

 

【目次】

長文のため読み飛ばせるよう内部リンクをつけていますので、適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,ネクロズマ(黄昏の鬣)@ゴツゴツメット

 2,バルジーナ@厚底ブーツ

 3,ヌオー@オボンのみ

 4,カプ•レヒレ@こだわりメガネ

 5,霊獣ランドロス@こだわりスカーフ

 6,ガラルヒヒダルマ@気合いのタスキ

○選出パターン

○最終結果と振り返り

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタル貼り付けます)

f:id:csunny:20210901191341j:plain 

 

【構築コンセプト】

○相性補完の良いf:id:csunny:20210901092326p:plainf:id:csunny:20210901092340p:plainf:id:csunny:20210901092354p:plainでサイクルを回す

○上記の選出で対処の厳しいf:id:csunny:20210901093102p:plainf:id:csunny:20210901093114p:plainf:id:csunny:20210901093127p:plainへの対策枠としてf:id:csunny:20210901093205p:plainf:id:csunny:20210901093231p:plainf:id:csunny:20210901093256p:plainを採用

 

【構築経緯】 

禁止伝説環境ではこちらの禁止伝説枠が選出出来ないことがディスアドバンテージに繋がると考えたため、選出のしやすさを重視して、環境トップのf:id:csunny:20210705202837p:plainf:id:csunny:20210705202844p:plainに強く、明確に不利な禁止伝説が少ないf:id:csunny:20210706063215p:plain禁止伝説枠として選択しました。型としてはダイマックス無しでf:id:csunny:20210705202837p:plainに強く出れるHB寄りの配分のゴツゴツメット型で採用しました。

次にf:id:csunny:20210901094608p:plainを使用するに当たって最大の障害となるf:id:csunny:20210901094757j:plainへの対策枠としてf:id:csunny:20210901094830p:plainを採用しました。型は砂起こしによりf:id:csunny:20210901095339p:plainの回復を阻害してくるf:id:csunny:20210901095208p:plainを迅速に処理出来るこだわりメガネ型としました。

そして、ここまでで一貫する地面、電気技を無効化でき、特性威嚇によりf:id:csunny:20210901095724p:plainの展開を補助出来るf:id:csunny:20210901095751p:plainを採用しました。型としては削れたf:id:csunny:20210901095833p:plainを縛ることの出来るこだわりスカーフ型としました。

ここまでの3体f:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainを基本選出としました。

残りの3体については基本選出で対応の難しい禁止伝説f:id:csunny:20210901101226p:plainf:id:csunny:20210901101303p:plainf:id:csunny:20210901101319p:plainへの対策を意識して選んでいきました。

f:id:csunny:20210901162150p:plain対策には、ゴースト、エスパー技を受け切れ、f:id:csunny:20210901162237p:plainと組み合わせる際に地面技の一貫を切れるf:id:csunny:20210901162319p:plainを選択しました。ここまでで重めのf:id:csunny:20210901162425p:plainにもある程度誤魔化しが効きます。

f:id:csunny:20210901162458p:plain対策には、氷半減のf:id:csunny:20210901162541p:plainf:id:csunny:20210901162556p:plainと組み合わせることで択ゲーを仕掛けられる、水、電気技無効の貯水f:id:csunny:20210901162655p:plainを選択しました。隙を見せるとパーティが半壊するf:id:csunny:20210901162732p:plainへの明確な回答となります。

f:id:csunny:20210901162810p:plain対策は最後まで迷走しており、対面では基本選出のf:id:csunny:20210901162853p:plainで処理出来ますが、裏にf:id:csunny:20210901162916p:plainf:id:csunny:20210901162924p:plainのような受けがいることが多く、それらのポケモンもまとめて処理出来るポケモンを探していました。最終日までは受けループ対策も兼ねて鉢巻f:id:csunny:20210901163102p:plainを採用し、択を通して誤魔化していましたが、守る(主にf:id:csunny:20210901163147p:plainのトーチカ)で技選択を見てから安定して引かれる立ち回りをよくされたため、その行動を逆手にとる腹太鼓ダルマモードf:id:csunny:20210901163403p:plainに変更して構築が完成しました。

 

【個体紹介】

1,f:id:csunny:20210710111017p:plainネクロズマ(黄昏の鬣)ゴツゴツメット

特性:プリズムアーマー

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:200-177-179-x-129-118

努力値:220-0-124-0-0-164

技構成:

メテオドライブ

タイプ一致打点、無効タイプのない鋼技

龍の舞

攻撃と素早さを同時に上げる積み技

コスモパワー

物理特殊両耐久を上げる積み技

月の光

高速回復技

調整:

HB→A特化f:id:csunny:20210901163855j:plainの鉢巻暗黒強打乱数1発(6.25%)

S→S+2で最速こだわりスカーフf:id:csunny:20210901164009p:plain抜き

役割:物理エース/物理特殊両受け/f:id:csunny:20210811151528p:plain対策/要塞化による詰ませ

 

対応範囲の広い禁止伝説枠です。主にf:id:csunny:20210901164214p:plainf:id:csunny:20210901164228p:plainとサイクルを回していきます。

持ち物はf:id:csunny:20210811151620p:plain意識のゴツゴツメットを持たせています。

積み技は龍の舞とコスモパワーを両採用しています。

①龍の舞

物理エースとしての運用が可能となります。素早さを上げることで一撃f:id:csunny:20210811134011j:plainの後出しにも対応出来ます。ゴツゴツメットダメージ2回+A+1メテオドライブで無振りf:id:csunny:20210811134011j:plainが確定となることを意識します。

②コスモパワー

要塞化により相性関係を逆転させられます。f:id:csunny:20210901164228p:plainが剣の舞を持っていなければ、対面からでも起点に出来ます。f:id:csunny:20210811110125p:plainも型にはよりますが、他のポケモンとの対面で龍の舞を積んでおけば、先制コスモパワーで悪の波動怯みのリスクもなく受けきる事が出来ます。

 

※このポケモンについては単体記事も書いてます。ここまでの説明で分かりづらければ下のリンクの記事も参照ください。

【単体記事】龍の舞コスモパワー日食ネクロズマ - さにーの構築置場

 

ダイマックスが出来ないため以前のような超耐久に甘えた強引なエース運用は厳しいですが、その代わり、ダイストリームやダイロックによる天候書き換えによる月の光の回復量減少、ダイホロウによるBダウン、ダイアークによるDダウンがなくなったため、詰ませ性能は向上しています。

悪タイプf:id:csunny:20210811110125p:plain、ゴーストタイプf:id:csunny:20210811073848p:plain、炎タイプf:id:csunny:20210809183043p:plainの特殊高火力、f:id:csunny:20210811133312p:plainによる天候書き換え+水の等倍高火力、一撃f:id:csunny:20210811134011j:plainの暗黒強打、剣の舞持ちの地面タイプf:id:csunny:20210810193616p:plainf:id:csunny:20210811134055p:plainf:id:csunny:20210811134109p:plainが突破される主なルートとなるため、裏のポケモンでこれらのポケモンをケア出来るよう意識して選出します。

 

2,f:id:csunny:20210901164539p:plainバルジーナ厚底ブーツ

特性:防塵

性格:慎重(C↓D↑)

実数値:217-85-125-x-161-101

努力値:252-0-0-0-252-4

技構成:

イカサマ

後出しされる物理アタッカーへの打点

岩石封じ

f:id:csunny:20210901164846p:plainへの打点、後続のサポート

挑発

f:id:csunny:20210811133130p:plainf:id:csunny:20210809084135p:plainf:id:csunny:20210902073058p:plain等の耐久ポケモン対策

羽休め

高速回復技

調整:

HD→特化

S→残り

役割:特殊受け/f:id:csunny:20210811151750p:plain対策

 

数値の高い特殊受けです。主な役割はf:id:csunny:20210710111017p:plainが苦手とするf:id:csunny:20210811152105p:plainに対する受け出しです。ステルスロックダメージを防ぐために厚底ブーツを持たせています。

物理耐久もそれなりにあるため、f:id:csunny:20210811134055p:plainの威嚇と合わせてf:id:csunny:20210902022709p:plain等の物理アタッカーを誤魔化すことも可能なところが他のf:id:csunny:20210811152105p:plain受けとして候補に上がるf:id:csunny:20210902022724p:plainf:id:csunny:20210902022748p:plainとの大きな違いです。

岩石封じは構築全体で重いf:id:csunny:20210901164846p:plainへの打点として採用しました。Sダウンにより主にf:id:csunny:20210710111017p:plainの積みのサポートも出来ます。

ただ、本来の役割対象のf:id:csunny:20210811152105p:plainにもC+2ドレインキッスにより乱数2発で落とされてしまうため、実際のところ安定しませんでした。改善するとしたらこの枠からだと思います。

 

 3,f:id:csunny:20210901162655p:plainオー@オボンのみ

特性:貯水

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:202-x-149-85-87-55

努力値:252-0-244-0-12-0

技構成:

熱湯

f:id:csunny:20210901165117p:plain意識のタイプ一致打点

毒毒

耐久ポケモンの崩し

カウンター

物理ポケモンの迅速な処理手段

自己再生

高速再生技

調整:

H→振り切り

B→A特化f:id:csunny:20210823124001p:plainの鉢巻逆鱗オボン込み最高乱数2連以外耐え

D→C特化f:id:csunny:20210806090800p:plainの冷凍ビーム乱数2発(3.1%)

構築内での役割: 物理受け/水、電気の一貫切り/ f:id:csunny:20210823123935p:plainf:id:csunny:20210823123947p:plain等の高火力水アタッカー対策

 

水技の一貫切り兼物理受けです。

特性天然誤認によるf:id:csunny:20210822034957p:plainの選出抑制という思惑もないわけではないですが、毒毒と高速再生技を両立出来る水地面の水無効枠はf:id:csunny:20210805221909p:plainしかいないため、そこを評価しての採用という面が大きいです。比較的選出画面で貯水f:id:csunny:20210805221909p:plainは読まれやすい構築となっているため、f:id:csunny:20210822034957p:plainは選出されるものとして選出を考えます。

持ち物のオボンのみにより、f:id:csunny:20210823123814p:plainに交換読みで鉢巻逆鱗を打たれた場合でも、しっかり2回耐え、カウンターによりf:id:csunny:20210823123814p:plainを逃さず処理することが出来ます。

f:id:csunny:20210823123538p:plainダイマックスが無くなった影響で、打ち分けできるチョッキと命の珠型がほとんど居らず、ほぼこだわり眼鏡かスカーフ型だったため、氷半減ポケモンf:id:csunny:20210710111017p:plainf:id:csunny:20210902073223p:plainf:id:csunny:20210824094616p:plainとセットで選出することで有利に試合を進めることが出来ました

 

4,f:id:csunny:20210809082748p:plainカプ・ヒレ@こだわりメガネ

特性:ミストメイカ

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:161-x-136-148-151-133

努力値:124-0-4-156-4-220

技構成:

ムーンフォース

タイプ一致打点、f:id:csunny:20210805222323p:plainf:id:csunny:20210809082900j:plainへの打点

波乗り

タイプ一致打点、f:id:csunny:20210809222429p:plainへの最大打点

黒い霧

積み展開の起点回避(特にf:id:csunny:20210805222131p:plain意識)

トリック

相手の行動制限

調整:

HB→無補正A252振りf:id:csunny:20210822034957p:plainのA+1巨獣斬乱数1発(6.25%)

C→ムーンフォースで無振りf:id:csunny:20210805222323p:plain確定1発、無振りf:id:csunny:20210805222337p:plain確定2発

S→準速f:id:csunny:20210806090332p:plain抜き

役割:特殊アタッカー

 

高火力の特殊アタッカーです。有利対面を作ってメガネムーンフォース、波乗りの火力を押し付けていきます。

f:id:csunny:20210710111017p:plainが苦手とするポケモン(一撃f:id:csunny:20210811134011j:plain、地面タイプf:id:csunny:20210902071921p:plainf:id:csunny:20210811134055p:plainf:id:csunny:20210811134109p:plain等)に軒並み強く、相性補完は素晴らしいです。

こだわりメガネにも関わらず黒い霧を入れている理由としては、壁構築対策となります。起点作成要員にトリックでメガネを押しつけて機能停止させてから、積みエース(f:id:csunny:20210805222131p:plainf:id:csunny:20210810193859p:plain等)が出てきた際に黒い霧を連打し起点回避していました。

S133とf:id:csunny:20210805222131p:plainとの素早さ関係が微妙なラインの素早さ調整となっているため、この立ち回りを安定させるのであれば素早さは落とすべきです。ただ、準速f:id:csunny:20210806090332p:plain抜きの素早さに救われる場面の方が多く、f:id:csunny:20210805222131p:plainf:id:csunny:20210710111017p:plainを上手く対面させれば最悪なんとかなっていたため、最後まで変更はしませんでした。

 

5,f:id:csunny:20210901095751p:plain霊獣ランドロスこだわりスカーフ

特性:威嚇

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:179-170-111-x-113-157

努力値:116-36-4-0-100-252

技構成:

地震

タイプ一致打点

岩石封じ

地震と相性補完優秀な岩技、後続のサポートを兼ねる

蜻蛉返り

後続の受けに繋ぐ、安定行動になりやすい交代技

ステルスロック

サイクルの補助

調整:

HD→無補正C252振りf:id:csunny:20210810193859p:plainのC+1大文字乱数1発(6.25%)

A→無振りf:id:csunny:20210823123538p:plain地震で確定2発(目安)

S→最速

役割:高速物理アタッカー/地面、電気の一貫切り/f:id:csunny:20210810193859p:plain対策

 

特性威嚇によるサイクル補助、地面、電気の一貫切りが可能な優秀なスカーフアタッカーです。

Aに振り切ってもf:id:csunny:20210822034957p:plain地震では落とせないため、Aにはあまり努力値を回さず、他のポケモンだと対処が難しいf:id:csunny:20210811134730p:plainf:id:csunny:20210809082748p:plainが苦手なf:id:csunny:20210811133406p:plainへの後出しを意識してDに厚めに耐久に回しています。

ここまで耐久に振るとf:id:csunny:20210902070317p:plainのアストラルビットも余裕を持って耐えることが出来るため、スカーフf:id:csunny:20210902070601p:plainを警戒せずに、タスキ潰しの蜻蛉返りを選択することが出来ます。

このポケモンは体力が1でも残っていれば、威嚇で最低限の仕事をすることが出来るため、生存を優先した本配分の使用感は良かったです。

 

6,f:id:csunny:20210806090557p:plainガラルヒヒダルマ@気合のタスキ

特性:ダルマモード

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:180-192-75-x-76-161(通常)

    180-212-75-x-76-205(ダルマ)

努力値:0-252-0-0-4-252

技構成:

つらら落とし

タイプ一致打点

炎のパンチ

ダルマモード時のタイプ一致打点

地震

f:id:csunny:20210901163147p:plainへの打点

腹太鼓

受け崩し用の積み技

調整:

H→2n/腹太鼓後にダルマモードに変化できる

A→振り切り

D→残り/DL調整

S→最速

役割:受け崩し/対面駒

 

今期の地雷枠です。当初は鉢巻で使用していましたが、f:id:csunny:20210806090557p:plainを守るで技選択を見ることで対処してくるプレイヤーが多く、択にもならなかったので、最終日に守るを咎めポケモンとして採用しました。

タスキを持たせているため、普通に対面駒として運用することも可能です。

特にダルマモード状態ではf:id:csunny:20210705202844p:plainを抜ける事が大きく、f:id:csunny:20210705202844p:plain軸に通す物理アタッカーとしてよく選出していきました。

ただ、瞬間火力の出る鉢巻f:id:csunny:20210806090557p:plainでないときついポケモンは一定数いるため、一発芸の域は抜けられません。特にf:id:csunny:20210901162425p:plainの突破が構築単位で厳しくなってしまいました。

 

【選出パターン】

○基本選出

f:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainが基本選出のパターンです。初手に出すのはf:id:csunny:20210901100233p:plainのパターンが多かったです。

 

○禁止伝説使用率上位5体への選出、立ち回り

使用率上位のf:id:csunny:20210824130325p:plainf:id:csunny:20210824130356p:plainf:id:csunny:20210824130419p:plainf:id:csunny:20210824130344p:plainf:id:csunny:20210824130407p:plainの5体についてはある程度選出、立ち回りを決めていたため、代表的な選出パターンとして記載していきます。

 

vsf:id:csunny:20210806090516p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainf:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210823123947p:plain入りにはf:id:csunny:20210901100233p:plainf:id:csunny:20210901162655p:plain

構築の相性としては当然有利です。f:id:csunny:20210901100209p:plainを採用した理由の大半がこのf:id:csunny:20210806090516p:plain軸への安定感となります。

f:id:csunny:20210901100233p:plain初手の裏にf:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainを置くのが基本です。f:id:csunny:20210901100209p:plainゴツゴツメットダメージを中心にf:id:csunny:20210824124050p:plainを確実に削っていき、f:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainのどれかの攻撃の一貫を作る立ち回りを意識します

今期はf:id:csunny:20210824123811p:plainと組んでいる場合が多く、その場合にはなるべくf:id:csunny:20210901100233p:plainの代わりにf:id:csunny:20210824123844p:plainを入れるようにしていました。

 

vsf:id:csunny:20210806090722p:plainf:id:csunny:20210901164539p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainf:id:csunny:20210901100209p:plain優先

構築相性は不利ですが、f:id:csunny:20210811152105p:plain軸は対面寄りの構築が多く、こちらの攻撃技の通り自体は良いため、択を通せばなんとかなります。f:id:csunny:20210901164539p:plainは絶対選出で、他2体は相手に合わせて選出していきます。タスキ悪巧みドレインキッスでf:id:csunny:20210901164539p:plainは突破されてしまうため、上から殴れるf:id:csunny:20210901100233p:plainか、タスキ発動した状態のf:id:csunny:20210811152105p:plainにドレインキッス読みで繰り出してゴツゴツメットダメージで倒すことの出来るf:id:csunny:20210901100209p:plainはなるべく選出するよう意識しました。

 

vsf:id:csunny:20210806090800p:plainf:id:csunny:20210806090814p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210805221909p:plainf:id:csunny:20210901100209p:plain優先

構築相性は5分程度です。貯水f:id:csunny:20210827091614p:plainの体力が1でも残っていれば最後まで択ゲーを仕掛けることが出来ます。

 f:id:csunny:20210827091614p:plainf:id:csunny:20210806090800p:plainの攻撃を避けつつ、f:id:csunny:20210806090814p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainの攻撃を通していきます。f:id:csunny:20210806090800p:plainを削ることが出来れば、f:id:csunny:20210901100209p:plainの一貫が出来るケースが多いです。

 

vsf:id:csunny:20210806090630p:plainf:id:csunny:20210806090557p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainf:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plain優先

構築相性としては有利です。

 f:id:csunny:20210806090630p:plainf:id:csunny:20210806090557p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainを対面させて負荷をかけていき、裏にf:id:csunny:20210806090630p:plain受けのf:id:csunny:20210901100209p:plainと、こだわりメガネ型の炎技の一貫を切れるf:id:csunny:20210901100222p:plainを選出することが多かったです。f:id:csunny:20210806090557p:plainを選出する場合には、一度引くとダルマモードが解除されるため、f:id:csunny:20210806090630p:plainを抜くためには他のポケモンと対面させて再度モードチェンジする必要があることには注意が必要です。

 

vsf:id:csunny:20210824095140p:plainf:id:csunny:20210806090557p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210901100209p:plain優先

相性最悪の相手です。このポケモンへの回答を用意し切れなかったことが、今期最後まで潜り切れなかった最大の理由です。

f:id:csunny:20210806090557p:plainを鉢巻の顔をして裏によくいるf:id:csunny:20210901162916p:plainと対面させ、トーチカに腹太鼓を合わせて全抜きを狙います。最悪f:id:csunny:20210901162916p:plainさえ突破出来ればf:id:csunny:20210901100222p:plainを通せます。個体紹介で記載の通り、f:id:csunny:20210901100209p:plainも龍の舞+コスモパワーで型によってはf:id:csunny:20210824095140p:plainに打ち勝てます。

何れにせよ、奇襲でf:id:csunny:20210901162916p:plainを倒せないと崩し切れないため、再戦で型バレしていると勝てません。

 

○禁止伝説使用率上位5体以外への選出、立ち回り

禁止伝説使用率上位5体以外に対しては、f:id:csunny:20210901100209p:plainf:id:csunny:20210901100222p:plainf:id:csunny:20210901100233p:plainの基本選出で大体の場合対処出来ます。f:id:csunny:20210825002556p:plainf:id:csunny:20210825002614p:plainのような受け構築に組み込まれることが多い禁止伝説については、取り巻きによってはf:id:csunny:20210806090557p:plainも絡めて崩しにいきます。

  

【最終結果と振り返り】

f:id:csunny:20210901190930j:plain

S21の最終結果は最終レート2120、最終順位35位でした。 

 

今シーズンは8/29(最終日2日前)まではf:id:csunny:20210824095140p:plain軸の構築を使用しており、サブロムでレート2075まで上げられる程度には完成していたため、当初はf:id:csunny:20210824095140p:plain構築で最終日乗り込もうと考えており、本構築は保険として作成していたものでした。

しかし、8/30(最終日前日)にメインロムでf:id:csunny:20210824095140p:plain構築にて潜っていたところ、f:id:csunny:20210824123705p:plain軸とのマッチングが急増し、うまく択を合わせられずにレートを上げきれませんでした。

そこで本構築を使用したところ、サブロムと同じレートまで上げることが出来たため、最終日はこちらの構築を使用することに決めました。

このような経緯のため、構築は詰め切れておらず、記事内でも再三記載の通り、f:id:csunny:20210824095140p:plain軸相手にf:id:csunny:20210806090557p:plainで相手依存の行動を取らないと勝てない致命的な欠陥がありました。

ただ、特に上位に多いf:id:csunny:20210824123705p:plain軸に安定すること、最終日の短い時間だけの使用であることからなんとか誤魔化し切れました。(当然シーズンを通して戦える構築ではありません。)

 

最終日の戦いでいくつか改善点は見つかっているため、来シーズンはf:id:csunny:20210824095140p:plain軸の構築と合わせて改良を加えていき、自信を持って最後まで潜り切れる構築作成を目指そうと思います。

 

改めてS21お疲れ様でした。

また、ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

【S20 最終30位 最終レート2029】壁レジエレキ始動ロトムランド改

今回は、ランクマッチS20で使用し、最終30位の結果を残せた構築の記事となります。

※本記事中に記載のベース構築=S18,19の構築(記事有)となりますが、読み進めるのに当たって必要な情報は本記事内に記載し、本記事内で完結するようにしていますので、S18,19の記事を読む必要はありません。

 

【目次】

長文のため読み飛ばせるよう内部リンクをつけていますので、適宜ご活用ください。

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,カイリュー@ラムのみ

 2,霊獣ランドロス@命の珠

 3,レジエレキ@ひかりのねんど

 4,ウォッシュロトム@たべのこし

 5,ツンデツンデ@風船

 6,ピクシー@アッキのみ

○選出パターン

○最終結果

 

【並び】

並びはこちらとなります。(参考にレンタル貼り付けます)

f:id:csunny:20210801080226j:plain 

 

【構築コンセプト】

○壁f:id:csunny:20210728160323p:plainから積みエースf:id:csunny:20210728160333p:plainf:id:csunny:20210728160220p:plain(f:id:csunny:20210728161815p:plain)を通す

○壁展開が難しい相手にはf:id:csunny:20210728072108p:plain(f:id:csunny:20210728161452p:plain)で荒らしトリックルームf:id:csunny:20210728071823p:plainを通す

 

【構築経緯】

上記のS18,19で使用した構築をベースとしました。

ベース構築の並びとしてはf:id:csunny:20210705115146p:plainf:id:csunny:20210705115153p:plainf:id:csunny:20210705115200p:plainf:id:csunny:20210705115206p:plainf:id:csunny:20210705115213p:plainf:id:csunny:20210705115220p:plainとなります。

環境に一定数いるテンプレートの並び、連撃f:id:csunny:20210705150743j:plainf:id:csunny:20210705130150p:plainf:id:csunny:20210705130202p:plain+地面枠のような並びに対して悪巧みf:id:csunny:20210705130215p:plainの刺さりがよく、f:id:csunny:20210705130229p:plainの欠点である低い耐久値を壁によって補助し、特殊エースとして主軸にしようと考えたことが構築の起点となります。

元々役割対象として想定していたf:id:csunny:20210728160121p:plainf:id:csunny:20210728160130p:plainは一時期よりも減っていましたが、依然として環境に多いf:id:csunny:20210728160208p:plainf:id:csunny:20210728160220p:plain等の水+地面の並びに有利を取れるため、ベース構築の基本選出となる壁f:id:csunny:20210728160323p:plain+悪巧みf:id:csunny:20210728160333p:plainの並びは続投させました。f:id:csunny:20210728161339p:plainと技範囲の相性補完がよく、高火力によりf:id:csunny:20210728191831p:plainでの対処が難しい天然勢を崩すことの出来るf:id:csunny:20210728161452p:plain、壁と組み合わせて広い範囲を誤魔化すことの出来る天然f:id:csunny:20210728161548p:plainも続投させ、残りの2枠f:id:csunny:20210707062124p:plainf:id:csunny:20210728160121p:plainを、S19の反省を踏まえてf:id:csunny:20210728072010p:plainf:id:csunny:20210728071823p:plain変更しました。

 

f:id:csunny:20210801143805p:plainf:id:csunny:20210801143832p:plainの狙い

①S19でのアタッカーf:id:csunny:20210728070902p:plainの増加への対策

ベース構築のHDf:id:csunny:20210728160121p:plainではf:id:csunny:20210728070902p:plainをある程度安定して受けることは出来ますが、火力のあるf:id:csunny:20210728070902p:plain相手だと回復に専念しなくてはならず、後続のポケモンf:id:csunny:20210707055554p:plain等)の安定した後出しを許してしまうことが気になっていました。そこで、トリックルームによる切り返しでf:id:csunny:20210728071739p:plainの後続までまとめて処理出来るf:id:csunny:20210728071755p:plainを採用しました。f:id:csunny:20210728071755p:plainのような積み技の無い岩タイプはアッキのみf:id:csunny:20210728070902p:plain等の耐久寄りの配分だと羽休めで粘られてしまいますが、S19での耐久の低いアタッカーf:id:csunny:20210728071739p:plainの増加により、採用に踏み切ることが出来ました。

f:id:csunny:20210728071024p:plainへの対策強化

ベース構築ではHDf:id:csunny:20210728160619p:plainf:id:csunny:20210728071024p:plain受けをしていましたが、アシッドボムで崩されるケースが目立ったため、毒技無効の鋼タイプのf:id:csunny:20210728071823p:plainで対策することとしました。

 

f:id:csunny:20210801143856p:plainf:id:csunny:20210801143909p:plainの狙い

③S19での一撃f:id:csunny:20210728071117j:plain増加への対策

S18では連撃f:id:csunny:20210728071117j:plainがほとんどの環境であったことから、ベース構築ではf:id:csunny:20210728071947p:plainを採用していましたが、S19での一撃f:id:csunny:20210728071117j:plainの増加に伴い、f:id:csunny:20210728071947p:plainからf:id:csunny:20210728072010p:plainに変更することで、対策枠としてf:id:csunny:20210728161815p:plainの選出を強要されないようにしました。

④ベース構築に不足していたf:id:csunny:20210728071205p:plainf:id:csunny:20210728071153p:plainの安定した処理ルートの確保

耐久が低いf:id:csunny:20210801145508p:plainの代わりに、草4分の1で特性マルチスケイルのf:id:csunny:20210707055340p:plainを採用することで、f:id:csunny:20210728071205p:plainに受け出しが出来るようにしました。f:id:csunny:20210707055340p:plainの型としては鉄壁を積まれた状態でもf:id:csunny:20210728071153p:plainを一撃で落とせる特殊型で採用しました。

 

上記の変更を実施してf:id:csunny:20210728161722p:plainf:id:csunny:20210728161733p:plainf:id:csunny:20210728161744p:plainf:id:csunny:20210728161753p:plainf:id:csunny:20210728161804p:plainf:id:csunny:20210728161815p:plainの並びでS20は潜っていましたが、S19→S20の環境の変化はB寄りの配分のf:id:csunny:20210728143452p:plainが増加し、f:id:csunny:20210728143537p:plainが若干動き辛くなった程度だったので、立ち回りでカバーできる範囲と考え、この並びのまま最終日まで潜り続けました。

 

【個体紹介】

1,f:id:csunny:20210707055340p:plainカイリュー@ラムのみ

特性:マルチスケイル

性格:控えめ(A↓C↑)

実数値:177-140-118-165-120-120

努力値:84-12-20-236-0-156

技構成:

エアスラッシュ/れいとうビーム/だいもんじ/地震

調整:

HB→ダイマックス時A特化f:id:csunny:20210801080344p:plainトリプルアクセル最高乱数3連以外耐え/無補正A252振り命の珠f:id:csunny:20210725112538j:plainの冷凍パンチをステルスロックダメージ後にダイマックス時最高乱数以外耐え

A→ダイアースでH4B76ダイマックスf:id:csunny:20210707055405p:plain乱数1発(81.25%)

C→11n/エアスラッシュで耐久無振りf:id:csunny:20210707055419j:plain確定1発

S→S+1で最速f:id:csunny:20210725145807p:plain抜き

役割:両刀エース/催眠対策/f:id:csunny:20210707055443p:plainf:id:csunny:20210707055450p:plainf:id:csunny:20210707055458p:plain系統PTの崩し/草技の一貫切り

 

S19のf:id:csunny:20210707062124p:plainの代わりの両刀エースとして採用しました。

技は、飛行の安定打点のエアスラッシュf:id:csunny:20210706084200p:plain等に打つれいとうビームf:id:csunny:20210709084329p:plain等に打つだいもんじf:id:csunny:20210709084105p:plainに打つ地震を選択しました。

持ち物は、欠伸への耐性を付けるためにラムのみを持たせました。

f:id:csunny:20210709084057p:plainf:id:csunny:20210709084105p:plainf:id:csunny:20210709084114p:plainf:id:csunny:20210709084122p:plainf:id:csunny:20210709084132j:plainのような構築を想定した技構成、持ち物となります。

特に、f:id:csunny:20210709084221p:plainf:id:csunny:20210709084232p:plainを、f:id:csunny:20210709084251p:plainf:id:csunny:20210709084302p:plainを、f:id:csunny:20210709084317p:plainf:id:csunny:20210709084329p:plainを強く呼び込むため、相手の選出がこの3体f:id:csunny:20210709084232p:plainf:id:csunny:20210709084302p:plainf:id:csunny:20210709084329p:plainの選出になりやすく、このf:id:csunny:20210709084417p:plain単体で相手のパーティを半壊に追い込むことが多々ありました。

だいもんじを命中安定の火炎放射にしたい場面はかなりありましたが、f:id:csunny:20210725145005p:plainを倒しきれずに、型が割れた状態で守るを絡めて体力管理される展開を避けたかったため、H252振りf:id:csunny:20210725145445p:plain確定で落とせるだいもんじを選択しました。

物理型と異なり、f:id:csunny:20210728143452p:plainで完全に止まってしまうため、相手の構築にf:id:csunny:20210728143452p:plainがいる場合には選出を控えていましたが、その他の構築には幅広く選出することの出来る対応範囲の広い優秀なエースでした。

 

2,f:id:csunny:20210706084200p:plain霊獣ランドロス@命の珠

特性:威嚇

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:165-216-110-x-100-143

努力値:4-252-0-0-0-252

技構成:

じしん/ストーンエッジ/そらをとぶ/剣の舞

調整:

H→残り/実数値奇数

A→特化

S→振り切り/S+1で最速f:id:csunny:20210705132028p:plain抜き

役割:物理エース/電気と地面の一貫切り/威嚇によるサイクル補助

 

ベース構築から続投の耐性優秀な物理エースです。このポケモンを基本選出に組み込むだけで、電気と地面の一貫が切れる破格の性能をしています。

技は、積み技として剣の舞、タイプ一致安定打点のじしん、ダイジェット媒体のそらをとぶ、サブウェポンの岩技には火力重視でストーンエッジを採用しました。

S19での流行によりマークはきつくなった印象があるものの、f:id:csunny:20210705132040p:plainで対応出来ない天然勢絡みのサイクルの崩しにはA特化珠の高火力が必要でした。

火力の目安は以下参照ください。

①ダイジェット、ダイアース

HBf:id:csunny:20210705132115p:plain A+2ダイジェット、アースで確定1発 陽気だと乱数

耐久無振りf:id:csunny:20210705151700p:plain ダイジェット、アースで確定1発 陽気だと乱数

H244振りf:id:csunny:20210706172542p:plain(HD想定) ダイジェット、アースでダメージが全体HPの65.4%〜入るため、受け出しからダイマックスされても次のダイジェット、アースでほぼ落ちる

②ダイロック

HBf:id:csunny:20210705132101p:plain ダイロックで乱数1発(62.5%)砂ダメ込み確定1発

③非ダイマックス技

HBf:id:csunny:20210705132147p:plain じしんで乱数2発(98%)

H252振りf:id:csunny:20210706235754p:plain ストーンエッジで確定1発

ただ、S20ではf:id:csunny:20210707125028p:plainの配分がBに寄っていたり、特性トレースの個体が増加傾向であったので、S19よりは安易にダイマックスを切らないよう心がけました。

今回の構築では、f:id:csunny:20210728161804p:plainと同時選出することで、電気技と飛行技の一貫を切ることが出来るので、f:id:csunny:20210709084122p:plainへの回答にもなります。f:id:csunny:20210706084200p:plainf:id:csunny:20210728161804p:plainの組み合わせであると水技が一貫しますが、特殊水であればf:id:csunny:20210706084200p:plainのダイロックにより天候を砂嵐に変え、f:id:csunny:20210728161804p:plainの特殊耐久を上げることで対応可能となるなど、この2体はかなり相性が良かったです。

 

 3,f:id:csunny:20210706084223p:plainレジエレキ@ひかりのねんど

特性:トランジスタ

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:178-121-98-x-71-256

努力値:180-4-220-0-4-100

技構成:

ワイルドボルト/大爆発/リフレクター/ひかりのかべ

調整:

H→ワイルドボルト反動ダメージ対策でなるべく高く

A→残り

B→A特化f:id:csunny:20210705132202p:plainグラスフィールド下鉢巻グラススライダー乱数1発(6.3%)

D→壁下でC特化C+1f:id:csunny:20210705132210p:plainの破壊光線媒体ダイアタック乱数1発(12.5%)

S→スカーフ最速f:id:csunny:20210705132238p:plain抜き

役割:壁貼り要員

 

ベース構築から続投の壁貼り要員です。

技は、コンセプトの両壁、自主退場技として大爆発、構築上重いf:id:csunny:20210705132259p:plainへの打点となり、大爆発の威力を落とさない物理電気技のワイルドボルトを採用しました。

壁貼り要員としてf:id:csunny:20210705132347p:plainを採用した理由としては以下のようなものが挙げられます。

①自主退場技の大爆発を持つ

②ほとんどのスカーフ持ちの上から壁を貼ることが出来るため、出落ちが少ない

③命の珠f:id:csunny:20210705132358p:plainに後出しし、ダイジェットを打たれても上から光の壁を貼ることが出来る

④相手の地面枠の選出を半強制させる選出圧力を持っている(裏のf:id:csunny:20210705132408p:plainが腐りにくい、相手の選出を予想しやすい)

⑤地面枠を選出されなかった場合には、ダイマックスをして自身がエースとなる選択が取れる

特に後ろの2つ④⑤が他の壁貼り要員にはないf:id:csunny:20210705132418p:plain独自の性能と考えています。

 

4,f:id:csunny:20210706084236p:plainウォッシュロトム@たべのこし

特性:浮遊

性格:穏やか(A↓D↑)

実数値:157-x-141-126-151-114

努力値:252-0-108-4-84-60

技構成:

エレキネット/ハイドロポンプ/身代わり/悪巧み

調整:

H→振り切り

B→f:id:csunny:20210707055554p:plainのA168珠ギガインパクト確定耐え

C→残り

D→壁下で身代わりがC実値194(C特化f:id:csunny:20210705132453p:plain)の10万ボルト最高乱数以外耐え

S→準速f:id:csunny:20210705132532p:plain抜き、S-1最速f:id:csunny:20210707055607p:plain抜き

役割:怪電波で止まらない特殊エース

 

構築経緯にも書いたように本構築の起点です。f:id:csunny:20210705132544p:plainによる壁のサポートを受け、悪巧みにより全抜きを狙います。

ベース構築では物理耐久重視の配分(性格図太い)でしたが、環境にいるf:id:csunny:20210707062157p:plainの火力上昇に伴い、配分を特殊耐久重視(性格穏やか)に変更しています。

技は、コンセプトの身代わり悪巧みとタイプ一致技2つ、電気技は今回はエレキネット(100%の確率で相手の素早さランクを1段階下げる技)を採用しました

エレキネットの採用理由は以下の通りです。

①全抜きが厳しい場合に、非ダイマックス状態で後続(主にf:id:csunny:20210706084200p:plain)のサポートをするため

②タスキ持ちポケモンf:id:csunny:20210709084132j:plain等)を素早さ関係逆転により処理するため

③怪電波、充電f:id:csunny:20210707062157p:plainの処理の安定化のため

特に③については、エレキネットがないと、怪電波f:id:csunny:20210707062157p:plainを起点にする際に、こちらの身代わりが破壊されるターン(身代わりへの2回目の攻撃のターン)に身代わりを押す択が発生していましたが、エレキネットを採用し、素早さ関係を逆転させることで、相手の技を見てから行動できるようになります。

また、S20ではS19までほとんど見られなかった充電f:id:csunny:20210707062157p:plainが増加していましたが、こちらも素早さ関係の逆転により充電後の威力2倍の電気技を身代わりで防ぐことが出来るようになり、安定して対処出来ます。

 

5,f:id:csunny:20210707055726p:plainツンデツンデ@風船

特性:ビーストブースト

性格:勇敢(A↑S↓)

実数値:167-168-231-x-153-16

努力値:244-12-0-0-252-0

技構成:

ジャイロボール/ロックブラスト/ボディプレス/トリックルーム

調整:

H→実数値奇数最大値

A→H4B76ダイマックスf:id:csunny:20210707055749p:plainジャイロボールで確定1発

B→ダイマックス時=壁下=トリックルーム下の先行時にA特化f:id:csunny:20210707131137p:plainの鉢巻エラがみ乱数1発(18.8%)

D→振り切り

S→最遅

役割:特殊受け/トリックルーム要員/f:id:csunny:20210707055804p:plainf:id:csunny:20210707055810p:plain対策

 

壁展開出来ない際の主軸となる、f:id:csunny:20210707130652p:plainに代わる特殊受け兼トリックルーム下のエースです。 風船はf:id:csunny:20210710224655p:plainf:id:csunny:20210710224707p:plainに対して一回行動できるよう持たせました。特に、f:id:csunny:20210710224707p:plainの剣の舞に後出しして、トリックルームによる切り返しを行うことはこの持ち物でしか出来ない動きとなります。

 技は、一致最高火力のジャイロボール、鈍足のこのポケモンでも身代わり持ちに抗えるロックブラストf:id:csunny:20210707130652p:plainへの打点となり、特性とも相性の良いボディプレス、相性関係を逆転させるトリックルームを採用しました。

毒技無効のため、f:id:csunny:20210707125704p:plainアシッドボムによる崩しが対策出来ます。また、ベース構築ではトレースf:id:csunny:20210707130652p:plainによるTODを前提とするなど処理ルートが曖昧だったf:id:csunny:20210801104831p:plainの安定した対策となります。

鋼枠は相手のf:id:csunny:20210707125750p:plainに隙を見せがちなので採用を躊躇していましたが、このポケモンは有利対面のトリックルームで相手の後続との相性関係を逆転させることができるので、相手からは見え辛い勝ち筋を押し付けることが出来ました。

また、ベース構築ではf:id:csunny:20210706084236p:plainはその素早さから、壁下での運用がメインとなり、壁展開以外の選出に絡めることが出来ませんでしたが、このポケモントリックルームにより、トリックルーム下の中速エースとしての役割を持たせることが出来るようになったため、選出の幅が広がりました。

ただ、Dに振り切ってはいますが、特殊受けとしては心許ない数値をしており、トリックルームを使用する関係上今回はチョッキも持てないため、f:id:csunny:20210707130242p:plain程には雑に特殊相手に投げることは出来ないことには注意が必要です。

 

6,f:id:csunny:20210706084258p:plainピクシー@アッキのみ

特性:天然

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:202-x-134-115-110-84

努力値:252-0-228-0-0-28

技構成:

ムーンフォース/火炎放射/瞑想/月の光

調整:

H→振り切り

B→f:id:csunny:20210705150819j:plainの水流連打の乱数が特化の場合と変わらないところまで削りSへ

S→残り/S60族は激戦区なのでなるべく高い数値に

役割:物理受け/f:id:csunny:20210705150829j:plain対策/積みエースストッパー/ドラゴン技の一貫切り

 

壁と組み合わせて広い範囲を誤魔化せ、特にバトン構築等の積み展開を止めるのに必要なポケモンとなるため、ベース構築から続投させました。

持ち物としては、f:id:csunny:20210707125028p:plainf:id:csunny:20210707055726p:plainへの変更によりf:id:csunny:20210707124941p:plainが重くなったため、壁なしでもある程度f:id:csunny:20210707124955p:plainに強くなれるアッキのみを持たせました。

技は、タイプ一致打点のムーンフォース、パーティ全体で炎打点が不足しているため火炎放射、積み技として瞑想、回復技の月の光を採用しました。

f:id:csunny:20210707125120p:plainが抜けたことにより、耐久エスパー勢f:id:csunny:20210801104046p:plainf:id:csunny:20210801104053p:plainの処理にはこのポケモンがほぼ必須となったため、ベース構築よりも選出機会が増えました。

 

【選出パターン】

多かった選出パターンとして以下の3つを示します。

1,f:id:csunny:20210728190025p:plainf:id:csunny:20210728190045p:plainf:id:csunny:20210728190058p:plain

S18,19からずっと続けている壁展開での基本選出です。

壁下のf:id:csunny:20210705131137p:plainで相手のPTを疲弊させ、そのまま勝ち切る、もしくは最後にf:id:csunny:20210705131147p:plainで一気に仕留めるパターンが理想形です。

 

2,f:id:csunny:20210728190538p:plainf:id:csunny:20210728190549p:plainf:id:csunny:20210728190605p:plainorf:id:csunny:20210728192031p:plain

壁展開の別パターンとなります。

特にf:id:csunny:20210728192045p:plain等の初手ダイマックスからの展開に対してはこの選出をして、壁下のf:id:csunny:20210728192135p:plainダイマックスを枯らし、裏のエースを通します。

 

3,f:id:csunny:20210728190144p:plainorf:id:csunny:20210728190203p:plainf:id:csunny:20210728190219p:plainf:id:csunny:20210728190250p:plainorf:id:csunny:20210728190233p:plain

1,2の壁展開が難しい際の選出です。

特に相手の構築にf:id:csunny:20210801170638p:plainf:id:csunny:20210801170700p:plainがいる場合はf:id:csunny:20210802084018p:plainを出すと好き放題されてしまうので、こちらの選出を優先しました。

基本的にf:id:csunny:20210728190144p:plainf:id:csunny:20210728190203p:plainの初手ダイマックスで荒らし、f:id:csunny:20210728190340p:plainトリックルームから残りを倒すことを目指します。f:id:csunny:20210728190340p:plainが倒れた後は、トリックルーム下でf:id:csunny:20210728190144p:plainf:id:csunny:20210728190203p:plainを再展開するか、f:id:csunny:20210728190250p:plainを中速のエースとして運用します。f:id:csunny:20210728190233p:plainf:id:csunny:20210728190340p:plainが苦手とするf:id:csunny:20210705150829j:plainに強いため、最後の詰め駒としてかなりの頻度で選出していました。

 

【最終結果】

f:id:csunny:20210801115229p:plain

S20の最終結果は以下の通りです。

最終レート2029  最終順位30位 74勝28敗 勝率72.5%

 

対戦回数が少ないものの、高い勝率をキープ出来たため、構築の改善自体は上手くいったと考えています。この勝率をキープできた要因としては、f:id:csunny:20210728072010p:plainf:id:csunny:20210728071823p:plainの採用により上位で多かったf:id:csunny:20210709084057p:plainf:id:csunny:20210709084105p:plainf:id:csunny:20210709084114p:plainf:id:csunny:20210709084122p:plainf:id:csunny:20210709084132j:plain系統の構築に安定した勝率を出せたことが最も大きいと考えています。

ただ、特にf:id:csunny:20210801080601p:plain入りに対して、f:id:csunny:20210728192045p:plainを抜いた影響で後出しが効かなくなる場面が発生し、相手依存の立ち回りが必要とされたため、f:id:csunny:20210801080601p:plainとマッチングすることを恐れ、対戦回数を重ねることが出来ませんでした。(実際サブロムはf:id:csunny:20210801080601p:plainとのマッチングが多発し、択負けによりレートを溶かしてしまいました。)ゴースト技の一貫があるだけで立ち回りがかなり窮屈になっていたため、ノーマル枠(f:id:csunny:20210728192045p:plain)の存在の重要性を再確認するシーズンとなりました。

 

改めて冠環境お疲れ様でした。ようやくダイマックス有りの環境に慣れてきたところだったので、3ヶ月ダイマックス無しは寂しいです。

また、対戦いただいた方は有難うございました。

 

S21の禁止伝説ルールですが、構築はこれから考えるため若干出遅れそうです。ただ、8月の最終日は所用で徹夜では潜れないことが確定しているため、本格的に取り組むのはS22からになりそうです。これ以上過疎らないでね・・・

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

【公式大会ウォーターパラダイス使用構築 最終32位/最終レート1779】ルンパギャラサイクル

本記事では、公式大会ウォーターパラダイスで使用した構築を紹介します。

f:id:csunny:20210720123918p:plain

○構築経緯

○個体紹介

○選出パターン

○感想

の順で記載しています。

 

並びはこちらとなります。

f:id:csunny:20210719122554p:plainf:id:csunny:20210719122640p:plainf:id:csunny:20210719122647p:plainf:id:csunny:20210719122656p:plainf:id:csunny:20210719122704p:plainf:id:csunny:20210719122712p:plainf:id:csunny:20210719122724p:plainf:id:csunny:20210719122732p:plainf:id:csunny:20210719122740p:plainf:id:csunny:20210719122748p:plainf:id:csunny:20210719122755p:plainf:id:csunny:20210719122804p:plain

f:id:csunny:20210719223318j:plainf:id:csunny:20210719223328j:plain

 

【構築経緯】

フリーズドライや草技の一貫性の高さから対面的な動きが要求されるレギュレーションでしたが、その中でもサイクルを主軸としてエースを通す、私自身が普段から使い慣れた構築とすることを目指しました。

ウォーターパラダイスで使用出来るポケモンを確認していると、水地面勢f:id:csunny:20210719223757p:plainf:id:csunny:20210719223806p:plainf:id:csunny:20210719223814p:plain以外への岩技の一貫が凄まじかったため、もろ刃の頭突きでダイマックスf:id:csunny:20210719223910p:plainを一撃で落とせ、スカーフf:id:csunny:20210719223857p:plainの上を取れるスカーフf:id:csunny:20210719223831p:plainの通りが良いと考え、エースとすることとしました。

本大会ではf:id:csunny:20210719223850p:plainf:id:csunny:20210719223904p:plainのどちらかはほぼ確定で相手のパーティにいることが予想されたため、この2体を見てもf:id:csunny:20210719223931p:plain先発を崩す事のないよう、今回は引き先としてチョッキf:id:csunny:20210719223941p:plainを採用しました。f:id:csunny:20210719224006p:plainf:id:csunny:20210719224013p:plainf:id:csunny:20210719224019p:plainf:id:csunny:20210719224026p:plainf:id:csunny:20210719224034p:plainf:id:csunny:20210719224046p:plainが対面した時はf:id:csunny:20210719224055p:plainに引きます。

この2体ではf:id:csunny:20210719224109p:plainと相手のf:id:csunny:20210719224118p:plainが対面した際に舞われるだけで崩壊するため、引き先としてHBf:id:csunny:20210719224148p:plainを採用し、ここまでの3体を基本選出としました。

残りの枠としては、以下の3体を考えていました。

滅び守るf:id:csunny:20210719224205p:plain:バトン構築等の積み展開やf:id:csunny:20210720031051p:plain対策

f:id:csunny:20210719224221p:plain:壁展開でf:id:csunny:20210719224231p:plainf:id:csunny:20210719224239p:plainのサイクルを補助する

HBf:id:csunny:20210719224309p:plain:対応範囲の広い受け駒、HBf:id:csunny:20210719224319p:plainと合わせて岩技持ちf:id:csunny:20210719224328p:plainまで安定して対応出来る

ただ、相手の構築にいた場合を想定して、対策のためにスナイパーf:id:csunny:20210719224353p:plainのダメージ計算を回していたところ、気合いだめを積みさえすればシェルアーマーf:id:csunny:20210719224403p:plain以外の全ポケモンと殴り合える魅力的な性能をしていたため、壁での補助により積む機会は作れると考え、構築に不足していた特殊エースとしてf:id:csunny:20210719224420p:plainと交代して構築が完成しました。

 

【個体紹介】

1,f:id:csunny:20210719224449p:plainインテレオン@ピントレンズ

特性:スナイパー

性格:臆病(A↓S↑)

実数値:145-x-85-177-86-189

努力値:0-0-0-252-4-252

技構成:

エアスラッシュ/あくのはどう/マッドショット/気合いだめ

調整:

C→振り切り

D→残り/ダイアースでのD+1時の効率考慮で偶数

S→スカーフf:id:csunny:20210719224504p:plain、ミラー考慮し最速

役割:壁下での積み特殊エース

 

気合いだめを積むことができれば技範囲の広いエースとなります。

技は、積み技として気合いだめ、攻撃技はエアスラッシュあくのはどうマッドショットを採用しました。

各攻撃技で意識したポケモンは以下の通りです。

○急所ダイジェット

H4振りダイマックス f:id:csunny:20210719224231p:plain確定1発

耐久無振りf:id:csunny:20210719223910p:plainを珠ダメージ込み確定1発

○急所ダイアーク

H4振りダイマックスf:id:csunny:20210720031113p:plain確定1発

○急所ダイアース

HDf:id:csunny:20210720031130p:plain 確定1発、突撃チョッキf:id:csunny:20210720031138p:plain確定1発

上記のように気合いだめを積む事が出来れば相当な火力が出ますが、f:id:csunny:20210719223850p:plainf:id:csunny:20210719223904p:plainf:id:csunny:20210719223910p:plainf:id:csunny:20210719223857p:plainが跋扈する環境では壁があっても積む暇が全くありませんでした。

選出出来たのは一回だけですが、その際にはf:id:csunny:20210720031152p:plainf:id:csunny:20210720031201p:plainを倒す想定通りの活躍を見せてくれました。

 

2,f:id:csunny:20210719224536p:plainカジリガメ@スカーフ

特性:すいすい

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:165-183-111-x-88-126

努力値:0-252-4-0-0-252

技構成:

もろ刃の頭突き/地震/ばかぢから/ステルスロック

調整:

A→特化/もろ刃の頭突きでH4振りダイマックスf:id:csunny:20210719223910p:plain乱数1発(56.25%)

B→残り

S→振り切り

役割:物理エース

 

本大会ルールで一貫する岩技を高火力で打てる物理エースです。

技は、一致技のもろ刃の頭突き、f:id:csunny:20210720031246p:plainf:id:csunny:20210720031254p:plainへの安定した打点となるじしん、ダイナックル媒体となるばかぢから、裏のサイクルを助けるステルスロックを採用しました。

特性は雨下のすいすい勢に抜かれないよう、こちらもすいすいにしています。

裏のポケモンが苦手なf:id:csunny:20210720031138p:plainも突撃チョッキ持ちが大半だったので、このポケモンで処理していました。

  

3,f:id:csunny:20210719224611p:plainルンパッパ@突撃チョッキ

特性:すいすい

性格:穏やか(A↓D↑)

実数値:187-78-90-137-138-90 ※A個体値妥協

努力値:252-0-0-212-44-0

技構成:

ギガドレイン/凍える風/リーフストーム/ねこだまし

調整:

H→振り切り

C→リーフストームでH252D4振りf:id:csunny:20210720031321p:plain確定1発

D→無補正C252振りf:id:csunny:20210720031333p:plainのC+2威力140珠ダイサンダー確定耐え

役割:特殊受け

 

本構築の特殊受けです。悪巧みf:id:csunny:20210706084236p:plainに対しても、相手のダイマックスを見てからのダイマックスで十分対応出来るほどの特殊耐久を持ちます。

技は、一致技として安定打点のギガドレインと高火力技のリーフストーム、起点回避の凍える風、便利な先制技のねこだましを採用しました。

 

4,f:id:csunny:20210706084236p:plainウォッシュロトム@ひかりのねんど

特性:浮遊

性格:臆病(A↓S↑)

実数値:157-x-127-125-128-151

努力値:252-0-0-0-4-252

技構成:

10万ボルト/充電/リフレクター/ひかりのかべ

調整:

H→振り切り

D→残り

S→ミラー意識で最速

役割:壁貼り要員

 

トップメタのこのポケモンをエースとして通すことは難しいと考えたため、壁貼りサポートとして今回は採用しました。

技は、両壁は確定として、タイプ一致技として10万ボルト、f:id:csunny:20210720031353p:plainミラーを制するために充電を採用しました。

f:id:csunny:20210720031353p:plainミラーは光の壁→充電→10万→10万と行動することで、ダイマックスを切られなければ倒すことが出来ます。ダイマックスを切られた場合にも、裏にf:id:csunny:20210721155328p:plainを入れておけば、光の壁下であればダイマックスなしで相手のf:id:csunny:20210721155443p:plainを処理出来るため、こちらのダイマックスを残した状態で、2対2の状況を作ることが出来ます。

 

5,f:id:csunny:20210719224632p:plainギャラドス@カゴのみ

特性:威嚇

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:202-145-143-x-120-103

努力値:252-0-244-0-0-12

技構成:

飛び跳ねる/パワーウィップ/竜の舞/眠る

調整:

H→振り切り

B→A特化f:id:csunny:20210719224632p:plainのA-1珠ダイジェット乱数2発(3.13%)

S→S+1で最速f:id:csunny:20210720031413p:plain抜き

役割:物理受け

 

本構築の物理受けです。f:id:csunny:20210720071257p:plainの珠ダイジェットに後出しが成立する貴重なポケモンです。

技は、回復技の眠る、積み技として竜の舞、攻撃技は技範囲を重視して飛び跳ねるとパワーウィップを採用しました。

当然マークは厳しかったですが、飛行草の範囲は分かっていても止められないケースが多いため、f:id:csunny:20210720071605p:plainとのサイクルで相手を疲弊させてからこのポケモンを通すのは大きな勝ち筋の一つでした。

 

6,f:id:csunny:20210719224653p:plainラプラス@食べ残し

特性:シェルアーマー

性格:穏やか(A↓D↑)

実数値:237-x-100-113-154-80

努力値:252-0-0-60-196-0

技構成:

フリーズドライ/渦潮/滅びの歌/守る

調整:

H→振り切り

C→H4振りf:id:csunny:20210720031428p:plainフリーズドライで確定1発

D→11n

役割:積み展開、f:id:csunny:20210720031440p:plain対策

 

f:id:csunny:20210719223904p:plainf:id:csunny:20210719223910p:plainのサイクルが苦手な積み展開を対策するために、滅びの歌f:id:csunny:20210720031451p:plainを採用しました。

技は、役割遂行のための滅びの歌と守る、本ルールで一貫性が高いフリーズドライは確定として、最後の一枠には耐久ポケモンを逃さず処理できるよう渦潮を採用しました。

相手のf:id:csunny:20210721155721p:plainからの引き先としても機能するように、Dに厚い調整としましたが、このような立ち回りはほとんどしませんでした。

 

【選出パターン】

1,f:id:csunny:20210719224713p:plainf:id:csunny:20210719224744p:plainf:id:csunny:20210719224756p:plain

構築経緯にも記載した基本選出となります。

f:id:csunny:20210719224744p:plainf:id:csunny:20210719224756p:plainのサイクルを基本として、隙を見てf:id:csunny:20210719224713p:plainを通しに行きます。

 

2,f:id:csunny:20210719224733p:plainf:id:csunny:20210719224744p:plainf:id:csunny:20210719224756p:plain

壁でf:id:csunny:20210719224744p:plainf:id:csunny:20210719224756p:plainのサイクルを補助する選出です。

相手のパーティに電気の一貫があり充電f:id:csunny:20210720211908p:plainの通りがよい場合や、壁+f:id:csunny:20210719224756p:plainの通りが良い場合にはこの選出を優先していました。

 

3,f:id:csunny:20210719224805p:plainf:id:csunny:20210719224826p:plainf:id:csunny:20210719224834p:plain 

バトン構築等の積み展開やf:id:csunny:20210720031507p:plain入りにはこの選出です。

相手のエースの登場まで、f:id:csunny:20210719224834p:plainは裏に控えさせ極力消耗を避けます。

 

【感想】

終結果は以下の通りです。

f:id:csunny:20210720060110p:plain

※1800チャレから負けて1800が無理になった時点で撤退したため、1戦残っています。

 

構築経緯にもある通り、使い慣れたサイクル構築を組むことを目指しましたが、軸としたf:id:csunny:20210719224744p:plainf:id:csunny:20210719224756p:plainでは特にフリーズドライの一貫が凄まじく、f:id:csunny:20210720031520p:plainフリーズドライに対してやむを得ずf:id:csunny:20210720031532p:plainを後出しする場面が発生するなど、目標としていた完成度の構築に仕上げることは出来ませんでした。

大会が終わった今となって考えると、このパーティメンバーで行くならば、f:id:csunny:20210720031551p:plainを壁貼りにして、相手のf:id:csunny:20210720202252p:plainの処理ルートを増やすために、f:id:csunny:20210720031610p:plainf:id:csunny:20210720031622p:plainは素直にアタッカーにして対面性能を高めるべきだったという印象です。

 

本大会はフリーズドライの凍り、飛び跳ねるの麻痺等の運要素が絡む試合が多く、心臓には悪かったですが、それも含めて楽しめました。(零度1発被弾と飛び跳ねる1発麻痺痺れが同じ試合で起こった時には流石に心が折れかけましたが)

 

ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございます。また、大会にて対戦してくれた方は対戦ありがとうございました。

 

ランクマッチにはS20も以前と変わらず潜り続けていますので、そちらで当たる機会があればよろしくお願いします。

 

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

【竜王戦ルール使用構築】【S16 最終5位 最終レート2124 / S17 最終19位 最終レート2065】レヒレネクロゴリラ@2

こんばんは、さにーと申します。

本記事は、禁止伝説解禁のS21に向けて、S16,17(竜王戦ルール)での自身の使用構築、思考を整理したものとなります。

S21の構築を考察するに当たっての一助になれば嬉しいです。

 

【目次】

○並び

○構築コンセプト

○構築経緯

○個体紹介

 1,ネクロズマ(たそがれのたてがみ)@弱点保険

 2,カプ・レヒレ@後攻の尻尾

 3,ヒヒダルマ@拘りスカーフ

 4,ゴリランダー@命の珠

 5-1,バンギラス@ヨプのみ

 6-1,ヌオー@アッキのみ

 5-2,ブラッキー@オボンのみ

 6-2,ドサイドン@気合のタスキ

○選出パターン

○S16,17最終結果とS21に向けて

今回は自身へのメモも兼ねていることから非常に長文のため、読み飛ばせる様に目次と各個体紹介に内部リンクを付けています。時間がなければ、並びを見て気になったポケモンの個体紹介を確認すれば十分だと思います。

 

【並び】

S16とS17で補完枠の2体が異なります。

構築名は基本選出のf:id:csunny:20210710105344p:plain(カプ•ヒレ)+f:id:csunny:20210710105356p:plainネクロズマ)+f:id:csunny:20210710111134p:plainorf:id:csunny:20210706070952p:plainゴリラ2体のどちらか)からです。

S16

 f:id:csunny:20210710125607p:plainf:id:csunny:20210710125616p:plainf:id:csunny:20210710125631p:plainf:id:csunny:20210710125639p:plainf:id:csunny:20210710125650p:plainf:id:csunny:20210710125928p:plainf:id:csunny:20210710125701p:plainf:id:csunny:20210710200931p:plainf:id:csunny:20210710125717p:plainf:id:csunny:20210710125724p:plainf:id:csunny:20210710125732p:plainf:id:csunny:20210710125740p:plain

S17 ※S17分はレンタル残っていたため参考に貼り付けておきます

  f:id:csunny:20210710125607p:plainf:id:csunny:20210710125616p:plainf:id:csunny:20210710130005p:plainf:id:csunny:20210710130013p:plainf:id:csunny:20210710125650p:plainf:id:csunny:20210710125928p:plainf:id:csunny:20210710130026p:plainf:id:csunny:20210710125708p:plainf:id:csunny:20210710125717p:plainf:id:csunny:20210710125724p:plainf:id:csunny:20210710125732p:plainf:id:csunny:20210710125740p:plain

f:id:csunny:20210711152656j:plain

 

【構築コンセプト】

後攻の尻尾f:id:csunny:20210711122052p:plainの起点作りから瞑想f:id:csunny:20210713104502p:plain を通しf:id:csunny:20210711122129p:plainf:id:csunny:20210711122140p:plainで締める

 

【構築経緯】

S16

禁止伝説環境ではこちらの禁止伝説枠が選出出来ないことがディスアドバンテージに繋がると考えたため、選出のしやすさを重視して、環境トップのf:id:csunny:20210705202837p:plainf:id:csunny:20210705202844p:plainに強く、明確に不利な禁止伝説が少ないf:id:csunny:20210706063215p:plain禁止伝説枠として選択しました。f:id:csunny:20210706063215p:plainの型としては今回は対応範囲を重視して特殊型を選択しました。(詳細は個体紹介で記載します。)

f:id:csunny:20210706063215p:plainを主軸にするにあたって、当初は壁貼りによる補助を考えましたが、壁貼りからのf:id:csunny:20210711085357p:plain展開等、禁止伝説枠を壁でサポートする構築が一定数存在し、通常ルールよりも瓦割り等のメタが多かったことから、今回は壁貼りではなく後攻の尻尾トリックで補助することとしました。(電磁波による補助も考えましたが、今回使用のf:id:csunny:20210710231551p:plainはS実数値98しかないため、麻痺状態だけでは最速f:id:csunny:20210710231646p:plainが抜けないなど数値が足りませんでした。

尻尾トリック要員としては、f:id:csunny:20210706063215p:plainが苦手な一撃f:id:csunny:20210706063259j:plainに強く、ミストフィールドによりf:id:csunny:20210706063215p:plainに状態異常耐性をつけることの出来るf:id:csunny:20210710105326p:plainを選択しました。f:id:csunny:20210710105344p:plainf:id:csunny:20210710105356p:plainの並びで様々な構築を広く相手取ることが出来たため、この2体を構築の軸とし、残りの枠を考えていきました。

基本選出の残りの一枠は、f:id:csunny:20210710105356p:plainダイマックスを積極的に切っていける様に、非ダイマックスでも性能が高いポケモンが適していると考え、f:id:csunny:20210710111134p:plainf:id:csunny:20210706070952p:plainの2体のどちらかから選択し、f:id:csunny:20210710105356p:plainが暴れた後の最後のスイーパーを任せる形を取りました。

 f:id:csunny:20210710111134p:plainは場に出る前に切り返しのダイマックスでダイジェットを打たれ、上から殴られる展開に弱いですが、f:id:csunny:20210710105356p:plainが飛行技半減のためダイジェットで倒されることが少なく、比較的安心して最後のスイーパーに選択することが出来ました。

f:id:csunny:20210706070952p:plainは強力な先制技であるグラススライダーによるスイープ性能は勿論ですが、このパーティではf:id:csunny:20210710105547p:plainが苦手なf:id:csunny:20210710111144p:plain軸への明確な回答となる、地震グラスフィールドにより半減してf:id:csunny:20210710105356p:plainを補助するといった他のポケモンでは出来ない役割を担います。

上記の様にf:id:csunny:20210710105344p:plainf:id:csunny:20210710105356p:plainf:id:csunny:20210710111134p:plainorf:id:csunny:20210706070952p:plainを基本選出とし、残りの2枠には補完枠として以下の様な役割を求めました。

①ここまでできつい禁止伝説f:id:csunny:20210710105527p:plainf:id:csunny:20210710105534p:plainf:id:csunny:20210710105547p:plain対策

②電気の一貫切り(特にf:id:csunny:20210710232145p:plainに強い)

上記を満たす補完枠として、S16では以下の2体を選択しました。

○竜の舞f:id:csunny:20210710105619p:plainf:id:csunny:20210710105633p:plainf:id:csunny:20210710105640p:plainに強い積みエース、f:id:csunny:20210710232145p:plainにも強い

○蓄えるf:id:csunny:20210710105705p:plain→物理特殊両f:id:csunny:20210710105719p:plainに強い受け駒、電気無効枠

ただ、竜の舞f:id:csunny:20210710110247p:plainについては、気合い玉、鋼の翼f:id:csunny:20210710110021p:plainや草技持ちf:id:csunny:20210710110040p:plainには明確に有利というわけではないため、想定通りにはいきませんでした。特に、f:id:csunny:20210710110021p:plainは草技半減であることから、f:id:csunny:20210706070952p:plainを通すルートも取れず、上手くf:id:csunny:20210710105344p:plainの後攻の尻尾を押し付けることが出来たケース以外はf:id:csunny:20210710110021p:plain入りにはほとんど勝つことが出来ませんでした。

また、f:id:csunny:20210710110311p:plainf:id:csunny:20210710110537p:plainピンポイント気味であり、本来の役割対象であるf:id:csunny:20210705202837p:plainf:id:csunny:20210710110333p:plainで対策していたため、選出率が低い状態となっていました。

それでも基本選出の4体のパワー(+f:id:csunny:20210710110845p:plainとのマッチング回避)でS16では結果は残せましたが、補完枠は変更の余地ありと感じていました。

 

S17

S16での結果を受け、S17では補完枠を以下の2体に変更しました。

○バークアウト、甘えるf:id:csunny:20210710110818p:plainf:id:csunny:20210710110835p:plainに強く、f:id:csunny:20210710110845p:plainf:id:csunny:20210710110854p:plainを誤魔化せる受け駒

○タスキメタルバーストf:id:csunny:20210710110909p:plain対応範囲の広い電気無効枠、f:id:csunny:20210710232145p:plainに強い

苦手な禁止伝説枠の対策をf:id:csunny:20210710111003p:plain一体に圧縮し、電気無効枠には選出率を上げるために対応範囲の広いタスキメタルバースト型のf:id:csunny:20210710110949p:plainを選択しました。

f:id:csunny:20210713190333p:plainf:id:csunny:20210713190346p:plain相手のダイマックスをf:id:csunny:20210706072358p:plainf:id:csunny:20210706072409p:plainでしのぎ、こちらの後発ダイマックスf:id:csunny:20210710111017p:plainを強引に通す、という発想に変更しました。S17では苦手なf:id:csunny:20210710110845p:plain軸に対しても五分の勝負が出来るようになったため、この変更は結果的には正解であったと考えています。

 

【個体紹介】

 基本選出4体f:id:csunny:20210710105356p:plainf:id:csunny:20210710105344p:plainf:id:csunny:20210710111134p:plainf:id:csunny:20210706070952p:plain

1,f:id:csunny:20210710111017p:plainネクロズマ(たそがれのたてがみ)@弱点保険

特性:プリズムアーマー

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:204-145-193-134-132-98

努力値:252-0-228-4-20-4

技構成:

ラスターカノン/アシストパワー/瞑想/月の光

調整:

H→振り切り

A→イカサマのダメージ意識で個体値1(個体値0の場合と実数値同じ)

B→無補正A252振りf:id:csunny:20210710213135p:plainの火炎ボール乱数2発(6.64%)

C→耐久無振りダイマックスf:id:csunny:20210710213135p:plainをC+2半減ダイスチル+ダイサイコで確定

D→D+1で無補正C252振りf:id:csunny:20210713161044p:plainの悪の波動確定3発

S→残り/無振りf:id:csunny:20210711122636p:plain抜き

役割:全抜きエース

 

本構築の中軸、高耐久のエースです。

f:id:csunny:20210710214509p:plainの尻尾トリックと合わせて、ダイスチルによるBアップ、瞑想によるDアップにより要塞化し全抜きを狙います。

技は、ダイスチルの媒体となるラスターカノン、各種能力上昇と相性が良く、受けを崩すために必要なアシストパワー、積み技として瞑想、回復技として朝の日差しよりも技モーションが長く、TOD時の時間稼ぎに有利に働く月の光を選択しました。

持ち物は最初はタスキ一撃f:id:csunny:20210706063259j:plainを対面で処理するためにゴツゴツメットを持たせていましたが、S16終盤から鉢巻一撃f:id:csunny:20210706063259j:plainの個体数が増加したため腐る場面が多かったこと、ゴツゴツメットのダメージ+ダイスチルでf:id:csunny:20210706063259j:plainを倒すためにはCに努力値を割かねばならず、耐久値が落ちてしまうことから、耐久に振り切り、不利相性を覆すことの出来る弱点保険に変更しました。

本変更により、本来の役割対象であるf:id:csunny:20210705202837p:plainf:id:csunny:20210705202844p:plainの他に、f:id:csunny:20210710213135p:plain等の相性不利な相手も立ち回り次第で倒すことが出来る様になったため、対応範囲が飛躍的に広がりました。

f:id:csunny:20210710111017p:plainの型としては物理型もありますが、f:id:csunny:20210710233118p:plainf:id:csunny:20210711081908p:plain等の鉄壁持ちで止まることが欠点として挙げられます。熱風を入れることで上記の鉄壁持ちで止まらないようにすることは出来ますが、その場合は回復技を入れるスペースがなくなるため、全抜きは難しくなります。

この構築で f:id:csunny:20210710111017p:plainに求めた役割は全抜きエースとなるため、高火力技のアシストパワーにより技スペースを圧縮し、回復技と技範囲の両立が出来る特殊型を、対応範囲の広さを重視して今回は採用しました。

特殊型の積み技は瞑想とコスモパワーがありますが、コスモパワー採用の場合、火力上昇が弱点保険頼りとなり、自身で能動的に火力を上げられないことから、遂行速度が遅く、急所被弾が多発したため、最終的には瞑想採用に落ち着きました。

特殊型f:id:csunny:20210714114922p:plain怪電波f:id:csunny:20210710232145p:plainに勝てませんが、特に竜王戦ルール後半では環境にいるf:id:csunny:20210710232145p:plainの型が珠を持たせた火力の高い型かB特化の熱風持ちとなり、怪電波持ちが減っていたため、かなり動きやすかったです。(実際には怪電波持ちもいたかもしれませんが、f:id:csunny:20210710111017p:plainは物理型の方がメジャーのため、役割対象と見られずに出てこなかったケースもありそうです。)

構築経緯に書いた通り、S16ではf:id:csunny:20210710105745p:plainf:id:csunny:20210710105751p:plain入りには竜の舞f:id:csunny:20210710105802p:plainをエースとして通すようにしていたため、選出しないケースもありましたが、S17の構築に変更してからは、選出率は100%です。どんなに相性が不利でも、択を合わせれば勝つことが出来たため、個人的には最強の禁止伝説枠でした。

 

2,f:id:csunny:20210710105326p:plainカプ・レヒレ@後攻の尻尾

特性:ミストメイカ

性格:穏やか(A↓D↑)

実数値:177-x-158-115-176-105

努力値:252-0-180-0-76-0

技構成:

ムーンフォース/自然の怒り/挑発/トリック

調整:

H→振り切り

B→A特化f:id:csunny:20210710213150p:plainのダストシュート乱数1発(31.25%)

D→11n/無補正C252振りf:id:csunny:20210712191153p:plainの珠ダイサンダー乱数1発(37.5%)

役割:初手出し要員①/起点作り

 

基本的に初手に出して、後続のf:id:csunny:20210710232754p:plainの展開を後攻の尻尾トリックでサポートします。

f:id:csunny:20210710213150p:plainのダストシュートで落とされると一気に展開が苦しくなるため、耐える確率を上げるために少しBに多めに努力値を割いています。f:id:csunny:20210712191153p:plainの珠ダイサンダーを考えるとDのラインをもう少し上げたいですが、f:id:csunny:20210712191153p:plainはスカーフやチョッキ、眼鏡と多様な型がいたため、遭遇頻度を考え今回は物理耐久を優先しました。

技は、後攻の尻尾を押し付けるためのトリック、相性を無視して削りを行える自然の怒りと挑発f:id:csunny:20210710233015j:plainへの打点としてムーンフォースを選択しました。

f:id:csunny:20210710213714p:plainの起点作り構築に対しても、後攻の尻尾を持つことで、相手のクイックターンの下から行動することが出来るため、相手の裏のエースに自然の怒りによる削りを行うことが出来ます。

初手でf:id:csunny:20210710232145p:plainと対面してしまった場合でも、裏にf:id:csunny:20210710105802p:plainf:id:csunny:20210710110949p:plainを置いていたことからダイマックスを切られることはほとんどなかった(切られた場合でもスカーフf:id:csunny:20210710111134p:plainケアのダイジェットが多かった)ため、強気にトリックを押していました。(実際に2シーズン通じてこの初手対面でダイサンダーは一回しか押されませんでした。)

トリックの効かないf:id:csunny:20210711111545p:plain入りに出すときには技選択に注意が必要でしたが、それ以外の構築で初手に出して裏目を引くことはほとんどなく、常に何かしらの仕事をしてくれました。

 

3,f:id:csunny:20210710111134p:plainヒヒダルマ@拘りスカーフ

特性:ごりむちゅう

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:180-190-81-x-75-158

努力値:0-236-44-0-0-228

技構成:

つらら落とし/フレアドライブ/地震/ばかぢから

調整:

A→H252振りf:id:csunny:20210710233313p:plainフレアドライブで乱数1発(75%)

B→ダイマックス時無補正A252振りf:id:csunny:20210710213210j:plainインファイト乱数1発(6.25%)/無補正A252振りf:id:csunny:20210710233313p:plainのA+1電光石火+無補正A252振りf:id:csunny:20210710213210j:plainの不意打ち最高乱数2連以外耐え

S→最速f:id:csunny:20210710213223p:plain抜き

役割:非ダイマックスでのスイーパー①/f:id:csunny:20210710213240p:plain対策

 

ダイマックス無しで高火力を出せるスカーフアタッカーです。耐久振りf:id:csunny:20210705202837p:plainまで上から殴って一撃で倒すことの出来る貴重なポケモンです。

技は、非接触の一致打点のつらら落とし、f:id:csunny:20210710213240p:plainへの最高打点のフレアドライブf:id:csunny:20210714115106p:plainf:id:csunny:20210714115117p:plainに一貫する地震、風船f:id:csunny:20210705101318p:plainへの打点となるばかぢからを選択しました。(f:id:csunny:20210714115153p:plain軸を強く意識した技構成となります。

AとSを少し削りBに回していますが、これは非常時にダイマックスを切ることで陽気f:id:csunny:20210710213210j:plainに勝てるようにする他に、先制技への耐性を付けるという目的もあります。特にf:id:csunny:20210711090119p:plain軸の使用者は先制技でこのポケモンを処理しようとする動きをする方が多く、このB振りは活きました。

 

4,f:id:csunny:20210706070952p:plainゴリランダー@命の珠

特性:グラスメイカ

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:183-194-110-x-90-130

努力値:60-252-0-0-0-196

技構成:

グラススライダー/DDラリアット/ギガインパクト/剣の舞

調整:

H→残り

A→特化/A+2キョダイコランダでB特化f:id:csunny:20210710213254p:plainを乱数1発(93.8%)/ダイアタックでB特化f:id:csunny:20210710213254p:plainを乱数2発(91.8%)

S→準速f:id:csunny:20210712105722p:plainf:id:csunny:20210712105732p:plain抜き/環境にいたB特化f:id:csunny:20210710213254p:plainを大体抜けるライン

役割:非ダイマックスでのスイーパー②/f:id:csunny:20210710213304p:plain対策/受け崩し

 

スイーパーとしての役割も担いますが、f:id:csunny:20210710213304p:plain対策が最も大きい役割です。f:id:csunny:20210710213304p:plainは大きくスカーフアタッカーと、トリックルーム、追い風によるS操作を受けるチョッキ、眼鏡、珠アタッカーの2種類がいましたが、そのどちらにも先制技のグラススライダーで対応できます。

技は、キョダイコランダの媒体となる高火力の先制技のグラススライダー、f:id:csunny:20210710105751p:plainf:id:csunny:20210713102932p:plainf:id:csunny:20210710231646p:plain等への打点としてDDラリアット、交換読みでダイアタックを打つことでf:id:csunny:20210710213254p:plainを崩すことが出来るようにギガインパクト、積み技として剣の舞を選択しました。

悪技にはたき落とすではなくDDラリアットを採用している理由としては、相手の能力上昇を無効化することが出来るという他に、受けを崩すためにダイアークの火力を上げたいということが大きいです。B特化f:id:csunny:20210711082410p:plainに対するA+2ダイアークが最大HPの68%~入るため、オボンのみをサイクルで消費させておけば、鉄壁で受けきることが出来ません。

f:id:csunny:20210710105356p:plainf:id:csunny:20210710105344p:plainと組み合わせることで、安定して受け構築を崩すことが出来ていました。

 

補完枠2体(S16)f:id:csunny:20210710110421p:plainf:id:csunny:20210710110432p:plain

5-1,f:id:csunny:20210710105619p:plainバンギラス@ヨプのみ

特性:砂起こし

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:195-176-131-110-120-112

努力値:156-44-4-60-0-244

技構成:

ロックブラスト/けたぐり/バークアウト/竜の舞

調整:

H→残り振り切り

A→A+1 ダイナックルで耐久無振り一撃f:id:csunny:20210710213321j:plainを乱数1発(68.75%) 砂ダメ込み確定

B→残り

C→H252振りf:id:csunny:20210710213333p:plainをダイアーク+D-1ダイアークで確定

S→S+1で最速100族抜き

役割:f:id:csunny:20210710215229p:plainf:id:csunny:20210710215239p:plain軸に通す積みエース

 

f:id:csunny:20210710105356p:plainの通りが悪いパーティに出すことを想定した積みエースです。f:id:csunny:20210710215229p:plain軸の裏に多かった受け駒まで崩せるよう、両刀にしています。

持ち物は、役割対象のf:id:csunny:20210710215229p:plainの気合玉を耐える事の出来る様にヨプのみを持たせました。

技は、一致打点のロックブラスト、一撃f:id:csunny:20210710213321j:plainを倒すための格闘打点としてけたぐり(威力100のダイナックル媒体)、f:id:csunny:20210710213348p:plain対策、受け崩しのための特殊悪打点のバークアウト、積み技の竜の舞を選択しました。

バークアウトは身代わり宿り木f:id:csunny:20210710213348p:plain意識で、身代わり+バークアウト+砂ダメで耐久無振りf:id:csunny:20210710213523p:plainほぼ落とすことが出来ます。

f:id:csunny:20210710110432p:plainをダイアーク連打で倒す事の出来るよう、Cに下降補正を掛けていますが努力値を振っています。

机上論では活躍する予定でしたが、相手もf:id:csunny:20210710105619p:plainの対策は十分に意識しているため、実際には積む余裕を与えてもらえませんでした。

 

6-1,f:id:csunny:20210710110432p:plainヌオー@アッキのみ

特性:天然

性格:腕白(B↑C↓)

実数値:202-105-150-x-86-55

努力値:252-0-252-0-4-0

技構成:

地震/毒毒/蓄える/自己再生

調整:

H→振り切り

B→耐久値が足りないため特化

D→残り

役割:f:id:csunny:20210710215323p:plain対策/電気無効枠

 

特性天然により、f:id:csunny:20210710215323p:plainをある程度安定して対策することが出来ます。

技は、回復技の自己再生は確定として、f:id:csunny:20210710214509p:plainへの打点となり、ダイアースでDを上げることにより特殊f:id:csunny:20210710215323p:plainに対応できるように地震、物理特殊両耐久を上げるための蓄える、蓄えるでは火力が上がらないため、積んだ後に相手に負荷をかけるために毒毒を選択しました。

蓄えるによる+3に加えて、アッキのみ、ダイアースによりB+4、D+4〜6となり要塞化するのが理想ですが、急所で破綻するため安定はしません。

f:id:csunny:20210710215323p:plainと役割が被る事もあり、ほとんど選出してあげられませんでした。

 

補完枠2体(S17)f:id:csunny:20210706072140p:plainf:id:csunny:20210710111033p:plain

5-2,f:id:csunny:20210706072140p:plainブラッキー@オボンのみ

特性:シンクロ

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:202-x-178-80-151-85

努力値:252-0-252-0-4-0

技構成:

バークアウト/甘える/守る/願い事

調整:

H→振り切り

B→特化/A特化f:id:csunny:20210710213558p:plainのA+1ダイスチル+A-1ダイスチルオボン込み確定耐え

D→残り

役割:f:id:csunny:20210710215347p:plain対策/f:id:csunny:20210710215401p:plainf:id:csunny:20210710215412p:plainの誤魔化し

 

イカサマやあくびを搭載していないかなり珍しいf:id:csunny:20210706072140p:plainです。

特性はf:id:csunny:20210713060754p:plainf:id:csunny:20210713060805p:plain等の毒無効でない毒毒持ちを猛毒状態に出来る様、シンクロとしました。 

技は、身代わりf:id:csunny:20210710215347p:plainへの打点となり、f:id:csunny:20210710215401p:plainの火力を下げることが出来るバークアウト、f:id:csunny:20210710215412p:plainを誤魔化すための甘える、天候で回復量の減る事のない回復手段として願い事、相手のダイマックスターン枯らしにも使える守るを選択しました。

f:id:csunny:20210710215412p:plainに繋ぐために相手の能力値を下げることを主な役割としたため、この様な技構成となっています。挑発f:id:csunny:20210710215401p:plainに対しても、バークアウトにより火力を下げることでf:id:csunny:20210713104952p:plainと合わせて誤魔化しを行います。f:id:csunny:20210710215412p:plainはラムのみ持ちを警戒してあくびではなく甘えるによる能力ダウンで対策する様にしました。

B調整に記載の「A特化f:id:csunny:20210710213558p:plainのA+1ダイスチル+A-1ダイスチルオボン込み確定耐え」ですが、これは竜の舞f:id:csunny:20210714125625p:plainに後出しした際に甘えるから入る想定のダメージ計算です。こちらの行動としては甘える→願い事で、次の守るで4分の1ダメージとしたA-1ダイスチルを耐えるかは乱数となるため、「A+1ダイスチル+A-1ダイスチル」のダメージから相手の配分を確認し、f:id:csunny:20210713105117p:plain耐えそうであればそのままf:id:csunny:20210706072140p:plainを回復させ、耐えない様であれば後続(主にf:id:csunny:20210710215412p:plain)を受け出しして数的有利を取られない様にします。

剣の舞f:id:csunny:20210710215412p:plainは厳しいですが、f:id:csunny:20210706072140p:plainが攻撃を耐えることを祈ってダイマックスターン稼ぎとAアップ解除を行い、こちらのf:id:csunny:20210710215412p:plainを通しに行くつもりでした。(A特化f:id:csunny:20210710215412p:plainのA+2ダイスチルは乱数1発(62.5%)のため、ほぼ無理です。幸いなことにS17では剣の舞f:id:csunny:20210710215412p:plainにはマッチングしませんでした。)

 

6-2,f:id:csunny:20210710111033p:plainドサイドン@気合のタスキ

特性:ハードロック

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:213-187-150-x-107-56

努力値:180-76-0-0-252-0

技構成:

地震/ロックブラスト/メタルバースト/ステルスロック

調整:

H→タスキ発動メタルバーストでH実数値159ダイマックスポケモンまで確定(f:id:csunny:20210711114900p:plain等想定)

A→H252B4f:id:csunny:20210710213649p:plainをダイロック、アースで乱数1発(75%)

D→振り切り/C特化命の珠f:id:csunny:20210710213702p:plainのダイジェット乱数2(7.42%)

S→S個体値22/最遅f:id:csunny:20210710213714p:plain抜かれ/無振りf:id:csunny:20210710213726p:plain抜き

役割:初手出し要員②/対応範囲の広い対面駒/電気無効枠

 

電気無効に出来る、対応範囲の広い対面駒として採用しました。有利対面ではステルスロック、不利対面ではメタルバーストと行動が決まっているため、非常に動かしやすいです。

技は、一致打点の地震とロックブラスト、相手の後続のタスキ持ちの無力化のためのステルスロック、物理特殊両反射出来るメタルバーストを選択しました。

f:id:csunny:20210710213714p:plainクイックターンの下からメタルバーストを打つために、S個体値は下げています。f:id:csunny:20210710214509p:plainの存在で相手は安易なあくび連打が出来ないため、あくびの入ったf:id:csunny:20210710111033p:plainクイックターンを選択することが多く、後続のポケモンにメタルバーストの反射ダメージを入れることが出来ます。

f:id:csunny:20210710213649p:plainf:id:csunny:20210711012313p:plainの高火力にはf:id:csunny:20210710105344p:plainf:id:csunny:20210710105356p:plainでは対応出来ないため、この並びには初手からf:id:csunny:20210710111033p:plainを出してf:id:csunny:20210713110436p:plainダイロックで倒し、天候を上書きした状態で裏のポケモンと対面するようにしていました。

  

【選出パターン】

S17の並びにて、多かった選出パターンを3つ示します。

 

1,f:id:csunny:20210706070820p:plain(orf:id:csunny:20210710111033p:plain)+f:id:csunny:20210706070839p:plainf:id:csunny:20210706070857p:plain

基本選出①

対応範囲の広い選出のため、この選出が特に多かったです。f:id:csunny:20210710111051p:plainにはこの選出です。

f:id:csunny:20210710111104p:plainの後攻の尻尾トリックもしくはf:id:csunny:20210710111113p:plainの対面処理からf:id:csunny:20210710111123p:plainに繋ぎ、取りこぼしをf:id:csunny:20210710111134p:plainでスイープします。対面的なf:id:csunny:20210710111051p:plain軸ではf:id:csunny:20210710111051p:plainが初手に来ることが多かったため、その場合にはf:id:csunny:20210710111134p:plainを初手に置くこともありました。

 

2,f:id:csunny:20210706070930p:plainf:id:csunny:20210706070941p:plainf:id:csunny:20210706070952p:plain

基本選出②

f:id:csunny:20210710111144p:plain軸にはこの選出です。相手の選出はf:id:csunny:20210710111154p:plainf:id:csunny:20210706071417p:plain@1でほぼ確定となるため、初手後攻の尻尾トリックを行い、後攻の尻尾をf:id:csunny:20210710111154p:plainに渡した場合にはf:id:csunny:20210713103446p:plainで一度f:id:csunny:20210713103507p:plainを引かせて、裏のポケモンを起点にf:id:csunny:20210706071352p:plainの要塞化を目指します。

後攻の尻尾をf:id:csunny:20210706071417p:plainに渡した場合にはf:id:csunny:20210706071433p:plainを通しにいきます。f:id:csunny:20210710105326p:plainの怒り挑発で羽休めを許さずにf:id:csunny:20210710213254p:plainのHPを半分にしておけば、B特化f:id:csunny:20210710213254p:plainダイマックスを切られた場合でも、A+2キョダイコランダで落とすことが出来ます。

f:id:csunny:20210710111205p:plain入り受けループにもこの選出をしていました。f:id:csunny:20210710111225p:plainで荒らしてf:id:csunny:20210710111237p:plainf:id:csunny:20210710111244p:plainを通すという方針ですが、受けループ側が物理f:id:csunny:20210710111254p:plainを考慮しつつ瞑想f:id:csunny:20210710111306p:plainを対策することは難しいため、ほとんど負けませんでした。ダイスチルによりB+1に出来れば、f:id:csunny:20210711082410p:plainf:id:csunny:20210711082418p:plainのB+6ボディプレスが半分入らなくなるため、有利に試合を進められます。(B+2まで出来ればさらに余裕が出来ます。)f:id:csunny:20210711081942p:plain入りには唯一f:id:csunny:20210711082005p:plainだけでは勝てないため、f:id:csunny:20210711082033p:plainメインで崩しを行うようにしていました。

 

3,f:id:csunny:20210706072110p:plain(orf:id:csunny:20210710111033p:plain)f:id:csunny:20210706072140p:plainf:id:csunny:20210706072151p:plain

相性不利なf:id:csunny:20210710111321p:plainf:id:csunny:20210710111327p:plainf:id:csunny:20210710111339p:plain軸相手にはこの選出です。

f:id:csunny:20210706072358p:plainの後攻の尻尾トリックが禁止伝説枠に決まればかなり楽になりますが、そう易々とは通してくれないため、基本的には、相手の禁止伝説枠をf:id:csunny:20210710110949p:plainのメタルバーストで処理もしくは削り、ダイマックスをf:id:csunny:20210706072358p:plainf:id:csunny:20210706072409p:plainでしのぎ、f:id:csunny:20210706072409p:plainのバークアウト、甘えるで能力を下げ、強引にこちらの後発ダイマックス f:id:csunny:20210706073650p:plainを通しに行きました。

f:id:csunny:20210713161044p:plainが相手でも、f:id:csunny:20210713160537p:plainが瞑想を一回積めば、悪の波動を2耐え出来る程度には硬くなるので、相手のダイマックスさえしのぐことが出来れば勝機はあります。

 

【S16,17最終結果とS21に向けて】

f:id:csunny:20210710095823p:plainf:id:csunny:20210710095839p:plain

各シーズンの最終結果は以下の通りです。

S16  

最終レート2124  最終順位5位

122勝54敗 勝率69.3%(最終50戦勝率78%)

S17  

最終レート2065  最終順位19位

124勝60敗 勝率67.4%(最終50戦勝率66%)

 

2シーズンを通じて2勝1敗ペース以上を安定して続けられました。

特に基本選出の4体の安定感は素晴らしかったです。

 

パーティの完成度としてはS17の方が高いと感じており、S16とS17の成績の差は終盤の環境の影響が大きいと考えています。

S16では圧倒的なf:id:csunny:20210710111358p:plain環境であり、特に上位で安定した勝率を残すことが出来ましたが、S17は特に終盤でf:id:csunny:20210710111416p:plainが増加しており、ある程度対策はしていたものの、f:id:csunny:20210710111428p:plainには厳しい環境でした。竜王戦環境は禁止伝説枠のパワーが高すぎて、一般ポケモンでは全ての型を考慮した対策は不可能であるため、禁止伝説枠の有利不利を覆すことは難しく、ある程度は諦めるしかないのかな、といった印象です。(私が苦戦していたf:id:csunny:20210710111416p:plainf:id:csunny:20210710111358p:plainには明確に不利を取るため、結局は禁止伝説枠のジャンケンです。)

 

S21ですが、ダイマックス禁止ということで、本記事のような強引なf:id:csunny:20210710111428p:plainの運用は難しいです。特にダイスチルによるBアップが出来ないことが大きく、技構成そのものを見直す必要がありそうです。

ただ、S21で流行が予想されるf:id:csunny:20210710111205p:plain入り受けループには有利な構築となりますので、S21ではまずは本構築をベースに構築検討していきたいと考えています。

 

ここまで長文にお付き合い下さりありがとうございました。

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。

【S19 最終75位 最終レート2008 / S18 最終14位 最終レート2105】壁レジエレキ始動ロトムランド

こんばんは、さにーと申します。

今回は、S18,19の2ヶ月に渡り使用した構築の記事となります。

記事の投稿としては初めてとなりますので、至らぬ点あればご指摘下さい。

○構築経緯

○個体紹介

○選出パターン

○S18,19振り返りと反省

の順で記載しています。

 

並びはこちらとなります。

f:id:csunny:20210701215648j:plain

 

【構築経緯】

S18では、S14一位の方の影響で連撃f:id:csunny:20210705150743j:plainf:id:csunny:20210705130150p:plainf:id:csunny:20210705130202p:plain+地面枠のような並びが増加しており、技範囲で見れば悪巧みf:id:csunny:20210705130215p:plainの刺さりがよく、f:id:csunny:20210705130229p:plainの欠点である低い耐久値を壁によって補助することで、特殊エースとして主軸にしようと考えました。

壁貼り要員としては今回はf:id:csunny:20210705130241p:plainを選択しました。(f:id:csunny:20210705130251p:plainの採用理由は個体紹介で記載します)

ただ、f:id:csunny:20210705130302p:plainを主軸にするに当たって障害となるのが怪電波f:id:csunny:20210705130338p:plainでした。特に今回のように壁展開で使用すると数的不利を取りやすく、f:id:csunny:20210705130347p:plain後出しから余裕を持ってTODに持ち込まれてしまいます。

その問題を解決するために、f:id:csunny:20210705130357p:plainに身代わりを持たせました。壁下でf:id:csunny:20210705130405p:plainの10万ボルトを身代わりが耐えるよう調整しているため、身代わり下で悪巧みを積むことで、怪電波をかわし、壁が切れるまでに十分能力ランクを上げることが出来ます。

物理エースにはf:id:csunny:20210705130417p:plainに打たれる地面技に後出しが効き、f:id:csunny:20210705130431p:plainが打点を持てない草タイプに高火力の飛行技を打ち込めるf:id:csunny:20210705130442p:plainを選択し、f:id:csunny:20210705130452p:plainf:id:csunny:20210705130501p:plainf:id:csunny:20210705130512p:plain(壁+特殊物理両エース)を基本選出としました。

残りの3枠f:id:csunny:20210706172533p:plainf:id:csunny:20210706172542p:plainf:id:csunny:20210706172552p:plainは、f:id:csunny:20210705130522p:plain始動が難しいパーティへの対策を意識して選択しました

 

【個体紹介】

1,f:id:csunny:20210706084146p:plainドラパルト@ラムのみ

特性:すり抜け

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:163-172-95-108-96-213

努力値:0-252-0-0-4-252

技構成:

ドラゴンアロー/ゴーストダイブ/だいもんじ/竜の舞

調整:

A→火力が足りないため振り切り

D→残り ダウンロードA↑調整

S→特化 スカーフf:id:csunny:20210705151700p:plain、ミラー考慮し特化

役割:両刀エース 催眠対策枠 f:id:csunny:20210705131845p:plain絡みのサイクルの崩し

 

f:id:csunny:20210705131859p:plainを見て初手に出されやすい、f:id:csunny:20210705131911p:plainf:id:csunny:20210705131920p:plain等の地面枠の起点作り展開に対する対策として、ラムのみ竜の舞f:id:csunny:20210705131929p:plainを採用しました。

f:id:csunny:20210705131940p:plainを出すことが出来ない場合、本構築ではスカーフf:id:csunny:20210705151719p:plainが重くなってしまうため、この枠は上から殴ることのできるf:id:csunny:20210705131951p:plainである必要がありました。

技は、積み技の竜の舞、デメリットのない竜打点のドラゴンアロー、ダイホロウ媒体となり相手のダイマックスターン枯らしにも使えるゴーストダイブ環境に増加していた鉄壁f:id:csunny:20210705132002p:plain対策としてサブウェポンにだいもんじを採用しました。

特性すり抜けについてですが、壁構築ミラーで活きる他、f:id:csunny:20210705132016p:plainをはじめとする身代わり採用のポケモンに刺さる場面がかなりあったため、特性の選択としては間違ってなかったと思います。(先述の通り、地面枠がf:id:csunny:20210706232104p:plainf:id:csunny:20210706232111p:plainのパーティに主に出していたため、地面枠がf:id:csunny:20210706232148p:plainのパーティにはあまり出さず、クリアボディが活きる場面はこのパーティでは少なかった印象です。

 

2,f:id:csunny:20210706084200p:plain霊獣ランドロス@命の珠

特性:威嚇

性格:意地っ張り(A↑C↓)

実数値:165-216-110-x-100-143

努力値:4-252-0-0-0-252

技構成:

じしん/ストーンエッジ/そらをとぶ/剣の舞

調整:

H→残り

A→特化

S→振り切り S+1で最速f:id:csunny:20210705132028p:plain抜き

役割:物理エース 電気と地面の一貫切り 威嚇によるサイクル補助

 

耐性優秀な物理エースです。

技は、積み技として剣の舞、タイプ一致安定打点のじしん、ダイジェット媒体のそらをとぶ、サブウェポンの岩技には火力重視でストーンエッジを採用しました。

f:id:csunny:20210705132040p:plainで対応出来ない天然勢を倒す必要があるため、素の火力が高いA特化命の珠持ちで採用しました。

Sを最速にしない弊害としては現環境では最速f:id:csunny:20210705132051p:plainを抜かせないことが大きいですが、それを補って余りあるメリットがA特化にはあると考えています。

各技を打つ時に意識していた主な相手としては以下の通りです。

○ダイジェット、ダイアース

HBf:id:csunny:20210705132115p:plain A+2ダイジェット、アースで確定1発 陽気だと乱数

耐久無振りf:id:csunny:20210705151700p:plain ダイジェット、アースで確定1発 陽気だと乱数

H244振りf:id:csunny:20210706172542p:plain(HD想定) ダイジェット、アースでダメージが全体HPの65.4%〜入るため、受け出しからダイマックスされても次のダイジェット、アースでほぼ落ちる

○ダイロック

HBf:id:csunny:20210705132101p:plain ダイロックで乱数1発(62.5%)砂ダメ込み確定1発

○非ダイマックス技

HBf:id:csunny:20210705132147p:plain じしんで乱数2発(98%)

H252振りf:id:csunny:20210706235754p:plain ストーンエッジで確定1発

 

初手ダイマックス適正もあり、特性威嚇によるサイクル補助も出来るため、あらゆる選出に絡める万能ポケモンでした。

 

3,f:id:csunny:20210706084223p:plainレジエレキ@ひかりのねんど

特性:トランジスタ

性格:陽気(C↓S↑)

実数値:178-121-98-x-71-256

努力値:180-4-220-0-4-100

技構成:

ワイルドボルト/大爆発/リフレクター/ひかりのかべ

調整:

H→ワイルドボルト反動ダメージ対策でなるべく高く

A→残り

B→A特化f:id:csunny:20210705132202p:plainグラスフィールド下鉢巻グラススライダー乱数1発(6.3%)

D→壁下でC特化C+1f:id:csunny:20210705132210p:plainの破壊光線媒体ダイアタック乱数1発(12.5%)

S→スカーフ最速f:id:csunny:20210705132238p:plain抜き

役割:壁貼り要員

 

壁貼り要員としては他にも候補がいますが、今回はf:id:csunny:20210705132249p:plainを採用しました。

技は、コンセプトの両壁、自主退場技として大爆発、構築上重いf:id:csunny:20210705132259p:plainへの打点となり、大爆発の威力を落とさない物理電気技のワイルドボルトを採用しました。

調整としてはスカーフf:id:csunny:20210705132309p:plain抜きのSを確保して、Bはf:id:csunny:20210705132318p:plainの鉢巻グラススライダー耐え、Dはアタッカーf:id:csunny:20210705132326p:plainの前で両壁を貼れるようダイアタック耐えを目指して、自分なりにダメージ計算を回して一番効率が良いと考えるものとしましたが、よりよい調整があるかもしれません。

f:id:csunny:20210705132337p:plainのようにHBD全ての数値が低いポケモンの調整は難しいです。

壁貼り要員としてf:id:csunny:20210705132347p:plainを採用した理由としては以下のようなものが挙げられます。

○自主退場技の大爆発を持つ

○ほとんどのスカーフ持ちの上から壁を貼ることが出来るため、出落ちが少ない

○命の珠f:id:csunny:20210705132358p:plainに後出しし、ダイジェットを打たれても上から光の壁を貼ることが出来る

○相手の地面枠の選出を半強制させる選出圧力を持っている(裏のf:id:csunny:20210705132408p:plainが腐りにくい、相手の選出を予想しやすい)

○地面枠を選出されなかった場合には、ダイマックスをして自身がエースとなる選択が取れる

特に後ろの2つが他の壁貼り要員にはないf:id:csunny:20210705132418p:plain独自の性能と考えています。

 

4,f:id:csunny:20210706084236p:plainウォッシュロトム@たべのこし

特性:浮遊

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:157-x-151-129-138-114

努力値:252-0-84-28-84-60

技構成:

10万ボルト/ハイドロポンプ/身代わり/悪巧み

調整:

H→振り切り

B→A特化一撃f:id:csunny:20210705151051j:plainの暗黒強打乱数1発(6.3%)

C→C+2 10万ボルトでH252振りf:id:csunny:20210705132440p:plain乱数1発(93.8%)

D→壁下で身代わりがC実値177(C252振りf:id:csunny:20210705132453p:plain)の10万ボルト最高乱数以外耐え

S→準速f:id:csunny:20210705132532p:plain抜き

役割:怪電波で止まらない特殊エース

 

 構築経緯にも書いたように本構築の起点です。f:id:csunny:20210705132544p:plainによる壁のサポートを受け、悪巧みにより全抜きを狙います。

技は、コンセプトの身代わり悪巧みとタイプ一致技2つ、電気技はf:id:csunny:20210705132555p:plainへの与ダメを意識し10万ボルトとしました。

f:id:csunny:20210705132605p:plainが地面枠を呼ぶことと重なって、怪電波f:id:csunny:20210705132615p:plainを能力ランクが上がった状態のこのポケモンで突破できれば、そのままイージウィンを取れることが多かったです。

すり抜けf:id:csunny:20210705132626p:plainと草タイプ(主にf:id:csunny:20210705132703p:plainf:id:csunny:20210705132711p:plain)、水地面の貯水、呼び水勢には無力のため、これらのポケモンがいるときには選出を控えていました。

 

5,f:id:csunny:20210706084246p:plainポリゴン2しんかのきせき

特性:トレース

性格:生意気(D↑S↓)

実数値:191-101-112-126-160-72

努力値:244-4-12-4-244-0

技構成:

トライアタック/イカサマ/アイアンテール/自己再生

調整:

H→16n-1で最大値

D→f:id:csunny:20210705132720p:plainのC特化命の珠ダイジェット乱数2発(7.8%)

ABC→残り振り分け Bはきせきの倍率を考え偶数

役割:特殊数値受け ゴースト技の一貫切り

 

壁構築の天敵、すり抜けf:id:csunny:20210705132731p:plainへの対策枠として採用しました。また、f:id:csunny:20210705132738p:plain入りにf:id:csunny:20210705132750p:plainが出せない場合、f:id:csunny:20210705132759p:plain受けはこのポケモンしか出来ないため、ほぼ絶対選出となります。

技は、回復技の自己再生は確定として、タイプ一致打点で追加効果が強力なトライアタック、f:id:csunny:20210705132810p:plainへの打点となり相手の積みを阻害するイカサマ、f:id:csunny:20210705132821p:plainへの打点としてアイアンテールを採用しました。

特性はトレースを採用していますが、この主な理由としては天然f:id:csunny:20210705132832p:plain対策です。f:id:csunny:20210705132846p:plain側はトレースf:id:csunny:20210705132857p:plainを突破する手段がないため、数的有利を取ればTODで勝つことが出来ます。この構築ではフェアリー技の一貫もあるため、トレースでの採用は必須であったと考えています。

ただ、ダウンロード、アナライズの火力アップが優秀すぎるため、f:id:csunny:20210705132911p:plainの対策が必要ないパーティであれば採用理由は薄いと思います。

 

6,f:id:csunny:20210706084258p:plainピクシー@ゴツゴツメット

特性:天然

性格:図太い(A↓B↑)

実数値:202-x-134-115-110-84

努力値:252-0-228-0-0-28

技構成:

ムーンフォース/火炎放射/瞑想/月の光

調整:

H→振り切り

B→f:id:csunny:20210705150819j:plainの水流連打の乱数が特化の場合と変わらないところまで削りSへ

S→残り S60族は激戦区なのでなるべく高い数値に

役割:物理受け f:id:csunny:20210705150829j:plain対策 積みエースストッパー ドラゴン技の一貫切り

 

f:id:csunny:20210705140233p:plainと合わせてのf:id:csunny:20210705140243p:plainの誤魔化しと、一撃f:id:csunny:20210705150842j:plainの対策がこのパーティでの主な役割です。交換読みで毒づき等打たれた場合でも最低限f:id:csunny:20210705150855j:plainのタスキは潰せるようゴツゴツメットを持たせています。

技は、タイプ一致打点のムーンフォース、パーティ全体で炎打点が不足しているため火炎放射、積み技として瞑想、回復技の月の光を採用しました。

このポケモンf:id:csunny:20210705140257p:plainと異なり壁下であっても怪電波f:id:csunny:20210705140307p:plainで容易に止まるため、瞑想を持たせてはいますが、積みエースというよりは、相手の積みエースへの切り返しのためのクッションのような扱いをすることが多かったです。

 

【選出パターン】

多かった選出パターンとして4つ示します。

 

1,f:id:csunny:20210705130905p:plainf:id:csunny:20210705130916p:plainf:id:csunny:20210705130925p:plain

構築経緯にも記載した基本選出となります。

壁下のf:id:csunny:20210705131137p:plainで相手のPTを疲弊させ、そのまま勝ち切る、もしくは最後にf:id:csunny:20210705131147p:plainで一気に仕留めるパターンが理想形です。

 

2,f:id:csunny:20210705130816p:plainf:id:csunny:20210705130825p:plain+エース3体から1体f:id:csunny:20210705130834p:plainf:id:csunny:20210705130844p:plainf:id:csunny:20210705130852p:plain

f:id:csunny:20210705131200p:plainの突破手段が乏しいと判断したパーティ(f:id:csunny:20210705150915j:plainf:id:csunny:20210705150927p:plainの対面構築など)にはこの選出です。特に、アタッカーf:id:csunny:20210705131210p:plainの初手ダイマックス構築に対しては、壁下のf:id:csunny:20210705131221p:plainダイマックスを枯らした後、裏のエースを通していました。

 

3,f:id:csunny:20210705130747p:plainf:id:csunny:20210705130755p:plainf:id:csunny:20210705130805p:plain

f:id:csunny:20210705131233p:plainの威嚇で様子見して、サイクルを回す選出です。

f:id:csunny:20210705131256p:plainf:id:csunny:20210705131304p:plain入りにはf:id:csunny:20210705131245p:plainからの展開が難しくf:id:csunny:20210705131318p:plainの通りも悪いため、この選出をすることが多かったです。f:id:csunny:20210705131329p:plainf:id:csunny:20210705131338p:plainの威嚇で特性を確認し、クリアボディならそのままダイジェットで撃ち合い、すり抜け、呪われボディならば特殊型、起点作成型の鬼火を警戒してf:id:csunny:20210705131349p:plainに引くと決めていました。

 

4,f:id:csunny:20210705130710p:plainf:id:csunny:20210705130721p:plainf:id:csunny:20210705130732p:plain

f:id:csunny:20210705131443p:plainf:id:csunny:20210705131451p:plainの欠伸展開からの構築には先にf:id:csunny:20210705131500p:plainを展開し、f:id:csunny:20210705131512p:plainf:id:csunny:20210705131521p:plainでサイクルを回すこの選出で対応することが多かったです。特にf:id:csunny:20210705131530p:plainは吹き飛ばしの存在で身代わりf:id:csunny:20210705131540p:plainでの対応が難しいため、f:id:csunny:20210705131549p:plain入りにはこちらの選出を優先していました。

 

【S18,19振り返りと反省】

f:id:csunny:20210702205338p:plainf:id:csunny:20210702090512p:plain

各シーズンの最終結果は以下の通りです。

S18  

最終レート2105  最終順位14位

171勝104敗 勝率62%(最終60戦勝率68.3%)

S19  

最終レート2008  最終順位75位

128勝73敗 勝率63.7%(最終60戦勝率61.6%)

 

終結果の勝率だけ見るとS19の方が高いですが、S18はパーティの調整段階の戦績も含まれています。HOMEで最終60戦の勝率を確認し比較するとS18の方が高く、S19では最終盤の環境に上手くついていけなかったことが分かります。

 S18,19と通じて使用を続けたこの構築ですが、S19で成績を落とした理由としては以下が大きいと考えています。(あくまで主観です)

 

1,f:id:csunny:20210705140321p:plainの型の変化

S18と比べてS19では、怪電波耐久f:id:csunny:20210705140330p:plainが減少し、命の珠や鋭い嘴を持たせた火力のあるf:id:csunny:20210705140339p:plainが増加した印象です。耐久f:id:csunny:20210705140348p:plain相手にイージウィン出来るのがこの構築の強みの一つだったので、勝ちパターンが一つ減ってしまったような感覚です。

 

2,f:id:csunny:20210705140358p:plainの型、立ち回りの変化

S18ではタスキを持たせて起点作りに使用したり、初手にメテオビームを撃って一気に試合を決めに来るプレイヤーが多く、f:id:csunny:20210705140408p:plainの受け出しで十分に対応出来ていましたが、S19ではf:id:csunny:20210705140417p:plainの受け出しを想定しステルスロックから入ってサイクルを回す、交換読みアシッドボムで一気に崩す、といった立ち回りを多くされ、苦しい展開を強いられていました。

 

3,一撃f:id:csunny:20210705150943j:plainの増加

S18は連撃f:id:csunny:20210705151029j:plainが多く、基本選出のf:id:csunny:20210705140428p:plainからの壁展開で大体対応出来ていましたが、S19では一撃f:id:csunny:20210705151013j:plainが増加しf:id:csunny:20210705140440p:plainを絡める裏選出の回数が増えてしまいました。

 

4,処理方法が曖昧な草タイプの増加

基本選出のf:id:csunny:20210705140451p:plainが草タイプに不利を取るにも関わらず、裏の選出にその明確な回答を用意出来ていませんでした。特にf:id:csunny:20210705140502p:plainf:id:csunny:20210705140512p:plainがS18終盤からじわじわ増え始め、S18ではなんとか逃げ切れましたが、S19ではいよいよ剣の舞f:id:csunny:20210705140523p:plainや鉄壁f:id:csunny:20210705140533p:plainを誤魔化しきれなくなっていました。草半減が耐久の低いf:id:csunny:20210705154827p:plainしかいないためf:id:csunny:20210705154855p:plain後出しが出来ず、対面的な処理ルートしかなかったこと、炎打点が不一致低火力の2匹(f:id:csunny:20210705160122p:plainはダウンロード調整でCに下降補正、f:id:csunny:20210705160209p:plainはC無振り)のものしかなかったこと、この2点の改善がS20では必要です。

 

S20では上記の反省を踏まえて構築を見直して、さらなる上位を目指します。

ここまで長文にお付き合いいただきありがとうございました。

そして、改めてS19お疲れ様でした。

S20もよろしくお願いします。

 

何か質問等あればツイッター(https://twitter.com/LY95_sunny_poke)までお願いします。